金の亡者達には東京は起業する魅力が無いようです。マネーゲームの起業に魅力が無いのだとしたら健全なのかも知れないのじゃないでしょうか。
宮崎さんがそんなビリオネア達を取り上げてくれています。健全な製造業などの起業は歓迎しますが、やはり金の亡者たちのマネーゲームの起業は歓迎出来ません。
日本は、健全な企業が集まる国であってほしい。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)11月29日(火曜日) 通巻第7538号
昨日まで貧乏で無名の若者が、突如世界的ビリオネアになるとき
中国の夢は欧米の規制から逃れた分野。ドバイで実現した
バイナンスのCEOは趙長鵬(45歳)。『フォーブス』の表紙を飾ったのは、この趙とFTXのバンクマン=フリードだった。バンクマンはFTX破産で「墜ちた偶像」となった。
趙長鵬は2021年度の世界大富豪番付33位。江蘇省生まれ、カナダ移住組。『フォーブス』に拠れば資産は300億ドルを超えると言われる。
この人物、世界最大の暗号通貨取引所バイナンス(BINANCE)の創設者兼CEOである。同社はFTX救済合併に動いたが、途中で買収案を撤回したことでも世界のメデイアを沸かせた。
父親は中国の大学教授だった。89年の天安門事件で中国に失望し、一家でカナダのブリティッシュ・コロンビア州バンクーバーに移住した。趙長鵬はマクドナルドで皿洗い、コック。モントリオールのマギル大学で計算機科学専攻した。
大学卒業後、東京証券取引所の下請け会社で取引注文のソフトウェアを開発した。その後、ブルームバーグで先物取引のソフトウェアを開発した。つまり先見力があり、未来のビジネスを予想できたのである。
2017年、OKコイン時代に稼いだ1500万ドルの資本でバイナンスを創設、僅か8ヶ月で、取引量世界最大の暗号通貨取引所となった。同時に暗号通貨のブロックチェーン・ネットワーク(Binance Smart Chain)も設立し、分散型金融分野を広げた。
しかし、暗号通貨取引はFTXの倒産で冬の時代に突入した。今後、どうなるか。ピーク時(22年初)には一日に760億ドルを処理したといわれ、彼の個人資産は959億ドルに達していた。2021 年には200 億米ドル以上の収益を上げた。
米国ばかりか、バイナンスは中国との関係で批判された。かれは数年ほど、人民元取引を中国で開始していたが、2021 年 9 月に中国当局はビットコインのみならず、すべての仮想通貨取引を禁止した。
バイナンスはイランでも暗号通貨取引と展開したため、米国の制裁条項に該当し、ドバイを拠点に移した。
超長鵬はドバイが「暗号通貨に積極的」と表現した。
趙長鵬 は 2021 年後半に本丸をドバイに移転したが、その前まで( 2019 年から 2021 年まで)シンガポールを拠点としていた。いずれにしても起業家の若者達が東京を忌避している。
幾ら頭が良くても金が金を産む世界で活躍するのはどうにも嫌悪感を持ってしまい間す。
とは言え、製造業でも同じ金の亡者が蠢いているのは間違いないようです。やはりマネーゲームの廃止が望ましい。