団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

全量買い取り

2009年03月16日 | 太陽光発電

  11日、読売新聞に小さく待ちに待った記事が載っていました。

 余剰太陽光電力買い取り可能に 法案閣議決定

  政府は10日、太陽光発電で余った電力を電力会社が固定価格で買い取る新制度を導入する「エネルギー供給構造高度化法案」を閣議決定した。2010年度の実施を目指す。

  何とも、短い、そっけない記事です。こんなの太陽光発電命の私でもうっかりしていたら見落としそうです。そんなに価値の無いニュースなのでしょうか。

  それでもこれでいよいよ導入決定ということですから待ち遠しいことです。

 長い間辛抱してきた私としては、これだけでも嬉しいのですが、それでは駄目だという声もあるようです。 

 NIKKEI NETより

  社説1 大胆な自然エネ導入で景気刺激を(3/11) 

  ・・・略

  日本の場合、経済産業省がようやく太陽電池の電力を電力料金の2倍程度で買い上げる制度の導入を表明した。だが、優遇買い取りは家庭で余った電力だけ。投資回収には15年程度かかると試算されている。

 これでは景気刺激効果は不十分だ。全量を買い取り、自家消費した分は一般電力料金で精算する欧州方式を野党は提案している。技術はあっても制度で後れを取った日本が、再び先頭走者に返り咲くには、投資回収を10年以下にして需要を喚起する、全量買い取り制度が望ましい。

 また風力、小型水力、地熱などほかの自然エネルギーについても、発電電力の優遇買い取りの制度化を急ぐべきである。非食料系のバイオ燃料についても、基盤技術はあるのに制度設計がないに等しい。優遇買い取りのコスト増の電力料金への転嫁も含め、経済合理性と負担の公平性を考慮した制度を、早急に確立しなければならない。

 欧米に続き中国でも、再生可能エネルギーへの投資がこのところ急拡大している。国や州がエネルギーの構造転換をにらんで、大胆で野心的な目標を掲げている実態がある。無理なくできる程度の制度では、現実の閉塞(へいそく)感を打ち破るのは難しい。

 日本はまず低炭素社会を先取りした志の高い目標を定めることから始めるべきである。その実現に向けて、踏み込んだ政策と制度設計を進めれば、現在の景気と将来の経済を明るくする。

 やはり、全量買い取りを望むべきなのでしょうか。確かに本来はこうあるべきなのかもしれませんが、日本の場合、オール電化による夜間電力大幅安という恩恵もあるので余り要求をあげると折角認めた電力会社が又しても反対に回りそうで怖いところがあるような気がします。兎に角、まずは一日も早い実施を勝ち取る方が大事と言えば弱気に過ぎるでしょうか。

 ドイツのFITによる価格設定は3倍以上のようですが、余りに高額なのでいろいろと問題も言われているようです。何でも過ぎたるは及ばざるが如しです。ほどほどで我慢する手もありそうです。

でも、少しでも高いのはありがたい!


官僚の底力

2009年03月14日 | 太陽光発電

  太陽光発電関係の情報を得るために何時も参考にしているサイト「Een Japanner die zonnecellen onderzoekt」が固定価格買取制度について長い間取り上げていないので、どうしたのだろうと心配していましたが、やっと更新されていました。私とは違った観点からの記事はやはり興味深く読ませてもらえました。

   日本も固定価格買取制度を導入の見込み

  ・・・略

  今までこのブログや、別ページにおいて、日本の太陽光発電普及策にさんざん批判を加えてきたが、今回の政策の転換は素直に評価するし、それを可能にした、表面上は現れない努力と根回しには素直に敬服する。日本の官僚の底力を見た思いだ。

 従来まで、日本で太陽光発電の普及に難色を示していたのは電力業界である。それもそのはず、太陽光発電の不安定な電力は、電力の安定供給を至上の義務とする電力会社にとっては、歓迎すべからざるものであることは、否定しようのない事実である。それをこれまで、義務でもないのに販売価格と等価で買い取っていたのだから、電力会社としては最大限努力をした、と言っても言い過ぎではなかったのだ。

