明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



当ブログは、ほぼ私の忘備録と化している。読んで頂くのも申し訳ないようだが、今時寒山拾得を作ろうなどという人間に起こること、寒山拾得を作ろうと思わなければ起きないことをなるべく書きたい。 一代目の頭部が殻を破れず断念し、間を置いて二代目の拾得の頭部に取り掛かっている時である。確信は持てないまま形にはなって来た。座布団に座って作っていたが、ひょんな事で拾得を踏んづけてしまった。ちびまる子なら顔に縦線である。   当然亀裂どころかぐちゃぐちゃであったが、表面は乾き気味であったので痕跡は残っている。少しでも元に、と思ったが、それまでの方向性は元には戻せない。 最初に頭部を作るため粘土を掴んだなら、必ず完成まで持って行く、と決めていたが、すでに一度反故にしている。人相が一変したまま続けた。その痕跡は拾得の両目の視線どころか、眼球の位置が上下ずれているところに残っている。寒山もそれに準じてそうした。拾得の頭を踏み潰したことにより結果的に一山越え、そんな事故を拾ってさえの寒山拾得なのだろう。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


« 聖と俗 寒山拾得完成迫る »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。