英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

逃げの姿勢

2006年12月19日 | 指導現場にて
私の授業では、高校3年生や学力のある高校1・2年生には、最近の大学入試過去問から私自身が作成した演習プリントを使っています。個別指導のため、それぞれの生徒の学力志望大学のみならず性格までも考慮に入れて、演習プリントを使い分ける必要があるため、その種類は100枚以上にもなります。

次回授業時までの宿題は、そのプリントの徹底復習と、既に副教材化している『NEXT STAGE』の徹底暗記です。

学力の低い生徒に共通していることは、この復習と一冊の教材を徹底して覚えるという辛い作業から逃げている姿勢です。先日も、ある高3生から「宿題用の演習プリントをもらえませんか?」と言われました。

一見するとやる気がある発言のようですが、明らかに復習から逃げ、「問題を多く解けば英語ができるようになる」と勘違いをしているのです。彼女の場合、英語の授業が週2時間のため、他の生徒に比べてやっているプリントの数は多いですが、復習を全くしていません。何度注意しても言い訳ばかりで、二度ならず三度解説したところですら、忘れています。

辛い復習と暗記作業なくして英語力は伸びません。「英語ができないのは、問題演習をしていないからだ」と決めつけている態度を改めない限り、救いようがありません。

2年前にも同様のケースがありました。上述した生徒とまったく同様で、暗記が嫌で、問題を解くことが英語の勉強だと思い込んでいる生徒がいました。結果、彼女のセンター試験の英語は200点満点中70点にも満たない点数でした。その翌日、授業に来た彼女の口から出た言葉は、「先生、センター試験できなかったから、問題集買ってきたんですけど」。

あきれて一瞬呆然としてしまいました。そして「お前は何回言ったらわかるんだ。本屋に行ってすぐに返して来い!」と一喝しました。

全ての高校3年生に対して「11月以降は不安になるだけだから、新しい問題集や参考書は買わずに、それまで使ってきた教材の復習に徹しろ」と指導をしてきたにもかかわらず、この生徒のような過ちをする生徒は毎年出てしまいます。

英語を教えるだけではなく、勉強方法の徹底を心がけないと、生徒の心には響きません。生徒の耳にたこができるくらい、復習の大切さを強調していきたいと思います。

コメント
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