 喩えて言うならこの行為は、客が家庭菜園で作った不揃いなトマトを、店頭のトマトと同じ売値で買い取ってやっている青果商の行為に等しい。その不揃いなトマトをまた、店頭で同じ値段で売らなければいけないのだから、青果商の努力はいかほどのものか。

 今回経産省の役人がやったことは、その不揃いなトマトを売るためのコストの概算を命じた上で、そのコストを、他のトマトの売値へ上乗せすることを法律で保証してやる、と約束したことだ。青果商は余計な仕事が増えるものの、その仕事のコストをトマトを買いに来た客に合法的に請求できるので、そのために事業が拡大して新しい人を雇うことができる。

 自然エネルギー源の増加で、電力系統が不安定化すること毛嫌いしていた電力業界は、不安定化対策技術の目処を付けた上で、その開発と実施コストを電力料金に上乗せできることになり、ついに高値買取の義務化に賛同したというわけだ。カネの手当てさえしてもらえれば、仕事が増えるのは歓迎するという、電力会社の体質をうまく突いた、官僚サイドの粘り勝ちである。仕事を増やしたがるという官僚の本能が、電力会社に同類の匂いを嗅ぎ取っただけ、という、穿った見方もできなくもないが。・・・以下略

  「日本の官僚の底力を見た思いだ。」なんて考え方は日頃から非難ばかりしていた私からは出ない発想でした。外から見れば、誰が見ても効果抜群と思える固定価格買取制度が何で日本で採用されないのか不思議で仕方なかったのもやはり電力業界などの根強い反対があってのことだったんですね。そして、それを何とか認めさせたのには官僚の努力があったんだと素直に受け取りましょうか。

 何はともあれ、これにより日本のエネルギーの未来と経済発展に伴う新しい雇用の増大が期待できるはずです。一日も早い実施を期待します。

素直に評価しましょう!


採光量

2009年03月13日 | エネルギー 環境

  第3349回で究極の集光式太陽光発電を取り上げましたが、あれほど極端ではないが採光を高める技術が開発されているようです。

  Tech-On!より

  太陽電池展続報】「フッ素とアクリルのいいとこどり」,東ソー・エフテックが採光量を高めるコーティング剤を出品

  東ソー・エフテックは,「PV EXPO 2009 2回国際太陽電池展」に,太陽光からの採光量を高めるためのフッ素系低屈折率表面コート剤「F-Lucid」を出品した。フッ素とアクリル樹脂の長所を生かしながら,簡便に利用可能で,かつ低価格に提供できることを特徴とする。東ソー・エフテックの製品を展示していた電子材料専門商社であるKISCOのブースにて出展し,同社のブースでは,同樹脂を太陽電池モジュールにコーティングしたモジュールと未コーティングのモジュールを並べて展示し,発電量向上の効果をアピールした。

 東ソー・エフテックのコート剤は,空気(n=1)とガラス(n=1.52)の間の屈折率を持ち,ガラスに塗布することでガラス表面での反射光の一部を屈折させて,採光量を高めるというもの。東ソー・エフテックによると,入射角45度で光を照射したときのガラス表面上での反射率が9.7%の場合,コート剤を塗布すると,反射率を7.6%まで抑えられるという。加えて,フッ素樹脂の特徴である撥水性・撥油性・防汚性を持ち,アクリル樹脂をベースとするため,鉛筆硬度5H以上の膜強度を持つ。

 塗布プロセスでは,溶媒が不要なうえ,コーティング剤の粘度が10mPa秒以下と低いため,液滴やスプレー・コートになどで簡単に塗布できる。この結果,コーティングの厚みは数μmに抑えられる。また通常のUV光源などで十分にUV硬化できるといった利点もある。

 このほか,UV硬化と同時にガラス表面に幾何学構造を形成することで,入射角を小さくして反射率を抑える技術を紹介した。この結果,反射光を再入射させて,採光量を高められるという。具体的には,コーティング剤により2%,幾何学構造採用により5%,計7%採光量を高めることができるという。

