知り合いの編集者に東北大で地質学を学んだというのがいるので、座禅窟の制作に関して質問をしてみた。仮にそんなことはあり得ない、といわられたところで、イメージ優先。ハイそうですか、とはならないが、知っておいて悪いことはない。確かにその上空に龍を飛ばそうという人間が地質学でもないだろうが、上手な嘘をつくには、本当のことを忍ばせるのがコツであり、この虚実のバランスが大事である。〝及ばざるくらいなら過ぎたる方がマシ“な私はまた〝感心されるくらいなら呆れられたい“私でもあり、モチーフとする人物がすでにこの世にいなかろうと、その人物がいなければ作れなかったことを思うと、人物への敬意を最重要とすべきだろう。
| Trackback ( 0 )
|