団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★和田さん今度は押し紙問題や農業問題追求

2018年06月15日 | 日本再生

  和田政宗さんが、6月6日 、第1074回の「和田さん野田中央公園に言及」に、続いて又してもやってくれました。

  今度は、小坪さん等が追求してくれていた押し紙問題を取り上げてくれました。新聞社は絶対に書かないものだけに、こうやって質問してくれることで少しでも知られることが必要です。
  これが、本当に動き出せば、新聞社にとっては致命傷になるはずです。


  こちらの、遺伝子組み換え問題も大事です。


  反日売国左翼・在日野党は、和田さん一人より仕事をせずに日本の足を引っ張ることしかしていないことを恥じて貰いたいが、そんなもの持ち合わせてない反日売国左翼・在日共に何を言っても無駄でしょう。
  こんな奴等を選んだ国民こそ恥を知れ。と言うか、こちらも言うだけ無駄か。


★河野洋平元衆院議長の無情

2018年06月15日 | 拉致問題

  折角、息子が外相として頑張っているのに、売国奴の親が又とんでもない発言をしているようです。この男は一体どんな弱味を握られて居るのでしょうか。
  どう考えても、「日本に住んで日本国籍を持ち、日本語を話すけれど日本人でない者」としか思えませんね。

  何時もの阿比留さんも、この売国奴には呆れるしかなさそうです。痛烈に書いてくれています。
  最後に、衝撃的な事実を書いてくれています。

  産経ニュースより  2018.6.15

 【阿比留瑠比の極言御免】河野洋平元衆院議長の無情

   まだこんなことを言うのかと心底あきれた。河野洋平元衆院議長が13日に東京都内での講演で、次のように述べた件である。

 「植民地問題の処理もできていない国に、ただ(拉致被害者を)帰せ、帰せと言っても問題は解決しない。国と国の関係を正して、帰してもらうという手順を踏まざるを得ない」

 まずは、国交正常化と戦後賠償を優先しろということだろう。だが、実際には北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、12日の米朝首脳会談でトランプ米大統領に「安倍晋三首相と会ってもよい」と語っていた。

 どこかで聞いた理屈

 トランプ氏は会談で金氏に「安倍首相は拉致問題を解決しない限り、経済支援には応じない」と伝えたにもかかわらずである。トランプ氏は、首相に「金氏はオープンだった」とも述べたとされる。事態が大きく動くかもしれない時に、河野氏の発言は、まるで的外れだというしかない。

 また、今回の河野氏の言い分は、どこかで聞いたことがあるような理屈だと感じた人も少なくないだろう。筆者は、立憲民主党の辻元清美国対委員長が社民党所属議員時代の平成13年11月、インターネットに掲載されたインタビューでこう述べたことを連想した。

 「北朝鮮には(戦後)補償も何もしていないのだから、そのことをセットにせず『9人、10人帰せ』ばかり言ってもフェアじゃない」

 この後、辻元氏は批判を浴びて一応反省を示したが、13日には米朝会談の感想について、こう人ごとのように述べている。

 「日本が蚊帳の外に置かれているような外交になっている。自分たちが今まで言ってきたことのメンツは捨てなさい。実を取る外交に転換してほしい。人頼みはあかんのちゃいますか」

 そして河野氏の今回の発言は、辻元氏の17年近く前の言葉と似通っている。いずれもこれから日朝交渉を進めようという政府の足を引っ張り、北朝鮮を利する発言ではないか。

 甘い意見はいらない

 安倍首相は20年6月の都内での講演で、北朝鮮におもねるような政策を唱える国会議員らをこう強く批判している。

 「政府以外の人たち、特に有力な国会議員は政府より甘いことを言ってはいけない。政府より甘いことをほかの議員が言ってしまえば、北朝鮮はその甘い意見に乗って『有力な国会議員がこう言っているじゃないか。ここまで下りてきて当然でしょう。さらに譲歩しなさい』ということになる。これは交渉の常識だ」

 むしろ政府より厳しめの発言をして、政府が日朝交渉の際に「これだけ強い反対があるのを押し切って話を進めている」と言えるようにするのが筋だろう。

 拉致問題をめぐっては11年12月、外務省アジア局長に内定していた槙田邦彦氏が自民党外交部会で、こう言い放ったことがある。

 「たった10人のことで日朝国交正常化交渉が止まっていいのか。拉致にこだわり国交正常化が進まないのは国益に反する」

 これも批判を受けたが、後に別の外務省幹部から意外なことを告げられた。

 「あれはもともと、(外相時代の)河野氏のセリフだった。槙田氏はそれを引用した形だ」

 同胞の生命や人権にかかわる国家の主権問題を矮小(わいしょう)化して犯罪国家に忖度(そんたく)して自国にばかり譲歩を求める政治家とは、いったい何だろうか。彼らが考える国益とは何なのか、どうしても理解できない。(論説委員兼政治部編集委員)

