明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



着彩を残し一休宗純完成。写る所しか作っていないししゃれこうべを掲げる竹竿はまだであるが。一休本人公認であろう曽我蛇足の一休像を参考にしたが、ボーイスカウト経験者といえど、坊さんでも結べない人がいるというカンという輪っかの紐は粘土で。 年も押し迫って琴高仙人乗る鯉を撮影したり調理したりは気が進まない。かといって豊干が乗る虎を動物園に出掛けて撮る気にもなれない。無呼吸症候群のせいで気分が沈滞ぎみではあるのだろう。臍下三寸辺りに在るもう一人の私は、放っておいても勝手に突き進むと思い込んでいたが、それも所詮身体中に在るものであった、と今更ながら解った。おかげで食べ物にも気をつけるようになった。糠床も絶好調である。そんな中、たったニカットのために手こずらせてくれた。よっぽどの快感をもたらせてくれなければ許す訳にはいかない。



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