  これなんかも、我が家の太陽光発電に塗ることが出来るようになれば良いのですが、どうなんでしょう。

  一方、太陽光発電の弱点でもある影を克服する技術も開発されているようです。

  「ガジェットが牽引役の時代は終わった,次はQuality of Lifeだ」,National Semiconductor社会長が見解

  これは,太陽電池セルの単位でMPPMaximum Power Point)制御を実行するもので,太陽電池モジュールに影が出来ても発電電力の減少分を抑えることができるという。「これまで影が出来るため,太陽光発電システムを設置できなかったユーザーがたくさんいた。しかし,こうしたユーザーもSolar Magicを採用すれば太陽光発電システムの設置が可能になる」(同氏)。既に,Solar Magicの日本国内での実用化に向けて,太陽電池メーカーなどと協業に関する話し合いを進めているという。200962426日の日程で開催される「PVJapan2009」で,その具体的な内容を発表する予定だ。

  こうして、あらゆる方向から変換効率を上げる研究が進んでいますが、究極はどの程度まで行くのでしょうか。願わくば、その技術が既存の設備にも採用できるようになって欲しいものです。
  しかしながら、技術の進歩は想像も出来ないですね。もしかしたら人類の使うエネルギーの全ては太陽光発電で賄えるなんて時代が来るのかもしれません。

人類の未来はバラ色か!


イチロー選手

2009年03月12日 | イチロー選手

  WBCが始まり、イチロー選手を何時もより早く見れるのはありがたいことですが、私としてはやはりどうしてもレギュラーシーズンの成績の方が気になります。
  後何年彼の活躍を見ることができるのか気になります。そしてヒットを打ち続けることができなくなれば私の関心も薄れそうな気がします。単に、ヒットを打ち続けることだけに一気一優しているのかもしれません。あまり良いファンとは言えないのかも知れません。
  少し古いですが、イチロー選手が安打数にこだわることの意味を解説してくれている記事がありました。

  Webコンサルタント.jpより

   イチローに学ぶ究極の目標設定|厳しい環境を自己成長の場に変える思考法  2009128 22:01 松岡 雄司

 ご存知の通り、昨年ルーキーイヤー以来8年連続となる年間200本安打を達成し、1901年にウィリー・キーラーが打ち立てた100年以上前の記録に並んだイチロー。

  「200安打」と言えば、1994年に日本で初めて達成して以来イチローの代名詞となり、彼自身、ほかのどの目標設定より重要視していることで知られています。

なぜイチローが200安打にこだわるのか?

その本当の理由は意外にも知られていません。

 実は、この目標設定には、「自己成長は厳しい環境に身を置くことでしか得られない」という彼独特の哲学が込められています。

 200本という途方もない数字からか成功の側面ばかりが目立ちますが、その裏側にある「失敗」にこそ、重要な意味があるのです。

 つまり200本(安打数)を目標とすることで、常に打席上ではトライすることになり、必然的に見極めることより打ちに出ることを優先するため四球が減ります。

 その分、凡打の数も人より多くなり、高打率をキープするのが難しい環境になるのです。とにかくヒットを打ち続けるしかありません。

 「打率」というバットマンにとってもっともポピュラーな指標と比較するとその意味がよく分かります。なぜイチローは、打率を目標にしないのでしょうか?

安打数と打率、結果を出すための決定的な違いは、以下の通りです。

・安打数…… ヒットを打たない限り数字を残せない

・打率 …… 凡打しなければ率は下がらない

 打率を目標にした時点で、必然的に逃げの気持ち(四球や休養すること)が生まれ、果敢に打って出ることへのリスクを大きく感じてしまう。結果、安打数も打率も好結果が望めない。

 逆に安打数は、常にトライし続けなければ積み重ねることができない。そこにはプラスのリスクだけが残り、失敗の中で自己発見を繰り返すことで自己成長が促されるのです。

 実際イチローは、日本時代7年連続首位打者に輝き、メジャーへ移籍以降も打率.350以上を3度記録。8年連続で.300以上の打率を残しています。平均打率も、全現役選手の中でカージナルスのプホルスに次ぐ数字となっています。イチローにとっては、打率を意識しないことが高打率をマークする秘訣なのです。

