英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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初山踏(うひやまぶみ)

2006年05月25日 | 英語勉強法
私は、高校生に大学受験英語を教えていますが、中学文系科目も担当しています。今週の中学3年生の授業で用いる国語(古文)の過去問に、本居宣長著『初山踏(うひやまぶみ)』がありました。英語学習にも的を射ている文章ですので、紹介したいと思います。
詮ずるところ学問は、ただ年月長く倦まずおこたらずして、はげみつとむるぞ肝要にて、学びやうは、いかやうにてもよかるべく、さのみかかはるまじきことなり。いかほど学びかたよくても、おこたりてつとめざれば、功はなし。

〔現代語訳〕
結局のところ学問は、ただ長い年月嫌にならずに怠ることなく、励むことが肝要で、学び方はどんな風でもよく、そんなに深くこだわる必要のないものである。どんなに学び方が良くても、怠って努力しなければ効果はない。

本居宣長は江戸時代中期の国学者。広辞苑によると、国学とは「古事記・日本書紀・万葉集などの古典の、主として文献学的研究に基づいて、特に儒教・仏教渡来以前における日本固有の文化および精神を明らかにしようとする学問」とあります。

我々日本人の祖先は、はるか大昔から、「とにかく何でも努力を続ける事が大切である」と説いていたことが分かります。

「英語が出来るようになるにはどうすればいいですか?」という質問は仕事柄よく受けます。その人の実力や性格から判断して、適切な勉強方法を提示することを心掛けていますが、結局はそれを生かすも殺すも本人の努力次第。勉強方法は二の次。とにかく続けることが大事です。

私も小学校6年生の時から現在までの23年間、英語に嫌気がさすことなく勉強を続けられてきました。もちろん、英語道を究めるためには、これからも英語の勉強を続けなければならないでしょう。しかし、英語の勉強をしていて苦痛を感じることはありません。まさに、「好きこそ物の上手なれ」だと思います。

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