団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

輸出比率

2008年05月16日 | 太陽光発電

  第3159回で太陽電池のコストダウンが意外と早そうだがそれまでに日本の太陽光発電の業界が持つだろうかと心配しました。
  というのもメーカーの増産にもかかわらず日本の市場の冷え込みが酷く、殆どが海外向けになっているように思えるからです。
  そんな輸出の比率がどのくらいあるのかの数字はあまり表にはでてきませんでしたが、思ってた以上にその比率は高いようです。

日経エコロミーより

  (5/12)新エネルギー、海外に照準・太陽電池など、優遇制度追い風

 …

 二酸化炭素(CO2)の排出量がゼロの新エネルギー、太陽光発電と風力発電に取り組む企業が海外に事業の主軸を移している。国内の太陽電池メーカーは輸出の拡大を進め、2007年には輸出量が国内出荷の3倍に達した。風力に関しては発電事業者が欧米を中心に新規の発電所立地を進めている。欧米は新エネルギー導入の優遇策を強化しており、市場の伸びは国内を大きく上回る。今後も新エネ関連装置メーカーや発電事業者の海外展開が加速しそうだ。

 太陽電池で国内最大手のシャープは07年の製品の輸出量が全生産量の8割程度に達した。現在、堺市で原料のシリコン使用量が少なくコストが低減できる「薄膜型」の新工場を建設しているほか、10年中にも海外に工場を建設する。両工場が稼働すれば、生産能力は出力換算で100万キロワットと07年の生産量の3倍に拡大。欧州市場は10年には06年の3倍の300万キロワットに需要が拡大すると予測されており、同地域を中心に拡販する。

  何と輸出が8割とは驚きです。日本市場はここまで冷え込んでいたのですね。私の営業力なんか歯が立たないはずです。これじゃ、本当に業界が持ち堪えられないかもしれませんね。

  そして、日本市場を見限った商社が世界で事業展開をしているようです。

EDリサーチ社

  200859

住友商事、スペイン・カナリー諸島で大型太陽光発電事業を開始

 住友商事は0859日、スペイン・カナリー自治州テネリフェ島において日本企業が事業主体のプロジェクトとしては過去最大級となる出力9000kWの太陽光発電事業を実施する、と発表した。3月中旬に住友商事が出資する事業会社とみずほコーポレート銀行との間に融資契約を締結した。プロジェクト総額は約85億円で、そのうち約70億円をプロジェクト・ファイナンス方式により調達する。住友商事はテネリフェ島政府子会社のITER(再生エネルギ技術研究所)ほか地元資本と共同設立した事業会社EVM2 Energias Renovables社の株式を43%保有しており、筆頭株主として事業を主体的に運営する。事業に用いる太陽光発電パネルはすべてシャープより調達する。事業会社は08年後半より操業を開始し、以後25年間にわたりスペイン政府の再生エネルギ電力買取制度に基づき、スペイン最大手電力会社Endesa社の100%子会社であるUnelco Endesa社に電力を販売する。

 住友商事は太陽光発電パネルをドイツを中心とする欧州市場に累計で1200億円以上販売してきた。関連新規事業分野として太陽光発電事業に着目し開発を続けてきた結果、今回、急成長市場となっているスペインにおいての太陽光発電事業を実現できた。欧州において避寒地として名高いカナリー諸島は、観光産業を主要な収入源とするため環境資源保護の観点から大規模な化石燃料による発電設備建設を抑制し、風力および太陽光エネルギによる発電設備の導入を積極的に図っている。運営する9000KWの太陽光発電所は石炭火力発電所と比較すると1年あたり約7200トン、事業期間25年間で約18万トンのCO2排出削減効果がある。

 住友商事は太陽光発電事業を環境ビジネスにおける主要分野の一つと位置付け、カナリー自治州を含むスペインでの事業拡大のほか、スペイン同様に再生エネルギ発電への助成制度が整備されているイタリア、ギリシャなどでも新規案件を開発している。同件を皮切りとして、今後開発、投資、運営主体として太陽光発電事業の積極的な展開を加速していく。20080509

  参照:住友商事がスペインカナリー諸島にて大型太陽光発電事業を開始

  地球規模で考えればどこで増えようと良い様なものですが、日本のエネルギーで作ったものを輸出するのはエネルギー小国の日本としては余りにも勿体無いと考えるのは私だけでしょうか。

  それにしても、日本政府は本当に何を考えているのでしょうか。未だに道路を造る方が大事だと思っているようですね。

救いようが無い!