このイチローの哲学を裏付ける言葉として、以下のような発言あります。

「長く続く強い発見は、凡打をして、その凡打の理由がわかったときなんです」

「多くのヒットを重ねるには、それよりはるかに多い数の凡打を重ねなくてはいけない」

「表に出る数字じゃなくて、それよりにはるかに多い数の悔しさを味わってきたことのほうが僕にとっては重い気がします」

 凡打することの中から「強い自己発見」を得て、自らを成長に導くという考え方。これは凡打しないことを優先する「打率至上主義」からは生まれ得ない発想です。

 こうした自己成長のための徹底したこだわりこそ、彼が成功し続けている大きな理由だと言えるのではないでしょうか。

 また、200本ものヒットを放つためには、すべての試合に出続けなければなりません。つまり心身ともに徹底した自己管理がなければ届かない数字なのです。

 厳しい環境に身を投じることで、自ら乗り越えるべき壁を作り、それを越え続けてさらなる高みへと自ら導いてゆく。

世界最高峰のメジャーリーグという世界で結果を出し続けるために自ら課した目標――、それが「200」という数字なのです。・・・以下略

  成るほど、首位打者を取るためにシーズン終了近くになると出場しないなんて選手の多かった以前には想像も出来なかった考え方なのでしょうね。
  こんなきつい立場に自分を追い込んでまで200本安打にこだわっているその生き方が多くのファンを引き付けるのかもしれません。それだけに、彼が、200本安打が途絶えたときにどう考えるのかに興味もあり不安も感じるのです。
  もし、今年それが途切れたらあっさりと引退なんてこともあるかもしれません。そんなことの無いように、40過ぎまで200本安打を続けて楽しませて欲しいものです。

勝手なファンですね!


ウィキペディア

2009年03月11日 | PC

  第2958回でウィキペディアへのリンクが上手く行かないと書きました。

  参照:ナント(ウィキペディアなんですが日本語の入ったURLが文字化けして上手く行かないかもしれませんメインページからナントで検索してください。この問題は以前から悩まされています。この文字化けを防ぐ方法をご存知の方教えて頂け無いでしょうか。)

  あれから色々とやってみてやっとやり方を見つけました。試しに両方をリンクしてみます。  

   メインページ   メインページ

   ナント       ナント

   フライブルク   フライブルク

  左側が日本語の入ったURLです。右が本来のURLです。

 左側のは上手くリンクできずに「ページタイトルの間違いとなります」と表示されます。右側が正規のリンク先です。これは上手くリンク先に飛びます。

 ウィキペディアの該当のページの左側に「ツールボックス」とありその下に「この版への固定リンク」というのがあります。それをクリックすると文字化けしないリンクに繋がるのです。そのURLをコピーすればきちんとリンクされます。

 こんな単純なことなのですが今まで気が付きませんでした。これでやっと気兼ねなくリンクできます。もう既に何度かリンクしているので気が付いた方もおられるかも分かりません。

勉強不足!


毛細血管

2009年03月10日 | 日記・その他

  体育館での落葉との戦いの相手の大将は何と言っても欅です。その落葉の量は半端じゃありません。一冬は戦いに明け暮れています。

 その欅についての面白い記事がありました。

   NIKKEI NETより

  春秋(3/1)

  ・・・略

 春が来るまでにちゃんと見ておきたい木がもう一つ。欅(けやき)だ。作家の大岡昇平は「冬、すっかり葉を落としてからも、こまかい枝が網のように空に交錯するのをいつまで眺めても飽きない」と書いた。三抱え、四抱えという巨木の武骨な幹と毛細血管のような梢(こずえ)との対照は、やがて若葉が覆い隠すことになるだろう。・・・以下略

 成るほど毛細血管のような梢ですか。あまり対象物を真剣に観察したことがないのでそんなことに気が付きませんでした。

 で早速体育館でその枝ぶり観察してみると、まさに「毛細血管」です。作家の観察眼はすごいものです。以前、本田宗一郎さんが絵を描くことでいかに対象を観察していなかったが良く分かったとかかれていましたが、作家が描写するのにも同じことが言えるのでしょうね。

 と言う事で凡人は動画を撮って確認してみました。

毛細血管が分かるでしょうか!


