明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



6月、銀座青木画廊の『眼展』に出品する作品を制作中である。男の筋肉の場合、幼稚園時代から、プロレスを毎週観続けたおかげで、微妙なところ以外は、なにも参考にしないで作ることができる。これはプロレス好きだった父に感謝しなくてはならない。 私は励んだものは何も身に付かず、知らないウチに身に付いたものだけを利用して生きている。ということは、ボンヤリと生きているしかない。何かについて切磋琢磨しようと企んだところで、その時点でおおよそ無駄になることが決まっているからである。しかしボンヤリしていたって、何かは取り入れ続けているのだから、良しとしている。何を取り入れているのか自覚が無いので、自他共にボンヤリしているということになってしまうのが、辛いだけである。

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