主催花園大学国際禅学研究所。白隠フォーラムに続き2回目の参加。会場の学士会館のホールは満員.さすが一休和尚である。この間の初入院時『狂雲集』を携えて行ったが、一休と女性、どこまで踏み込んで良いか、と思っていたところだったのでタイムリーなテーマである。盲目の美女は実在し、地獄太夫は架空の人物だと知った。 今後一休を軸に進めたい。白隠禅師に対抗して、蘭渓道隆と同様に、国宝の頂相を元に、リアル版乞食大燈像も作ろう。私がやらなければ今後も誰もやらないだろう。今号の『タウン誌深川』にも書いたところだが、実在した特定の人物に様々な面相を持った人物像があるのが私の〝渡世上“どうしても我慢ができない。私なりの五条橋辺りを好物のマクワウリを持って立つリアル版乞食大燈像を作る。〝彼でありたい“と『仮面の告白』で書いた三島由紀夫を糞尿運搬人にさせた私である。大燈国師を真似て横目の頂相を描かせるくらいの一休和尚が望むなら、時代を超えて共演もさせよう。