深川は3年に一度の本祭りで盛り上がっている。永代通りを歩いているとホイサーという、妙な神輿が目の前を通り過ぎ唖然とする。深川はワッショイに統一していたはずだが。半纏は現在は誰でも入手可能だし、色々な物が混ざってしまうのかもしれないが、深川だけは、と思っていたので非常にがっかりした。ウチの町会はホイサにします、とかいう馬鹿がいたのか。 母が月曜に病院から介護施設に転院するので分厚い書類にハンコ捺したりサインをしたり。こういう作業をちょっとしただけで創作意欲が湧き出て来る私である。一番効くのは“部屋を片付けよう”と思うことである。次の瞬間制作を始めている。 4時近くになり、銀座Art Gallery M84の飾りたいと思う写真展『アートの競演 2017葉月』にお邪魔する。目印の医院は、ついこの間、近所の酔っぱらいが階段でこけて、救急車で運ばれた医院であった。9回目である。最近肺気腫と診断され煙草を止めるといっているが、病気で死ぬ前に事故で死ぬから安心せよ、といっている。こういう私の予言は当たる。引っ越しを手伝った時に、間違いなくこの階段でケガをする。これは『天国への階段』である。といっておいた。 グループ展は様々なアプローチを試みた意欲的な作品ばかりで、興味深く楽しめた。地元へ帰るとT千穂で件の酔っぱらい、傷だらけで余白のなくなってきたおでこを光らせヘラヘラ笑っていた。
※8月31日まで谷中『全生庵』円朝旧蔵の幽霊画を公開中。それに伴い三遊亭円朝像を出品中。
※8月10日より20日まで深川江戸資料館“深川お化け今昔”にて三遊亭円朝像、及び写真作品「鏑木清方作三遊亭円朝像へのオマージュ」『怪談牡丹灯籠』など6点出品。 別室では11月まで九代目市川團十郎像を展示。
HP
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