習皇帝のサウジ訪問でのサウジ重視にイランが怒り心頭のようです。当然ですね。
それに対して習皇帝は政治局員に残れなかった胡春華第一副首相をテヘランに送って返って怒りを買っているようです。
宮崎さんが報告してくれています。イランの怒りを習皇帝はどう収めるのでしょうか。ますます、混沌として来そうです。
やはり、第三次世界大戦もあるのかも。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)12月15日(木曜日) 通巻第7553号
イラン、中国のサウジ重視に怒り心頭
「補填を真剣に要求する」とイラン大統領が中国副首相に
イランのライシ大統領は、12月13日、「中国の習近平国家主席が最近行った地域訪問において示した行動と言動はイラン政府や人々の不満につながる」と間接的な怒りを表明した。
直前の習近平のサウジ訪問ならびにイランと敵対する湾岸諸国との積極的な投資に批判を加えたことになる。
その上、習のサウジ訪問が終わってから「第一副首相」レベルで、しかも政治局員に残れなかった胡春華第一副首相をテヘランに送ってくるとは、「おぬし、なめるなよ」という感じだろう。
12月12日にテヘラン入りした胡春華副首相は、イランとの2国間関係発展のため通商・経済使節団を率いた。13日にライシ大統領と会談した。
この席でライシ大統領は、イランと中国の両国関係がイスラム革命以後に拡大してきた経過を評価しつつ、「習近平国家主席が最近行った地域訪問で示した立場の一部は、イランの人々や政府の不満や不快につながり、イランは補填を真剣に求めるところとなった」と述べたのだ。
胡春華副首相は習近平国家主席のメッセージを伝達し、自国の恒久的戦略としての強力な対イラン関係拡大政策は不変だとした。
そのうえで胡春華は「中国はイランの国家主権と領土保全を尊重しており、基本的国益を保とうとするイランの努力を支持している」とした。
この一連のドタバタを裏返して見ると、中国はサウジを重視して米国に露骨に対応するため国家主席が12月7日からリヤドを訪問し、ここに湾岸諸国首脳をあつめて会議を開催し、これよみよがしにイランを刺激した結果になる。それがイランの受け取り方である。
重要会議が終わってから意図的に胡春華をテヘランにおくり、あたかも「釈明特使」のような損な役割をやらせた。
まさに習近平の底意地の悪さだが、イランはペルシア伝統をひく誇り高い民族であり、大統領が「補填を真剣にもとめる」とおおやけに発言したことに留意しておくべきだろう
どうやら習皇帝は完全にドジを踏んだようです。これは面白くなりそうですね。
Haranoさんも取り上げてくれています。
これが習皇帝による幕引きの決定打になって貰いたいものです。それにしても、ここまで追い詰められると、台湾侵攻の可能性はますます高くなってきたのも間違いないでしょう。