明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



確固たるイメージも浮かんでいないのにトライするには、考えるな感じろだ、といいつのるしかなかったかもしれない。それは心構えのつもりでいっていたが、今に至り、私の解釈では、それこそが寒山拾得のメインテーマということになる。「ブルース・リーの考えるな感じろの後になんて続くか知ってるか?」いう友人に、「知ってるに決まってるだろ、じゃなかったら月を指す寒山を作るかよ。」といっておけば良かった。 考えなければ考えないほど、考えたかのように、あるいは客観的存在が上から観ていて絵図を描いたかのような結果となる。こんなことが頻繁に起きるので、もはや当たり前になっている。寒山は8割は乾燥が進んだので、月指す左手と巻物を持つ左手、左右の足を作る。そろそろ写真作品としてのアイデアが浮かび始める。『慧可断臂図』の雪深い表現を思い付く。できれば考えよう、と思ってから浮かんで欲しいのだが。

 



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