  あの槙田のにっくきセリフが河野のものの引用だっとは驚きです。筋金入りというか正真正銘の売国奴ですね。
  やはり、息子に国会に引き出して貰いたいものです。それが、出来なければ、どんなに頑張っても総理の目は無いでしょう。

  横田哲也氏さんもこの発言に触れています。



  この機会に全員を取り戻せないないようでは日本の存続意義は無いでしょう。消滅も仕方無し。


★ポンペオ米長官、「2年半以内」非核化を

2018年06月15日 | 北朝鮮・チュチェ思想

  これから、米朝で核を何時までに廃棄するかの 交渉をするのだろうかとおもっていたら、ポンペオ長官が、北の非核化を2年半以内と発言したようです。

  2年半が速いのか遅いのか分かりませんが、リビアより長いのは、やはり、完成品の廃棄は時間がかかるということで しょうか。

  いずれにしても、これを金ちゃんが本当に飲むのでしょうか。拉致犠牲者も帰すのでしょうか。

  それも、やはりトランプさんの本気度次第でしょう。

   時事ドットコムより    2018/06/1
  
  ポ ンペオ米長官、「2年半以内」非核化を=軍事演習中止は交渉継続前提

 【シンガポール時事】訪韓中のポンペオ米国務長官は13日、北朝鮮の非核化について、「大規模な軍縮を2年半で達成で きると希望する」と述べ、トランプ大統領の任期の2021年1月までに非核化の大部分を完了したい考えを示した。ソウル で記者団に語った。トランプ氏と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が12日の会談で署名した共同声明に盛り込まれなかった 非核化の期限に初めて言及した。

 共同声明には、ポンペオ氏が「米国が受け入れられる唯一の結果」としていた「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化 (CVID)」が含まれず、「完全な非核化」という文言になった点について、「『完全』には検証可能と不可逆的が含まれ ている」と強弁した。その上で、共同声明に含まれていない合意事項もあると述べた。
 また、トランプ氏が明らかにした米韓合同軍事演習の中止について、建設的で誠実な交渉が行われることが前提条件で、前 提が崩れれば「中止は無効になる」と指摘した。
 ポンペオ氏は来週にも米朝高官協議を行う意向を示した。非核化に向けた具体的な取り組みについて話し合いを始める。
 
  それにしても、アメリカは思ってた以上に動きが速いのじゃないでしょうか。それだけ本気でやってくれているのかも。 やはり、見守るしかないですね。


金正恩氏「安倍首相と会ってもよい」

2018年06月15日 | 拉致問題

  米朝会談の中身が少しずつ分かってきれいるよ うです。日本にとっては最大の問題である拉致問題は、トランプさんからの安倍さんへの電話により、金ちゃんがあっても良 いと言ったことが分かったようです。

  と言うことで、これからは日朝の交渉になるようです。これからは日本の覚悟でしょう。今までのような外務省任せの弱 腰交渉では進まないのじゃないか。それとも、アメリカのバックがあるので今までとは違った進展になるのでしょうか。

  産経ニュースより      2018.6.14

  日 朝首脳会談へ本格調整 金正恩氏「安倍首相と会ってもよい」 トランプ大統領に伝える

  12日の米朝首脳会談で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長がトランプ米大統領に対して「安倍晋三首相と会ってもよい。オープンだ」と 述べていたことが13日、分かった。これを受け、日本政府は日朝首脳会談の本格調整に入った。安倍首相は14日に拉致被 害者家族と首相官邸で面会を予定しており、ここで拉致問題解決に向けた交渉方針を説明する意向だ。

 複数の政府関係者が明らかにした。金氏の意向については12日中に米政府から複数のルートで日本政府に伝達されたとい う。

 米朝首脳会談で、トランプ氏は「完全な非核化を実現すれば経済制裁は解くが、本格的な経済支援を受けたいならば日本と 協議するしかない」との旨を金氏に説明。その上で「安倍首相は拉致問題を解決しない限り、支援には応じない」と述べたと される。

