近松の虚実皮膜の間ではないが、相変わらず寝起きに見る夢と現実がごちや混ぜで、懸命に考えるのだが、結局は何もなく、実に無駄なことをしている。先日など目が覚めながら、もう少しでスマホで樋口一葉について検索するところであつた。寝苦しさが関係しているのは間違いがないが、よくぞいかにもありそうな事柄を持ち掛けられるものである。私の見る夢の特徴は、シチュエーシヨンはでたらめでも、私自身は、いかにも私が言いそうなこと、やりそうな事しかしない。これがリアルさに拍車をかけるのである。例えば犯罪を犯したとして、その隠蔽の仕方など、目が覚めていても、同じ事を企みそうである。まあほとんどが、何もなくてほっとすることばかりだが、その事について考えている間は、なかなか悩ましく、このシリーズは、そろそろ終わりにしてもらいたい。そもそもはめったに夢を見ないのである。
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『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界