英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

東京大学という証

2011年03月10日 | 指導現場にて
生徒が東京大学に合格しました。

合格発表の今日、私も朝からソワソワして落ち着きませんでした。

合格が発表される13時を過ぎても彼からの連絡はなく、職場で黙々と事務仕事をし、そして、会議が始まりました。

13時40分頃、ドタドタとあわただしい音が入り口玄関でし、勢いよくドアが開いたかと思うと、息を切らして受験票を右手に握りしめ、呆然とした様子で彼が入ってきました。

「先生、受かった・・・」

その一言だけで十分でした。私は彼とあつく抱擁をし、もう一人の担当の先生は号泣しました。そして、他の先生からは自然と大きな拍手がおこりました。


腰が抜けたように壁に寄りかからざるを得ない状況で、彼は今の気持ちを話してくれました。相当なプレッシャーの中で戦っていた彼。その表情は、安堵とともに達成感が漂っていました。

東大の二次試験対策として、授業では私が自作したプリント100枚以上を使いました。またその他に、彼が自宅でやってきた英文要約、英文和訳、英作文等の添削を行いました。その量は、大学ノート4~5冊にのぼると思います。

彼を小学校の頃から見ていますが、勉強に対する追求心は群を抜いていました。彼の弛まぬ努力の先に、今日のような素晴らしい結果が待っていたのですね。

指導者として、素直に嬉しいです。

もちろん、彼自身の努力、特に小さい頃からの勉強の習慣があってこその合格だと思います。ただ、その1シーンにかかわれて、少しでも力になれたことが嬉しくてたまりません。


今年の大学入試では、東大の他、東京外国語大学、東京学芸大学、名古屋大学、信州大学、都留文科大学、青山学院大学、立教大学、立命館大学、南山大学等に合格者を輩出することができました。

長野県の一地方の塾として、地元の高校生たちの力になれて、この上ない喜びがあります。


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粋な計らい

2011年03月10日 | 指導現場にて
昨日は長野県公立高校の入試日でした。

職場に向かう途中、あまり人通りがない裏道を通った時ふと足元に目をやると、解け残った雪にこんな文字が書かれていました。
“合格に向けてがんばって!”

いったい、誰がこれを記したのでしょう?当の受験生か、後輩か、あるいは保護者か。

でも、誰が記したかなんて大きな問題ではありません。何とも粋な演出だと思いませんか?

ここを通りかかった時、私はしばらく足を止めて見入ってしまいました。そして、とても温かい気持ちになりました。

受験は、受験生だけのことではありません。彼らを取り囲む家庭、親類、友人、先輩、後輩等すべてを巻き込む人生の一大イベントなのだと、改めて感じさせられた瞬間でした。



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