ロンドン

2008年05月14日 | エネルギー 環境

  第3059回で市街地への車の乗り入れ制限などで低炭素社会に取り組んでいるロンドンを取り上げ侮りがたしと書きましたが、妙な動きが起きているようです。

  11日、読売新聞より

  ロンドン「渋滞税」曲がり角

  ロンドン市がドライバーから徴収する「渋滞税」が転換期に差し掛かっている。5月1日の市長選で推進派の前市長リビングストン氏が落選し、渋滞税の運営手法に懐疑的なジョンソン氏が当選したため制度は大幅に見直される見通しだ。…中略

 市交通局は「一日7万台の流入を防ぎ、中心部の通行車両は21%減った。CO2の排出量も16%減少した」と効果をアピールした。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの都市計画専門家フィリップ・ロード氏も「都心部への車の流入が減り、バス利用への切り替えが進むなど渋滞緩和に大きな効果があった。ニューヨークなど世界の多くの都市で検討が行われている」と評価する。…以下略

  ロンドン市民も大したこと無いですね。折角こんな良いシステムを導入して世界の都市の模範となったのに目先の利益に目がくらんで新しい市長を選んだと言うことでしょうか。
  ロンドンで成功すれば、世界の大都市は恥ずかしくて見習わなくてはならないムードになり急速に普及していくことになるかもしれないと期待していたのですが、こんなことで交代して欲しくないですね。
  東京なんか特に見習って欲しいと思っていたのですが。こうなると石原知事に世界に先駆けて取り入れてもらいたいものです。オリンピックの誘致なんかよりこちらの方が余程名前を後世に残せるのじゃないでしょうか。銀行への追加資金の投入で味噌を付けてしまった石原知事、是非こちらで名誉挽回しませんか。

良いと思いますがね!


ロードマップ

2008年05月13日 | 太陽光発電

  第3134回でシャープの太陽光発電ロードマップ、2010年(平成22年) 23円/KWhを不可能と言いましたが、できると言う説がありました。
  私としては、早いに越したことはないので本当に可能であれば大歓迎です。

  Tech-On!より 

  太陽電池は石油の代替になるか

  コストはあと3年で家庭の電気代と並ぶ

  太陽電池の従来からの課題であるコストの問題も,近い将来解決する可能性があります。太陽電池には「累積生産量が2倍になれば,発電コストが8割になる」という過去30年近く続いている経験則があります。2006年当時の太陽電池の世界の累計生産量が約5.7GW,発電コストが約46/kWh(太陽光発電協会調べ)という実績と,現在の太陽電池の増産の勢いを考慮してこの経験則に当てはめれば,2011年には発電コストが現在の家庭向け電気代の水準に並ぶ計算です。これはNEDOの「2030 年に向けた太陽光発電ロードマップ(PV 2030)」で,2010年度に太陽電池の発電コスト目標を23/kWhとしていることにほぼ一致します。

 上述のように,電力会社の電気代は今後上がりこそすれ,下がる可能性は低いでしょう。このため,行政組織が太陽光発電による電力を高値で買い取る「Feed-in Tariffs」制度を導入せずとも,あと数年で太陽光発電事業が自律的に動きだす可能性があるわけです。…以下略

  こんな楽観的な説は珍しいですね。確かにコストがここまで下がればフィードインタリフを導入しなくても爆発的な需要は起きるでしょうが、それまでに太陽光発電業界が持ては良いのですが。そんなに可能性があるのならそれまでのつなぎとしてフィードインタリフを導入して貰いたいものです。
  それにしてもこうした楽観論はなんとなく嬉しくなります。是非、本当になって欲しいものです。

期待しましょう!


