英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

心に響く言葉

2007年07月20日 | 実用英語
シアトル留学時代からお世話になっている Judy から、メールが来ました。

先日の新潟県中越沖地震の被害を心配する内容でした。メールの最後に心に響く一文がありました。
My thoughts are with you.
(私の気持ちはあなたと共にありますよ。)
こなれた日本語に意訳すれば、「お気持ちをお察し致します。」といった感じでしょうか。

辞書では余りお目にかかれない表現です。このような素敵な表現との出会いが、私を英語の虜にさせているのです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

理系の思考

2007年07月20日 | 指導現場にて
生徒を指導していると、理系の生徒に特徴的なことがあります。
余りにも論理的に考えすぎて、覚えることを意識しない。細部にこだわりすぎて、一つひとつ解決していかないと先に進めないのです。

昨日もこんな質問を受けました。
Dolphins may appear, or they may not appear.
(イルカは姿を現すかもしれないし、あるいは現さないかもしれません。)
高校1年生の助動詞の課で出てきた例文ですが、医学部志望のその生徒は、次のように質問してきました。
「最初の“イルカは姿を現すかもしれない”で、姿を現わさない可能性も示されるので or 以降の文は必要ないんじゃないですか?」
確かにそうかも知れません。しかし、そこにこだわってどうなるのでしょう。ここでは may が推量を表すことを習得すればいいのです。そこまで深く考えていたら、大学合格に必要な膨大な知識を習得することはできません。

他にも、「『数学でこの公式を覚えなさい』と言われるけど、なぜその公式が成り立つのか理解できないから覚えられない」とお門違いの言い訳をする生徒もいます。

三平方の定理はよく知られていますが、それを証明できる人が何人いるでしょうか。

主語が三人称単数で、時制が現在の場合 s がつく。このルールは基本で、知っていて当然。覚えればいい話であって、「なぜ三人称単数現在形には s がつくのか?」を追究していたら、日が暮れてしまいます。それは学問的な事項であり、大学で研究していけばいい内容です。

安河内哲也著『できる人の教え方』(中経出版)では、指導者の心得として、「その生徒が思考型か暗記型を見抜いて教える」ことが必要と説いています。

思考と暗記のバランスがほどよくとれていることが、勉強の基本。思考に偏っている生徒には、「もっと単純に考えろ!」と勉強のスタンスを是正していくのも、私の大切な仕事です。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする