明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



先週、煮込みの『K本』にTさんこと蕃茄山人氏をお連れし、常連の流れに巻き込まれ、2次会となったが、階下のYさんは、自転車ごと他所の玄関に突っ込みながらケガもなく、大いに盛り上がった。蕃茄さんが、この日のことを“フェリーニの夜”とブログに書いていた。焼酎、亀甲宮のせいで、頭が幻想味を帯びてしまったのかもしれないが、常連がゾロゾロ2次会に向う様は、確かに子供の頃観た、大映映画の百鬼夜行じみていた。フェリーニの夜のことをYさんに言うと、「うん、たしかにヴィスコンティの夜じゃない」 Yさんが玄関に突っ込み、いい大人が大勢で、ヘラヘラしながら謝ったわけだが、ヘラヘラの中に大手建設会社のMさんもいた。2次会では、蕃茄さんの対面に座り話していたというのに、今日K本に行ったら、2次会どころか、あの日K本に来たことも覚えていないという。「土曜日来れなかったからと思って、今日来たんだけどさ。帰ったらカミさんに訊いてみよう」みんな呆れたのであった。 

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