トヨタ

2008年05月12日 | トヨタ

  

私の嫌いなトヨタの決算が発表になりました。文字通り世界一の自動車会社になったようです。

  日刊工業新聞より

  トヨタ、08年3月期-当期益最高

 トヨタ自動車が8日発表した08年3月期連結決算は売上高、営業利益、当期純利益のいずれも過去最高を記録した。北米は微増にとどまったが、アジアや中近東で販売台数を伸ばした。09年3月期は北米販売の減速や円高、原材料高騰で9期ぶりに減収、当期純利益は7期ぶりの減益となる見通し。順調に業績を伸ばしてきたトヨタだが、成長に一服感が見えてきた。…以下略

  もしかしたら今が絶頂なのでしょうか。それともまだまだ成長して行くのか見ものではあります。

  さてそのトヨタで気になるのは第2868回で取り上げた太陽光発電のその後です。あれ以後記事も無いので何時ごろやるのか気になっていました。
  9日の読売新聞のトヨタ関連の記事の中にさらっと触れられているのを見つけました。

  読売新聞より

  …略

  生産面ではプリウスなどを生産している堤工場(豊田市)は年内に、世界最大級の太陽光発電システムを導入する。屋根などに出力が計2000キロワットの太陽電池を張り付ける。最終的に外部からのエネルギー供給が無くても車を生産できることを目指す。…以下略

  年内ですか、早く見てみたいものです。それにしても、外部からのエネルギー供給梨でも生産できるとは大きく出ましたね。太陽光発電だけでは難しいのじゃないでしょうか。
  それでも、もしトヨタが太陽光発電を主とした自然エネルギーで工場のエネルギーを賄うことに成功すればその世界に与える影響は大きそうです。願わくば本当にやって貰いたいものです。

できるかな!


くっつかないガム

2008年05月11日 | 日記・その他

  第71話第2809回第2966回などで取り上げた道路に黒いしみのようになってくっついているポイ捨てのガム。わが体育館でも相変わらずポイ捨ては続いています。どうも常連さんがいるようですが特定できません。本人は何の罪悪感も持っていないのでしょうね。こんな情けないモラルは、日本だけじゃなく世界で問題になっているようです。
消費者のモラルは当然ですがそんな商品を売っているメーカーにも責任はあるのじゃないでしょうか。
  
第2966回でも取り上げていますが、そんな私の気持ちに応えてくれるような商品が開発されそうです。

  Yahoo!ニュース

  「くっつかないガム」が商品化へ、開発した英企業が資金調達 58

 [ロンドン 7日 ロイター] 道路や靴底からも簡単にはがせる「くっつかないチューインガム」を開発した英国の会社が、商品化を目指して1000万ポンド(約20億円)の資金調達を行った。

 今回の資金調達には機関投資家のほか、個人投資家も参加したもよう。

 このガムはもともと英ブリストル大の高分子研究から生まれたもので、レボリマーは2005年に研究開発企業として創設された。

 一般的なチューインガムは合成ラテックスから作られており、気温などの変化に強いが粘着性も強い。レボリマーが新た開発した「くっつかないガム」には特殊なポリマーが配合されており、粘着性が弱められているという。最終更新:58157

  サーチしてみたら開発されたときの記事がありました。

  ITmedia News

  英大学、「べたべたくっつかないガム」を開発

  ガムといえばくっつくものという、これまでの常識を覆す「くっつかないガム」が登場した。 20070915 0904更新

 英ブリストル大学からスピンアウトした英Revolymer914日、かんだ後でもべたべたくっつかない「Clean Gum」の開発に成功したと発表した。靴や衣類、道路や髪についても簡単に取ることができ、水で分解されるという。

 同社は地元市議会の協力を得て、歩道での実験を行った。2回の実験では、一般に売られているガムを4回歩道にはり付けたところ、3回ははり付いたままとれなかった。一方Revolymerのガムは、はり付けてから24時間以内では自然にはがれたという。

 ブリストル大学教授でRevolymerの最高科学責任者(Chief Scientific Officer)を務めるテレンス・コスグローブ教授によれば、両親媒性ポリマーをガムに加えることで、かんで捨てられたガムの界面特性を変化させ、粘着性を少なくさせる技術を応用しているという。

 同社は2008年の製品化を計画している。英国では廃棄されたガムを除去するのに、年間15000万ポンド掛かっているという。

 良いですね今までこんな発想がなかったのでしょうか。それとも技術的にむりだったのでしょうか。
  それにしても、こんな良い物は新しい会社で製品化するより世界のメーカーに強制的に採用させる法律でも作って早急に普及させて欲しいものです。
  見た目の醜さと除去する無駄な費用を考えると一日も早く発売して欲しいと思うのは私だけではないでしょう。
  尤も、くっつかないとなるともっとポイ捨てする不届き物が増えるかもしれませんね。それでもくっつかないのなら処理は簡単ですからやはりその方が良いですね。

待ち遠しい!