 この説明を受け、金氏は、安倍首相との会談に前向きな姿勢を示したという。会談中に北朝鮮側は「拉致問題は解決済み」 という従来の見解は一度も示さなかったという。

 政府関係者によると、水面下の米朝折衝でも、北朝鮮側は日朝協議に前向きな姿勢を示していたという。

 トランプ氏は米朝首脳会談後の記者会見で、拉致問題について「共同声明に盛り込まなかったが、(会談で)取り上げた。 安倍首相の最重要課題でもあるからだ」と説明。安倍首相は12日夜、トランプ氏との電話会談後、拉致問題について「日本 が北朝鮮と直接向き合い、解決していかねばならないと決意している」と述べた。

  それにしても、この機会を逃せばもう解決はないでしょうね。それだけに、覚悟を決めて交渉に望んでもらいたいもので す。


★自民参院比例「70歳定年」形骸化?

2018年06月15日 | 日本再生

  腰の引けた自民党の代表のような年寄り達が、70歳定年制の撤廃を要求しているようです。70歳といえば、まさに嫌われものの我々団塊の世代じゃないですか。
  確かにマハティールさんのような常人では考えられないような方もおられますが、その実績に匹敵する議員がいるとは思えません。それも比例代表だそうですから、引退しても良いのじゃないでしょうか。
 それとも、マハティールさんに匹敵するだけの仕事をする自信があるのでしょうか。もし、そうであるなら、今までに実績を残されているのじゃないでしょうか。

  何と言っても、未だに憲法改正もせずに録を食んで来たのですから、今後も期待はできないでしょう。どうか遠慮せずに老後を楽しんでください。 

  産経ニュースより   2018.6.5

 自 民参院比例「70歳定年」形骸化? 異例の該当9人、全員が公認希望 波乱火種に再検討論も

  自民党が進める来年夏の参院選の候補者選定に「高齢化問題」が生じている。比例代表候補は70歳未満と定めた内規 の対象となる9人の改選議員全員が特例扱いでの公認を希望しているからだ。過去の特例は多くても数人で、今回認めれば「定年制」 が形骸化し、若手を中心に批判が噴き出すのは必至だ。党幹部からは高齢化時代に応じた対象年齢の引き上げを求める意見も出始めて いる。

 自民党の吉田博美参院幹事長は5日の記者会見で、定年制の例外の適用について「批判の声があることは真摯に受け止めなければい けない」と述べた。その上で「国会議員にエイジフリー(年齢にかかわらず)はないのか。これから議論の対象になるのではないか」 と述べ、定年制を再検討する可能性に言及した。

 自民党は昭和58年以降、参院選比例代表候補の条件を「任期満了日に原則として満70歳未満」としてきた。来年夏に改選を迎え る現職の該当者は、山東昭子、柘植芳文、山田俊男、佐藤信秋、羽生田俊各氏ら9人に上る。塩谷立選対委員長に対し、9人は全員、 立候補の意思を示した。

 選定基準は「総裁が国家的有為な人材と認めた者」や「支持団体が余人をもって替えがたい候補者と決定し総裁がこれを認めた者」 への特例扱いを認めている。例えば佐藤氏には全国建設業協会、羽生田氏には日本医師連盟といった強固な支持基盤がある。ただ、過 去3回の参院選の特例は1~2人で、その前は4回連続「適用なし」だった。

 この規定で引退や離党に追い込まれた大物もいた。平成22年の参院選では、当時73歳の山崎拓元副総裁、同74歳の片山虎之助 元総務相が比例代表での出馬を目指したが、党執行部は公認しなかった。山崎氏は国政復帰を断念し、片山氏は離党して他党から出馬 した。

 25年の参院選は、71歳だった大日本猟友会会長の佐々木洋平元衆院議員が公認された。これに対し、当時の小泉進次郎青年局長 が「そんなことやったら、やっぱり自民党は変わってないと思われる」と厳しく批判した。

 今回9人もの特例が認められれば、反発は以前にも増して強まるのは確実だ。若手女性議員の一人は「参院の任期は6年もある。今 は『やれる』と思っても6年後はどうか分からない。やれるうちに勇退し、後進育成のために時間を使ってもらいたい」と訴える。

 一方、該当者の一人である木村義雄参院議員(70)は5日、産経新聞の取材に「65歳以上が高齢者といわれているが半世紀前の 話だ。今は平均寿命が80代に延びている。そもそも年齢で差別する日本は時代遅れ。今どき年齢制度を導入しているなんて時代錯誤 だ」と70歳の「定年制」を批判し、参院選に出馬する意向を重ねて示した。(原川貴郎、今仲信博)

  なんと、この木村義雄も香川の議員です。何だか、香川は日本の足を引っ張る議員ばかりですね。本当に情けない。


★日本が開発したサツマイモの品種、韓国に流出!