★烏山頭ダム

2009年03月09日 | 誇れる日本

  第974話第1160話で取り上げた戦前に台湾で東洋一のダムを作った八田与一さんの話題を又しても久し振りに目にしました。

  2月24日読売新聞より

 日本統治下の財産 世界遺産に

 台湾 烏山頭ダム

 【台北=源一秀】日本の植民地統治下の台湾で建設され、今も使われている烏山頭(うさんとう)ダムと、一帯の給排水路網からなる「嘉南大?(かなんたいしゅう)」の世界遺産登録を目指そうと、地元の学者らが促進会を結成した。・・・中略

嘉南大しゅうは台湾総督府の土木技師、八田与一氏(1886~1942年)が計画し、1920年から10年がかりで建設した。ダム自然の地形を生かし、コンクリートはほとんど使っていない。嘉南平野一帯に張り巡らされた水路の総延長は1万6000キロ・メートルと地球一周の5分の2に相当し、同平野を台湾最大の穀倉地帯に変えた。・・・中略

 発起人の一人、許世楷・前台北駐日経済文化代表処代表(駐日大使に相当)は、「世界に誇れる日本の財産でもある。日本が推薦してくれれば世界も注目する」と述べ、日本の協力を得ながら国際的な世論を盛り上げたいという。

 注: 嘉南大しゅうのしゅうは土偏に川

 参考:ウィキペディアより 八田與一

 中国や韓国、朝鮮に反日の日本人が日本を悪くしか言わないとき、こうして昔の日本人の努力を素直に評価してくれる話題は本当に嬉しくなります。
  尤も、今の日本にこうした素晴らしい人がいるのかと言われれば素直にハイと言えないのも悲しいところです。
  きっとそうした人達も沢山いるのでしょうが今の日本ではそうした人達が表に現れて活躍する場がないのかもしれません。何と言っても、自分の利益しか考えない政・官・財の人達が牛耳る今の日本ですから。

余りにも悲しいですね!


縄張り争い

2009年03月08日 | 太陽光発電

  第3441回環境省の試算を取り上げたと思ったら、今度は第3448回経済産業省の固定価格買取制度が発表になり、第3450回で縄張り争いなんかするなよと書きました。
  しかし、その体質はそう簡単には変わらないのでしょう。又しても、環境省の発表がありました。

  時事ドットコムより

  学校、公園に太陽光パネル=「環境」で経済活性化-日本版ニューディール骨格

    環境省は1日、地球温暖化対策など環境を切り口にした経済活性化策である「日本版グリーンニューディール」の骨格を固めた。全国の学校や国・自治体の庁舎、公園などの公共施設に太陽光発電パネルを設置し、民間への普及の呼び水とすることなどを盛り込んだ。斉藤鉄夫環境相が近く開かれる経済財政諮問会議で説明する。同省は詳細を詰め、3月中に成案をまとめる。

 正式名称は「緑の経済と社会の変革」。社会資本整備や消費拡大、投資促進を通じて、景気浮揚と雇用創出を目指す。また環境と経済が両立する持続可能な社会づくりにも役立てる狙いだ。

 社会資本整備の一環として、公共施設に率先して太陽光パネルを設置する考えを打ち出す。さらに高価格での太陽光発電による電気購入を電力会社に義務付ける「固定価格買い取り制度」を導入。太陽光発電のコストを低下させ、民間部門での急速な普及につなげる。(2009/03/02-02:34

 そして、次は経済産業省。

 太陽光発電普及へ人材育成=成長市場への参入促進、離職者支援も-経産省・エネ庁

 経済産業省・資源エネルギー庁は2009年度、太陽光発電システム設置のための人材育成支援に乗り出す。政府の掲げる太陽光発電の導入目標達成に向けた人材確保が目的で、中小の工務店や電気工事店の従業員のほか、離職者や学生など3年間で計9000人に対し、同システムに関する講習などを実施。環境対策、中小企業の成長市場への参入促進、離職者の就職支援と「一石三鳥」を狙う。(2009/03/02-17:30

  両方ともやって欲しいことなので反対はしませんが、小さな国なのですから大きな効果を出すためにも一緒にやってくれませんかね。
  そう思ってたら、環境省が面白い談話を発表していました。

  環境省より

  環境大臣談話「太陽光発電に関する新たな買取制度の導入について」(平成21年2月24日)

太陽光発電世界一奪還は、私のかねてからの念願であったところ、このたび、二階経済産業大臣のイニシアティブにより、経済産業省と電気事業連合会との間で太陽光発電の電力を2倍程度の価格で買い取る新たな制度を導入する方針で合意がなされたが、環境省としてもこれを評価し、大歓迎をしたい。

固定価格買取制度(FIT)については、太陽光発電の飛躍的拡大を通じたCO2削減のために極めて意義深いものと考え、その導入に向け、環境省としても検討を進めてきた。

今後、新たな太陽光発電電力買取制度の具体化などを含め、エネルギー政策、環境政策の連携・協力を進め、太陽光発電の世界一奪還、CO2の大幅削減に努めてまいりたい。

平成21年2月24日  環境大臣 斉藤 鉄夫

  これはびっくりしました。斉藤大臣、やるじゃないですか。この精神で縄張り争いや縦割りの弊害をなくして一つの組織として最大効果を挙げることを考えて貰いたいですね。
  政権争いに省庁の縄張り争いと国の未来や国民のことを放りっぱなしにして自分たちの利益しか考えないこれまでのやり方を真剣に変えないとこの国の先行きは真っ暗です。

少しは反省しろ!


太陽水ポット

2009年03月07日 | 日記・その他

  地震や台風などの災害時に備えてエネルギーと水の確保をしたいものです。我が家の太陽光発電も昼間太陽が出て尚且つ故障が無ければ1500Wまでは使えるようにはなっていますが果たしてうまく使えるかどうかはその時になってみないと分からないでしょう。それでも何も無いよりは可能性はありそうです。まぁ、運を天に任せましょう。

 しかし、もっと大事なのは水でしょう。トイレの水も必要ですし、最も必要なのは当然飲料水です。井戸を掘って水を確保したとしても飲料には適するかどうか不安です。

 そんな不安を解消してくれそうな面白いものが紹介されていました。

 greenz.jp グリーンズ - エコスゴイ未来はここにある!

 太陽光で水を浄化する!?スウェーデン発の驚きの太陽水ポット「SOLVATTEN

  これは面白そうです。私の大好きな太陽を利用しているのも良いですね。こんなの日本で発売してほしいですね。もちろん安くないと手が出ませんが。

 日本にもたしかこうしたろ過装置があったはずです。ちょっとサーチしてみました。

  携帯用浄水器スーパーデリオスとはこんな優れ物!

これも、良さそうですね。いざという時のために用意しておきたいですね。とりあえず最低限の飲み水の確保が出来ていれば安心というものです。

ぼちぼち準備しないと!


手書き

2009年03月06日 | PC

  パソコンの弱点として手書きはできないものだと思っていましたが、技術の進歩は止めを知らないようです。サイトめぐりの中、手書きのメモをそのままパソコンに取り込めるとの記述を見つけました。

  MVPen|手書きメモをそのままデータにデジタルペンならMVPen(エム・ブイ・ペン)

  こんなことが出来るんですね。インタネット三昧の毎日と負け組みに組み込まれて生活に追われて新しいものの購入なんて考えられなくなってしまったことで、ハードもソフトも殆ど新しい情報を見ることもなくなってしまっている間に世の中はどんどん進んでいるようです。

 初期の頃は、こんなことをしようと思ったらスキャナーで取り込むしかなかったはずです。それもデーターがビットマップなのでやたらに大きくなって取り扱いにくかったものです。今は、CPUの能力も上がり、メモリーはギガ単位だしハードディスクはテラなんてことで少々でかいファイルも軽く扱えるのでこんなことができるのでしょうか。

 そういえば、私が最近少し興味を持っている動画も初期の頃には考えも及びませんでした。デジカメだって最初にカシオのQV10を買った頃には動画どころかわずか20万画素だったのに今や1000万画素の時代です。まさかデジカメや携帯電話で動画まで撮れる時代が来るなんて驚きでしかありません。全く、ちょっと油断したら時代に取り残されてしまっています。

ついていけるかな!