ムラサキカタバミ

2008年05月10日 | 日記・その他

  

相も変わらず毎日のムラサキカタバミとの戦いが続いています。これだけやっても未だにどこかからしつこく芽を出してきています。

  今日もまさかここからは生えてこないだろうと思えるほど何度も徹底的に抜いたところからぽつんと芽が出ています。がっくりしながらそれを抜き、その周りも念のために掘り起こしてみました。何と、次から次へとまだ緑の葉をつけていない白い芽を出したのが現れてきます。

 そんなバカなと信じられぬ思いです。一体何が起きたのかと目を凝らしてよく見てみると、どうやら種を見落としていたようです。とは言いながらも土と同じような色をした種を見つけるのは殆んど無理と言うものです。白い芽を出しているからこそ見つけることができると言うものです。

 と言うことは、種が芽を出すのを待って片っ端から抜いていく方法しかないのでしょうか。そうなると、芽を出さない種が残っている限り根本的な退治は無理なのかもしれません。何とも、恐ろしい奴を敵に回したものです。今更諦めたくないしどうしたもんでしょう。

  こうなると土を篩にかけて種を取り出すなんてことでもやるしかなさそうです。さて、昔は我が家にもけんど(讃岐弁で篩のこと)も沢山あってよく使ったものですが、今やそんなものはありません。どこで手に入れるか。それとも諦めて今まで通りの戦法を続けるか。

一体何年かかるやら!

明日は坂出市立体育館でNHKのど自慢の中継があります。


FREE TIBET

2008年05月09日 | 中国

  

昨日ちょっと触れましたが、長野での聖火リレーの警備で中国人の逮捕をしないようにとの指令が政府から出ていたので中国人が何をしようと無視したと言われてた長野県警の現場の警官がそれに対して無言の反抗を行ったという噂がネットにありました。

  その証拠写真がアップされていました。

  論談:目安箱より

  RE: kankyo FuzenFREE TIBETの写真です平成200503)より

  http://image.blog.livedoor.jp/isharejp/imgs/9/0/90a39d57.jpg

  これは凄いですね、こんなことをして発覚したら大問題になるだろうに誰が支持したのでしょうか。現場の人達にこんな勇気があったとしたら日本の警官も捨てたものじゃないですね。思わず内心で喝采を叫んでしまいました。

  しかし、よく見ると、そのFREETIBETの人文字が余りにも整然としていて不自然です。もっとよく見ると、一人一人の警官が全く同じです。どうやら合成のようです。
  出所へのリンクを見てみるとやはり合成のようです。

  http://blog.livedoor.jp/isharejp/archives/51606732.html

 残念ですがやはり偽者のようです。それにしても旨く作っていますね。しかしながら、そのアイデアと技術はたいしたものです。これだけの技術があるのですからきっと一人一人の警官に違った動きをつけることも可能だったのでしょうが、敢えてすぐに分かるように仕上げたのじゃないでしょうか。

一瞬、喜んだのに、ぬか喜びでした!


今年のスポーツ

2008年05月08日 | 日本再生

  第3141回で心配した今年のスポーツ、イチロー選手こそ5月に入って少し打ち出したようですがそれでもまだ油断できない状態です。
  野茂選手も大リーグからは未だに声がかかっていません。そして、長野での聖火リレーで中国が日本中から集めた留学生らの暴力は警察によって無視され、6日には胡錦濤国家主席が臆面も無く来日。全く、日本政府は何を考えているのでしょうか。

  そして、残念な発表がありました。

  毎日jpより

  F1:「スーパーアグリ」が撤退発表 慢性的な資金難で

  自動車のF1世界選手権に参戦していたスーパーアグリF1チーム(SAF1=鈴木亜久里代表)は6日、資金難を理由にF1からの撤退を発表した。今週末の第5戦トルコ(11日決勝)から出場しない。契約ドライバーの佐藤琢磨、アンソニー・デービッドソン(英国)の今後は未定。

  最悪の結果になったようです。4月27日のスペインGPで完走した佐藤琢磨選はこれが最後のレースになってしまうのでしょうか。

  これで佐藤琢磨選手がF1から引退なんてことになればなんとも残念です。どこかが拾ってくれないものでしょうか。
  それにしても日本企業のスポンサーがつかないのも情けないですね。日本の凋落を象徴しているのでしょうか。オリンピックをボイコットしてスポンサーになる企業なんて出てこなないものでしょうか。

こうなったら、意地でもオリンピックは絶対見ない!


