明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


宅配便に起される。ジャパネット。母である。中身も確かめずに受け取り拒否。止めないなら携帯を取り上げるぞ、とメール。すでにホームには、何か届いても受け取り拒否するよう伝えてある。知人のお袋さんのように、冷蔵庫が茄子で一杯なんて話しを聞いているから、まだマシではあるが。受け取り拒否は、配達人には迷惑であろうが、すんなり持って帰ってくれるのを知って助かっている。ポストに入ってしまう物は事情をいって送り返す。膝が痛いのは判るがコラーゲンなど飲んで効く訳がない。オットセイや虎のペニスだとかおっちょこちょいが多い。だったら禿げたら狸の毛でも飲んでいれば良い。 江戸深川資料館のイベントは1日8、9百人の人出だったそうで本当の観光場所になっている。明日20日が最終日。搬出は21日だが、一旦預かってもらい、後日作品を保管している倉庫まで行ってもらい、9月の人形展に出品する写真作品用の作品を出して来ようと考えている。とりあえず二三人。誰を被写体にするかである。まず背中に唐獅子牡丹の三島由起夫は最近の手法で撮り直してみたい。 特に日本画のようにするのが本来の目的ではないが、最初から判ってもらおう、とあれもこれも、とやるのは得策ではないのは経験上解っている。人に伝える、というのは簡単なことではない。ならばあえて、まずは日本画風になる手法である、と、泉鏡花、谷崎潤一郎、夏目漱石、古今亭志ん生あたりで、と考えてみたり。“正義が勝つには時間がかかる” by森田健作。別に正義でもなんでもないけど。

※8月31日まで谷中『全生庵』円朝旧蔵の幽霊画を公開中。それに伴い三遊亭円朝像を出品中。
※8月10日より20日まで深川江戸資料館“深川お化け今昔”にて三遊亭円朝像、及び写真作品「鏑木清方作三遊亭円朝像へのオマージュ」『怪談牡丹灯籠』など6点出品。 別室では11月まで九代目市川團十郎像を展示。

HP

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