携帯型発電機

2009年03月05日 | エネルギー 環境

  太陽光発電だけでなく小規模な発電もだんだん面白いものが出てくるようになりましたね。

  歩くだけで発電可能? 携帯型発電機「nPower PEG」とは (1/2)

   nPower PEGの製品概要

 リミュウさんの発明した携帯型発電機「nPower PEGPersonal Energy Generator」は、バックパックやスーツケースの中に入れて歩くだけで、歩行時の運動エネルギーを回収して内部で発電を行える無電源の発電機だ。携帯電話やiPhoneiPod、ニンテンドーDSPSP、デジカメなど現在発売中の携帯機器の90%に対応。これらのデバイスとnPower PEGとをケーブルでつないで充電する。

  ありそうでなかったですね。こうなると何からでも発電する時代になりそうです。と思ったら、今度は自動車のショックアブソーバーからなんてのがありました。

 WIRED VISIONより

  車の振動を電力に変えるショックアブソーバー、MIT学生チームが開発 2009217

  マサチューセッツ工科大学(MIT)の学生たちが、滑らかな走行を実現すると同時にエネルギーも利用できるショックアブソーバーを開発した。これを取り付ければ、車の燃費が最大10%向上するという。

このショックアブソーバー『GenShock』は、車のサスペンションの振動を利用して電力を生み出す。発明者によると、大型トラックに6つのGenShockを使用すれば、オルタネーターが不要になるくらいの電力が作られ、その結果、エンジンの効率と燃費が向上するという。

すでに、軍用トラック『Humvee』を製造する米AM General社が関心を寄せている。将来的には、乗用車の燃費や電気自動車の走行距離も伸ばすことができると学生たちは考えている。

  面白いことになってきていますね。こうなると動くものならなんでも発電できるのじゃないかと考える必要がありそうです。あらゆる動くものから発電することと、使用電力の小さなものの開発で殆どのものは単体で動くようになる時代が来るかもしれませんね。これぞ究極の家庭用マイクログリッドなんてことになるのでしょうか。 参考:マイクログリッドとは

 案外人間はエネルギー危機を乗り越えるのかもしれません。

希望が持てるのかも!


固定価格買取制度

2009年03月04日 | 太陽光発電

  ドイツ方式とかFIT(フィードインタリフ)とかアーヘンモデルと言っても、太陽光発電に興味の無い人には何のことか分からないでしょうから今回の経済産業省の打ち出した固定価格買取制度の方が日本では分かりやすそうです。

 さてその固定価格買取制度が本当に実現するのかどうか不安ですが、世間の評価は意外と良さそうです。

 日刊温暖化新聞

  「温暖化を防ぐために、自然エネルギーを増やす政策に関するアンケート」調査結果

  プレスリリースより

  有限会社イーズ(本社:東京都世田谷区、代表取締役:枝廣淳子)は、本日、「温暖化を防ぐために、自然エネルギーを増やす政策に関するアンケート」調査結果を発表しました。本調査は、自然エネルギーを増やす政策への賛否と、その政策の一つである固定価格買取制度について、負担や便益についての情報が与えられる(*1)前と後での賛否を調査したものです。調査は一般(無差別)を対象に、21617時から有効回答300に達するまで、インターネットを通じて行いました(*2)。回答者は99%が女性であり、25歳~50歳が94%を占めており、生活負担増に厳しいとされる主婦層を対象とした調査となっています(設問の一覧は表1)。

 結果は、自然エネルギーを増やす政策の“総論”には8割の人が賛成しており、自然エネルギーの電気を高く買い取るという側面について固定価格買取制度を説明した場合に7割の人が賛成、月平均260円の電気料金アップというコスト負担を伴うことが分かった場合でも、5割強と過半数以上が賛成でした。一方、コスト負担情報を伴った場合の反対は12%で、うち4(回答者全体の5%)がコスト負担増を理由にした反対でした。

 自由記述のQ4では、「もっと説明や情報提供が欲しい」(全回答の12%)という声が最も多く、自然エネルギー設備設置者から高く買い取る部分と、そのコスト負担を電気料金に薄く広く上乗せするという2つの側面について、十分な理解に至っていない回答者が多いことも分かりました。これは、Q2, Q3において「どちらともいえない」がそれぞれ25%, 34%と多数となっていることからも分かります。コスト負担増への不安や難色を示すコメントが全体の9%存在しますが、固定価格買取制度への反対を示している回答は全体の5%と、不安や難色は示しつつも政策には賛成、または検討に値すると考えていることが分かります。一方、コスト負担増もやむなしとする積極的なコメント(全回答の4%)も少なからず存在しました。また「初期投資を下げる方策を」とのコメント(全回答の5%)も多くありました。

