英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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音読!音読!音読!

2007年07月13日 | 英語勉強法
私が現在の英語力を培えたのは、一言で言えば“音読”です。

音読の効用についは以前のエントリでも紹介しました。では、何のために英文を音読するのでしょう。

それは、その著『英文解釈教室』で名高い故・伊藤和夫先生も言われる、‘直読直解’ができるようになるためです。直読直解力とは、英文構造を瞬時のうちに把握できる力のことです。

先生は『英文解釈教室』のあとがきで次のように書かれています。
本書の説く思考法が諸君の無意識の世界に完全に沈み、諸君が本書のことを忘れ去ることができたとき、「直読直解」の理想は達成されたのであり、本書は諸君のための役割を果たし終えたこととなるであろう。(改訂版314ページ)
私が受験生当時、難関大学合格のバイブルと称され、しかしその難解さから多くの受験生が挫折した『英文解釈教室』。かく言う私も挫折し、浪人決定と共に廃棄してしまいました。

しかし、実用英語検定1級に合格し、はたまた英語の指導者として、本書を再購入し読み直すと、面白いように理解できるのです。伊藤先生が言わんとしていることが自分の言葉のように思えてくるから不思議でなりません。

では、『英文解釈教室』に挫折した私が、いかにして直読直解力を培えたのか?それは音読に他なりません。

現在の英語力の素地が培われた大学受験時代の音読用ノート。上部の‘正’の字は、声に出して音読した回数。一つの英文を20回以上読まないと効果は出ません。
音読によって英文構造を瞬時に把握できるようになり、英語の語順で英文を理解できるようになったのです。

「英語ができるようになりたい」という生徒には、音読の効用を説き、実践するように勧めますが、大抵の生徒は3日坊主で止めてしまいます。音読は、面倒くさく、単純で辛い作業だからです。しかし、それを実行しない限り、英語力は頭打ちになると断言できます。

英語をモノにしたいのであれば、音読は避けては通れない勉強法なのです。
コメント (3)
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