2018年06月15日 | 韓国

  韓国によるイチゴの盗難問題を。5月5日、第1789回の「★カー娘もぐもぐイチゴでも注目」などで取り上げて来ました。
  カー娘の能天気さにもがっかりさせられましたが、それを全く報道しない反日売国左翼・在日マスメディアには呆れるしかありませんでした。

  今度は、サツマイモもという話題がありました。開発者が権利保持者の「農研機構」に10年も前から登録を働き懸けていたにも関わらず、面倒だと放置していたようです。
  何とも、素晴らしい甘さですね。韓国は、何ともありがたい国が隣にあると笑っていることでしょう。
  ここでも、農水省は何の動きもしていないのでしょう。と言うか、積極的に韓国に提供していたりして。

  リンク元に画像も沢山あります。

  探偵ファイルより       2018.06.08

  日本が開発したサツマイモの品種、韓国に流出!原因は公的機関の「怠慢」?

 平昌五輪でカーリング女子日本代表が「おいしい」と絶賛した韓国のイチゴが、日本から流出した品種に由来するものであったと判明して大きな話題になったことは、記憶に新しい。このような問題は、他の農作物にも見られるようだ。韓国で人気のサツマイモ「べにはるか」も、日本で開発された品種が流出した一例である。

  べにはるかは、九州沖縄農業研究センター所長だった山川理氏が、2007年に開発した。山川氏のツイートによると、べにはるかは韓国での栽培面積の約半分を占めたという。「日本の研究者さん有難うと感謝され、複雑な気分でした」。さらに、海外では「日本から導入したムラサキイモの生産も始まっている。ジュースやいも蜜も登場。もとは日本発の成果だ」。

 「サツマイモの研究者は頑張ってきたのに、栄養学や医学の専門家、はたまたコメ中心の農業政策に問題があるかも」と山川氏は指摘。「世界的な考え方と大きく異なる日本。これもガラパゴス現象の一つ?」と述べている。その後、『サンデー毎日』2018年4月22日増大号に、山川氏のインタビュー記事が掲載された。

 「よくぞ韓国人好みのべにはるかを開発してくれたと喜ばれた」という。だが、「ライセンス料が日本に入ってこない。複雑な気持ちで、苦笑するしかありませんでした」。「10年前から品種登録をすべきと権利保持者の農研機構(農業・食品産業技術総合研究機構)に言ってきたのに、手続きが煩瑣なこともあって怠ってきたために起きた結果だ」。

 こうした経緯から、韓国でのべにはるかの普及を、日本側が「不当」と主張することはできないというのだ。当サイトでは、農研機構の知的財産課に話を聞いた。担当者によると、『サンデー毎日』の記事については知らなかったそうだ。ライセンス料を得るために海外で品種登録することは、山川氏が述べている通り、様々な困難を伴うという。

 そもそも、登録が実現しないことが多いと、担当者は述べる。登録出願の書類は、特許事務所等を経由での提出となるため、その作業自体はそれほど難しくない。だが、種苗を提出する際に検疫等があるために、結果として出せないことがあるという。さらに、無事に提出できたとしても、登録が実現するまでに数年かかるそうだ。

 山川氏から農研機構に繰り返し働きかけがあったとされる点について詳細を尋ねたが、『サンデー毎日』の記事を実際に読んだ上で上司にも確認する必要があり、現時点では回答できないとのことだった。べにはるかに関して、今から海外で品種登録することは不可能なのか。そのように聞いたところ、それはできないという。

 海外での品種登録を行うことができるのは、国内での譲渡もしくは販売の開始から4年以内のものに限られるというルールがあるからだ。したがって、国内で登録出願してから、短期間のうちに海外での登録出願も行うことが必須となる。べにはるかの場合、既に4年以上が経過しているため手遅れであると、担当者は説明した。

 手続きが大変であること、首尾よく事が運ばない場合もあることは、事実なのだろう。しかし、苦労して新品種を開発した研究者が、登録のために最大限の努力がなされてほしいと願うのは、もっともなことだ。一般的に、これまで日本の農業分野では、知的財産権に関する認識や対応が非常に甘かったと言われる。現状の早急な改善を期待したい。

  それにしても、世界一の平和ボケ国と世界一ずるい国が隣通しというのも何とも皮肉ですね。というか、特亜3国に囲まれて、ここまでノー天気な日本は世界の笑いものでしょう。