不況下で生活防衛意識の高まっている主婦層においても、子供たちの世代へよい環境をという気持ちは強く、「生活コスト増となっても過半数以上が固定価格買取制度に賛成」していることが明らかになりました。・・・以下略

  設置していない人にはある程度の負担がかかるようになりますが、いくら負担が嫌といっても、月に260円程度となると負担より環境の為という意識になりやすいのじゃないでしょうか。これが1000円を越すとさすがに不公平感がおきてくるのかもしれません。

 しかしながら、この程度なら環境意識の高い日本人はきっと受け入れてくれると期待したいものです。ドイツのように、発電したものは全て購入してくれるのならもっと負担が増えるかもしれませんが、それでも1000円を越えるなんて事は無いのじゃないでしょうか。

  買ってもらう方とすれば少しでも多く買って欲しい所ですが余り欲を言ってもきりがありません。ここはぐっと我慢して受け入れましょう。

  それにしても、そうなると、発電している昼間にはできるだけ節電して効果を出したいと思うのは根がケチな私だからでしょうか。

 果たしてどのくらいの効果がでるのか今から楽しみです。と取らぬ狸の皮算用をしていたら制度が流れてしまったなんてことにならないことを祈ります。

 なんと言っても、日本が世界のエネルギー大国になれるかもしれないのですから一日も早い成立を期待したいものです。

どうなるでしょう!


バナナ

2009年03月03日 | 日記・その他

  これも「伊東家の食卓」で見たのかもしれませんが、大阪での単身赴任時代に覚えたものに、バナナを冷蔵庫に入れておくというものがあります。毎朝バナナを食べるようになってから房での買い置きをするようになったのですが、一本づつしか食べないので、冬の間は良いのですが、夏はすぐに皮が黒くなって中がベチョベチョになって食べられなくなってしまうのです。

 そのとき偶然テレビで冷蔵庫に保存しておくと、皮が黒くなっても中身は十分食べられると言っていたのを見て、直ぐに試してみました。

  これが、その通りで、見栄えは悪いが中身は長持ちします。お陰で買い置きしたものを無駄にしなくてすみました。と言う事で、冬場以外はバナナは冷蔵庫で保管しています。

 ところが、今回「伊東家の食卓」を見ていたら、もっといい方法を紹介していました。

  バナナを黒くさせず新鮮に保存できる裏ワザ!!

 冷蔵庫で保管するのは同じですが、その上に包装するとは思いませんでした。これは行けそうですね。又試してみたいものです。

  バナナについてはもう一つ面白い裏技があります。バナナ一本を丸ごと皮を剥いて食べるのは大きすぎるし、女の人なんかなんとなく美しくないとは思いませんか。半分を残したいと思っても、今までの剥きかただと皮が残った状態なのでこれも美しくありません。これを包丁できれいに2等分したように割る方法があるのです。

  曲がったバナナの両端を上向きに両手で割りたいところを真ん中に持ってそこを支点としてを下向きに力を入れて割ると、皮の付いたまま、きれいに2等分されるのです。あまりきれいに割れるので気に入った私は常に2つに割って食べています。

ほんとに暇でしょ!


手振れ

2009年03月02日 | 日記・その他

  最近携帯で写真や動画を撮るようになって、どうしても手振れでピンボケが多いのに気が付きました。最近のデジカメなら殆どに手振れ防止の機能が付いていますが、携帯には付いていません。で何か良い方法は無いものかと思っていたのですが、取りあえずは片手で携帯を持つ手を押さえたり、固定したものに携帯を当てたりして撮っていました。それでも、都合よく固定するものが無いし、手で支えたくらいではなかなか上手く行きません。

 ところが、先日も書いた、「伊東家の食卓」を見ていると、「手ぶれせず写真がキレイに撮れる裏ワザ!!」なんてのがあるじゃないですか。これは面白そうと早速見てみました。

 何と、タイマーを使うのだそうです。これは使えそうです。

 幸い私の携帯もタイマー設定は可能です。早速試してみました。時間を3秒にっ設定して撮ってみましたが手振れせずにちゃんと撮れていました。これからこれでやってみます。感触としては、どうやら上手く行きそうな気がします。これは良さそうです。

又、新しい技を覚えました!