ガソリン単価

2008年05月07日 | エネルギー 環境

  

ガソリンの暫定税率が元に戻りましたが、私もせこく月末に満タンにしてしまいました。値下がり前の3月に入れてから始めての給油で12リットルでした。つまりは高々300円程度の節約ということです。目の色を変えて給油するほどのこともありませんが、やはりせこさのせいでしょうかどうしても入れてしまいました。

  実際問題として、あの暫定税率が環境税として使われるのなら入れるのはきっと辛抱して高くなって入れたでしょう。と言っても高々300円では大きなことは言えませんね。
  それにしても、自民党も民主党もどちらも日本の未来を託す気にはなれませんね。自分たちの利権に使う奴らと政権を取りたいだけで国民におもねる奴らと、どちらも日本の将来は気にならないようです。なんであんな奴らが政治をしているのでしょう。

  さて、この問題で明らかになったのが世界のガソリン単価でした。日本のガソリンは税金まみれで世界一高いと思っていたらそうではなかったことに驚きました。世の中は変わっているんですね。

  そこで、サーチしてみました。

  WEB金融新聞より

  世界のガソリン価格

  国名 ガソリン価格 石油の自給率

 日本 130 0.1

 アメリカ 74円     35.4

 イギリス 194円     125.3

 フランス 176円     1.4

 ドイツ 186円  3.4

 ロシア 77円   211.8

 インド 126円  27.1

 中国      81円   67.3

 韓国   197円  0.0

 サウジアラビア 19512.8

  これは去年の暮の単価のようですが、参考にはなるでしょう。それにしても、ヨーロッパは軒並み日本より高いですね。

  参考:長野県公式ホームページ

  参考2:世界のガソリン価格

  こうしてみると、やはり日本のガソリン代はもっと上げるべきでしょう。もちろん環境税としてです。そうすれば、もっと車も減るでしょうし、電気自動車への移行も早まりそうです。当然、太陽光発電の売電単価をドイツ方式にすることで将来は太陽光発電で電気自動車の充電も賄うことが条件です。

本気でやって欲しい!


バレル

2008年05月06日 | エネルギー 環境

  

バレル100ドルを越える事はないだろうなんて予測をしていた専門家がいましたが、そんなのはおかまいなしであっという間に120ドル近くまで行った原油価格。今や200ドルも時間の問題かもしれないなんて言われています。

 それにしてもバレルって分かり難いですね。  

  ウィキペディア(Wikipedia)より

  バレル(バーレル、barrel)は、ヤード・ポンド法における体積を表す単位である。語源は「樽」であり、樽の容積に由来するものである。国際的に、原油や各種の石油製品の計量はバレルで行われる。その他にも、用途により、また国により、多数の「バレル」の定義がある。

石油用のバレルは42米液量ガロンであり、メートル法の単位に換算すると正確に158.987 294 928リットルとなる。

  160リットルということですね。ドルを計算しやすく100円とすると

  100ドル/バレル → 62.5円/リットル

  120ドル/バレル → 75.5円/リットル

  200ドル/バレル →  125円/リットル

  どうして、ニュースで、こうやってリッター当たりの値段に換算してくれないのでしょうか。バレルで言われても私のような数字に弱い人間にはピンと来ません。こうしてリッターで表示してくれれば、高いのか安いのかイメージが掴みやすくて現在のガソリン単価との比較もし易いというものです。
  もしかしたら、これは石油業界の陰謀なのでしょうか。ドル
/バレルで表せば私のような頭の悪い消費者がガソリン価格にどう反映されているのか分からず便乗値上げされても分かりません。なんて勘ぐるのはわたしだけしょうか。

  それにしても、アメリカってどうしてメートル法を採用しないのでしょうか。日本人なんか素直に尺貫法を捨ててメートル法に切り替えたと言うのに、日本人の方が変わっているのでしょうか。それともやはり日本人は為政者にとって御しやすいのでしょうか。

素直すぎるのか!