  それ以上に、これだけ被害に合いながら何の手も打たない政府・農水省等の仕事振りにはあきれるしかないですね。


★不思議な独裁者、習近平が現代中国にどうして生まれたのか

2018年06月15日 | 中国

  習王朝の崩壊をトランプさんがやってくれると期待していますが、これもトランプさんの覚悟次第なので、何が起こるかは分かりません。

  そんな中、石平さんと産経の矢板明夫さんが面白い本を出してくれたようです。お二人とも、文革時代に育ったのだそうです。
  矢板さんは、中国に傾いているような産経の記事の中では、辛口で書いてくれているので安心して読めます。この辺も、本当の中国が分っているからなのでしょうか。

  何時もの、宮崎さんが書評で取り上げてくれ体ます。

 宮崎正弘の国際ニュー ス・ 早読みより  平成30年(2018年)6月7日(木曜日) 通巻第5719号 

  書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW 

 不思議な独裁者、習近平が現代中国にどうして生まれたのか
  あの日中友好ムードが、何故とげとげしい日中関係に陥没したのか

 石平v 矢板明夫『私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた』(ビジネス社)

 じつにスリルに富んだ体験談に溢れた本である。
ともに文革時代を中国で生きて、目の前で起きた惨劇を体験しただけに全ての経験談が迫真に満ちているのだ。
 「子供の時分からこのような密告社会に身を置いていると、結論としては誰もホンネを言わなくなる。嘘しかつかなくなる」(矢板)という実体験が身に染みる。
 誰も信用しない社会は表面上、のっぺらぼうのシステムに見える。
 残留孤児として天津で育った矢板氏は、日本人であることがすなわち「外国のスパイ」だとしていじめにあった。
ところが田中訪中があって、日中国交回復がなると、途端にちやほやされ始め、その豹変ぶりになんとも言えない違和感を抱く。

 対談相手の石平氏のほうはと言えば、両親は大学教授だったがために「知識青年」として下放され、少年期を石さんは祖父の元で育った。漢方医だった祖父は論語を教え、世間の常識を教える人だった。
 それでも周囲の環境を見ながら育つから、世の中はこんなものだと認識していた。
 毛沢東の写真が掲載された新聞に芋を包んだだけで処刑されたおばさんがいた。肉は配給で週に一度。極貧のなかにあっても、アメリカはもっと貧しいと洗脳され、中国は世界一幸せな国民と信じてきた。
あの時代、情報が閉鎖され、操作されてきたからである。

 地獄の十年といわれた「文革」が終息し、やっとこさ大学が再開されると、一斉に統一試験が行われたが、高校の先生と現役の生徒と、そして老齢のひとも一斉に試験を受ける有様だった。生徒が合格し、先生が落ちたという悲喜劇もあった。
 日本の映画が解禁されるや『君は憤怒の河を渡れ』と『幸せの黄色いハンカチ』が凄まじいブームとなって、中国では高倉健がヒーローになった。中野良子がヒロインだった。
 当時は日本を批判する社会的ムードは皆無に近く、友好友好と叫んで、すこしでも日本に近付こうという社会風潮になった。
 北京大学をでて「配給された」仕事場が四川大学。そこで教鞭をとることになった石平氏は、本当のことを教えると周りから疎まれ、やがて日本留学中の友人から『日本に来たら』と誘いを受けた。
じつに衝動的に日本語も出来ないのにふらりと日本に留学を決めたという。

 天安門事件で批判の嵐に直面した中国共産党は、突如『反日』に舵取りを換え、爾後、中国において日本は敵となった。
無知蒙昧の大衆を統治するには、つねに仮想敵を必要としているからだ。
 なにしろ日本の温泉ブームにあやかった中国で、ならば一儲けと温泉発見のために、日本から専門家を呼び寄せたが、それが『スパイ』とイチャモンをつけられて、まだ一年以上も勾留されている。我が物顔で中国にいた「日中友好屋」も、なぜかスパイといわれ、まだ拘束されている。不思議な国である。
 習近平がいかに無能であるかを、両人はその体験を踏まえて、実例を具体的に挙げて描き出す。じつに示唆に富んでいる。

  結局は、習が何を勘違いしたか王朝を目指したということでしょうか。これが、上手く行けば世界にとっては危機ですが、どうやら、最後の王朝として中国を崩壊させることになるのじゃないでしょうか。と言うか、そうなって欲しいですね。

どうなることやら!