電気自動車

2008年05月05日 | エネルギー 環境

  

未来のエネルギーの主力として期待している太陽光発電と供にその消費を少なくするのは公共交通と電気自動車であるとその登場を今か今かと待ちわびているのですが、どうやら少し動きが出てきたようです。

   電気新聞より

  三菱自動車が「アイ・ミーブ」量産へ-来年度から、法人中心に年産10002000

 三菱自動車は、09年度からリチウムイオン電池(Lib)を搭載した次世代電気自動車(EV)「i MiEV(アイミーブ)」の量産を開始、年1千~2千台の規模で市販する方針を明らかにした。車体価格は280万円(税別)程度を予定する。初年度は電力会社など法人顧客を中心に売り出す予定だが、10年度以降は一般の消費者向けに販路を拡大、販売台数も2倍に増やしたい考え。自動車の排ガス規制の強化が見込まれる欧州市場への輸出も検討する。

  まだ値段がちょっと高いようですがまずは一日も早く市場に出すことです。出してしまえば市場が育ててくれることもあるでしょう。

  そして、あの日産が電気自動車に乗り出すのだそうです。

  MSN産経ニュースより

  電気自動車、全世界で販売へ ゴーン日産社長 2008.5.2 18:08

 【リスボン=福田雄一】日産自動車のカルロス・ゴーン社長は1日、産経新聞などの取材に応じ、電気自動車(EV)を2012年までに新興国を除いた全世界に販売する方針を明らかにした。EV専用車を10年に米国、11年にイスラエルとデンマークで発売。日本や欧州などでは12年までに販売する。イスラエル以外の中東地域へ投入する計画も表明した。EV戦略は13日に発表する新中期経営計画に盛り込む。事業基盤を早期に確立し、開発競争で他社をリードする考え。

 EVは電池とモーターを動力とし、温室効果ガスである二酸化炭素を排出しない「究極のエコカー」とされる。昨秋の東京モーターショーで出展した「ピボ2」の技術をベースに開発を進めているもようだ。一部の国で優遇税制が適用される予定であることから、ガソリン車より安値での販売も可能とみており、国内投入も12年から前倒しする可能性があるという。

 ゴーン社長は「世界の車の15%(約1000万台)が通勤や買い物目的の都市型運転に使われており、EVのターゲットになる」と指摘。将来は小型車やミニバンなど多様なEVを用意し、各国の需要に合わせて投入車種を変える考えも示した。

 また、今秋に国内で全面改良して発売される小型車「キューブ」を世界戦略車と位置づけ、新たに北米や欧州に投入する計画も表明した。キューブは箱型のデザインが海外でも高評価を受けており、折からの燃料高も追い風となるとみて海外販売に踏み切る。…以下略

  これは面白くなりそうです。トヨタには到底及ばなくなってしまった日産ですが、トヨタがハイブリッドにこだわっている間に電気自動車で逆襲するのも面白いかもしれません。
  それにしても、三菱も日産もハイブリッドに手を出す技術も予算も無いことが却って吉と出るかもしれません。
  尤も、トヨタもそのあたりは抜け目がなさそうなので大きな変動にはならないかもしれません。しかし、三菱や日産の業績次第ではトヨタも電気自動車に切り替えるでしょうからいよいよ電気自動車の時代が近くなることになります。そのためにも、両社には頑張って貰いたいものです。

早く電気自動車の時代を見たい!


ムラサキの呪い

2008年05月04日 | 日記・その他

  ムラサキカタバミの撲滅に気を取られていたら何時の間にか例年の雑草が勢力を伸ばしていることに気が付いて愕然としたと書きました。

 特に、今年は芝焼きをしたもので日当たりが良くなったのか雑草の勢力が例年とは段違いで強くなっています。これも芝刈りなどして根が密集した手入れの良い芝生ならそれ程でもないのでしょうが、我が家のような伸びっぱなしの芝生は根がそれ程密集せずに上に伸びているため伸ばした状態の時はそれなりに葉が雑草を防ぐようですが、その葉を焼いてしまえば土が現れてしまい雑草の天国になってしまうようです。

 その証拠に、芝焼きをしなかったところは殆んど雑草が生えていません。来年は芝焼きを心配はしていたのですが、現実になってしまいました。

 その中でも、今年は第2392回第2770回でも書いたマツバウンランが驚くほど勢力を伸ばしています。茎が細いため立って見ている分には気が付かないのですが、しゃがんでよく見るとこれでもかと言う位密集しています。と言うことであわてて抜き出しましたが、これまたどの位かかるやら想像も付きません。

 それにしてもムラサキカタバミと言いこのマツバウンランと言いその花は紫で本当に綺麗です。と言うことで、これは紫の呪いと呼ぶことにしました。

綺麗な花に油断するな!


風力発電

2008年05月03日 | エネルギー 環境

  

私が太陽光発電を評価するのは何と言っても稼動部分が無いことです。動くところが無ければ、故障も少ないというのが気に入っています。その考えから、どうしても風力発電に疑問を感じています。その証拠に、風車が倒れたり、羽が折れたなんてニュースが頻繁に流れています。現状でも稼動していないものもあるようです。

  しかし、そんな私の心配を吹き飛ばすような技術も日本で開発されているようです。 

      環境の世紀2008.04.24

がんばれ日本の風車

…略

  「世界に発信できる風車をつくりたい」という開発チームの一念がその過酷な条件の中で「スマート・ヨー」と呼ばれる独自技術を生み出した。「ヨー」は英語で「揺れ」のことだ。 風車は一定以上の強風が吹くと、電気制御で正面を風上に向けたまま回転を止め、翼の角度を風向と平行にして風の力を受けないような体勢をとる。 だが、台風で停電になると、この制御はきかない。風車は横、斜めなどさまざまな方向から強風にさらされ、倒壊や破損事故が発生してしまうのだ。平成15年9月には、台風14号の強風で沖縄県の宮古島に7基あった西欧製の風車が倒壊などで全滅し、風力発電機関係者に衝撃を与えている。 「風見鶏のように自然に風向に従い、風を受け流せないだろうか」 それがヒントだった。スマート・ヨーは強過ぎる風が吹くと、風車の向きを自動的にクルリと百八十度旋回させて風下に保ち、瞬間的な力をやり過ごすことができる。・・・「柔よく剛を制す。風をいなす感覚です」と柴田課長はいう。 年々重くなる大型風車の世界で、風の力を利用して風車を守る発想はコロンブスの卵だった。 「この技術により、安全性や信頼性を損なうことなく大型化が達成できた」 スマート・ヨー技術を搭載した風車「MWT-1000A」は、4月現在で1400台を出荷し、受注残もまだ500台近くある同社最大のヒット商品になった。 最新鋭機「95/2・4」には、スマート・ヨーの技術に加え、翼に荷重を検出するセンサーを取り付け、大きな力がかかると翼の角度を自動調整することで荷重を減らす仕組みも採用して、風車の耐久性をさらに高めた。 「壊れない風車」の評判はさらに高まるだろう。 風力発電は今後、立地や輸送の制約のない海に向かうという。洋上発電には浅い海での着底式と深い海での浮体式の2通りがあり、前者は欧州の一部で実用化が始まっている。だが、後者はまだ誰も挑戦していない新領域だ。 風の制御に加え、波にどう対応するかが大きな課題で、技術面でのブレークスルー(飛躍的進歩)が必要になる。 「実は風車と造船の両技術を持つメーカーは世界で三菱だけなんです」と柴田課長はいう。地球温暖化という人類共通の課題に直面し、日本のお家芸だった造船技術が再びブレークスルーの季節を迎える。・・・以下略

  参照:三菱重工 風力発電プラント

  流石、天下の三菱重工さんやりますね。日本の台風にも耐えられるものなら世界でも充分通用するのじゃないでしょうか。いよいよ風車の世界も日本の技術が世界を制する時が来たのかもしれません。

 日本製の太陽電池と風車が世界のエネルギー問題を解決するなんて想像しただけでも嬉しくなります。そして、その日本は政治の貧困で相変わらずエネルギー不足で世界の笑いものなんてしゃれにもなりませんね。

恥ずかしくないんでしょうか!


研究開発?

2008年05月02日 | 太陽光発電

  昨日の本当であるなら夢のような話に比べて今頃何を言っているのだろうかとなんとなく違和感を感じた記事がありました。

  NIKKEI NETより

  太陽光発電の研究開発拠点、6月にも新設・経産省

 経済産業省6月にも太陽光発電の研究開発拠点を新設する。産学官が連携し、2030年に太陽光を電力に変換する効率(発電効率)を40%超に引き上げる。発電コストも火力発電所に並ぶ水準まで下げることをめざす。50年に世界の温暖化ガス半減という目標に向け、自然エネルギーの柱となる太陽光発電の技術開発を加速させる。

 独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構を通じ、開発拠点を選ぶ。6月までに民間企業や大学を対象に、蓄電技術や薄型の新たな材料などを研究する複数のグループを選出。海外の調査機関との連携も探る構えだ。最長で7年の長期プロジェクトとし、それぞれが研究開発目標を定める。08年度の事業費は20億円。(07:00)

  こんなこと今までやってなかったのでしょうか。今更ながらこんなことに予算をつぎ込むより市場を活性化させるためのドイツ方式のようなシステムにお金を使ってメーカーの頑張りを引き出す方が余程実現性がありそうに感じるのはわたしだけでしょうか。
  それとも海外との連携を考えるのなら昨日の
SUNRGIに投資して実現を確実なものにしたらどうでしょう。その技術を日本メーカーにライセンスしてもらい日本でも導入して貰いたいものです。

どちらが本物なのか!


集光式

2008年05月01日 | 太陽光発電

  第2362回第2607回第2999回などで何度か取り上げてきた集光式の太陽電池の新しいものができたそうです。

  Garbagenews.comより

  発電コストは1/4レンズを用いた高性能太陽光発電ユニット「SUNRGI」、来年にも実用化へ

  【USA TODAY】が伝えるところによると、シリコンバレーのベンチャー企業【SUNRGI】社が開発中の太陽光電池「SUNRGI」の開発が順調に進んでおり、この一年のうちに火力発電などによる電力費用に引けをとらないローコストでの発電が可能になるとの見通しが明らかになった。同社のレンズを用いた「concentrated photovoltaic(集中光起電性)」システムと呼ばれる仕組みによるものだという。

 アメリカでは慢性的なエネルギー不足から太陽光・太陽熱発電による電力供給体制の強化が叫ばれ、関連産業への投資が盛んに行われている。これまで世間一般に広まっている太陽光電池の発電コストは1Kwhあたり0.20.3ドル(21円~32)、比較までに日本の電力料金は1Kwhあたり20円強。多くの企業のプロジェクトでは2010年までに1Kwhあたり0.10.18ドル、2015年までに0.050.10ドルのコストを目指しているとのこと。

 肝心のSUNRGIの電力生産コストだが、元記事では同社の幹部のひとりが「2009年中ごろまでに1Kwhあたり0.07ドル(8)で発電できるものを作る」とコメントしている。またSUNRGIのトップページには「1Kwhあたり0.05ドル(6)を目指す」とある。SUNRGI社のユニットがいかに「飛び越えた」性能であり、業界に大きなインパクトを与えているかが分かるの。

 なおSUNRGI社の太陽光発電ユニットは当初は商業ベース(例えば工場や公共団体)向けに提供されるが、3年以内に販売専用の会社を設立し、一般需要向けに販売するとのこと。

 太陽光発電は光起電力効果(物質に太陽光などの光をあてることで光子が電子とぶつかるなどして起電力が発生する現象)によって電力を発するものだが、レンズによる集光とゲルマニウム製の特製半導体の利用などにより、従来のものより効率を高めることができるという。また、生産コストを落とすため、工場を新設するのではなく、従来の半導体やパソコン工場で製造するとのこと。

 集光システム(公式サイトから)

 今回の試算、つまり2009年には量産・市販ベースへの展開という「見通し」は、大量生産におけるハードル(少数生産時には発生し得ない誤差の問題や、仕組みが量産に耐えられるものかどうかなど)を考慮すると難しいかもしれない。しかしあるアナリストは元記事の中で「半導体市場の動向は電力関連の技術よりも先んじている。(The semiconductor market moves much more quickly than power technologies.)」と述べ、半導体市場の動向や太陽光発電のニーズの高まりが技術の促進を後押ししてくれると期待も込めたコメントを発している。…以下略

  来年には1Kwhあたり0.07ドル(8)なんて本当ですかね。第3134回のシャープや新日石が2030年(平成42年)7円/kWhですから夢のような話です。もしこれが本当なら太陽光発電の世界は一変しそうです。
  日本の集光式が未だにまともに立ち上がってないことを考えると俄かには信じられないところがありますが是非本当の話であって欲しいところです。
  いずれにしても来年と言うことですから結論が出るのは早そうです。

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