第165回TOEICを受験してきました。
自身33回目となるTOEIC。
いつもと同じ会場、いつもと同じルーティーンで試験開始を待ち、
しかし、パート1の途中辺りから、スピーカーから聞こえてくるリスニングの音量が小さくなってきたことに気付きました。
「機器の故障かも。まあ、実際のコミュニケーションの場でも聞き取りづらい状況はいくらでもある。このくらいで不平を言ったら自分のリスニング力のなさを露呈させるようなもの。乗り切ってやるさ」と思いつつ、パート2に入りました。
すると今度は、音がかすれ、途切れ始めました。「これではさすがに内容が分からん!」と思うやいなや、突然音量が大きくなり、周囲の受験者からもため息や舌打ちが聞こえてきました。
顔色を変えて慌てだす女性試験監督者2人。それでも試験は続き、パート3に入りました。
いつもどおりにイントロダクションで問題番号41からの質問と選択肢を先読みし、備えました。しかし、音量が小さすぎて問題番号41~43の会話がいつ始まったかも分かりません。
再び音量が大きくなり、また小さくなり、途切れて聞こえてくるスピーカーからの英語。対処に困った試験監督者たちがスピーカーの前に立って耳打ちをしだす始末。教室内のすべての受験者の集中力が切れた瞬間でした。
パート4が始まったときに、責任者らしき男性が突然教室に入ってきてスピーカーを止め、「聞き取りづらい状況が確認されました。ただいま本部と対応を協議しております。問題冊子を閉じて、しばらくお待ちください」
この時、試験開始から約30分が経過していました。
試験官の言葉を無視し、問題冊子をめくり続ける受験生も。そこには、今までの受験では見たことのない光景がありました。
5分ほどして責任者が再び姿を現し、
「本部と協議した結果、新しいCDデッキを使いパート2からやり直しをさせていただきます。ただいまから音量のチェックを始めます」という説明。
この対応に受験者から苦情が続出しました。
思わず私も語気を強め「この状況ではスコアの正当性に疑念が生じるのでは」
と発言。それに対し責任者は「それに関しては本部で対応します」
本部で対応?なんだそりゃ?どんな対応だよ?統計分析の専門家が集まって、スコアを平等化する作業とは違うんだぞ。この状況で、パート2からやり直しをすれば明らかにスコアは良くなる。しかも中断した時の指示に従わず既にリーディングの問題を解いている受験生もいる。どうやって信頼できるスコアが出せるんだよ。
私の後ろの受験生は「試験時間が延びますよね。この後、予定があるんですよ」
「その場合はここで退出していただき、後日再受験になります。再受験に関してはご自分でTOEIC本部に電話していただき、対応してください」と責任者。
どこまでいい加減な対応なんだ。再受験手続きの具体的な説明もない。もしかしたらその再受験の日程が合わない受験生もいるはず。では、受験料返還の可能性は?
今回の試験で昇進がかかっていたらどうする?大学受験生で推薦入試でスコアを必要な高校生もいるかも知れない。この対応で済まされるのか?
同じ教室にいた20名の受験生のうち、ほとんどがこの時点で会場を後にしました。もちろん集中力が切れてしまった私も。試験を受け続けられる気持ちにはなれませんでした。
会場を出た時、中国からの留学生らしき受験生からたどたどしい日本語で話しかけられました。「この後、どのようにしたらいいのでしょうか。どこに電話したらいいのでしょうか」
今後の対応についても「各自で本部に電話してください」の一辺倒。
2ヶ月前から受験を考えこの日のために準備してきました。週休1日しかない私にとっては、家族との時間を犠牲にしました。再受験と言われても、証明写真代(350円)や往復の交通費(1,640円)だって馬鹿になりません。
明日、TOEIC本部に電話して、誠意ある対応を求めたいと思います。
長いTOEIC受験歴でこんなことは初めてです。これもまた経験、またチャンスができたと前向きにとらえたい反面、TOEIC側の対応に不信感を抱かざるを得ない第165回TOEICとなりました。
※私の受験会場は、松本医療福祉専門学校の教室201でした。会場での対応に不満を感じた方は、はっきりとその旨をTOEIC本部(財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 東京業務センター 03-5521-6033)に伝えましょう。泣き寝入りはいけません。
自身33回目となるTOEIC。
いつもと同じ会場、いつもと同じルーティーンで試験開始を待ち、
“Yes, I'm all set. I can do it. Wish me luck!”と、自分に語りかけて試験が始まりました。
しかし、パート1の途中辺りから、スピーカーから聞こえてくるリスニングの音量が小さくなってきたことに気付きました。
「機器の故障かも。まあ、実際のコミュニケーションの場でも聞き取りづらい状況はいくらでもある。このくらいで不平を言ったら自分のリスニング力のなさを露呈させるようなもの。乗り切ってやるさ」と思いつつ、パート2に入りました。
すると今度は、音がかすれ、途切れ始めました。「これではさすがに内容が分からん!」と思うやいなや、突然音量が大きくなり、周囲の受験者からもため息や舌打ちが聞こえてきました。
顔色を変えて慌てだす女性試験監督者2人。それでも試験は続き、パート3に入りました。
いつもどおりにイントロダクションで問題番号41からの質問と選択肢を先読みし、備えました。しかし、音量が小さすぎて問題番号41~43の会話がいつ始まったかも分かりません。
再び音量が大きくなり、また小さくなり、途切れて聞こえてくるスピーカーからの英語。対処に困った試験監督者たちがスピーカーの前に立って耳打ちをしだす始末。教室内のすべての受験者の集中力が切れた瞬間でした。
パート4が始まったときに、責任者らしき男性が突然教室に入ってきてスピーカーを止め、「聞き取りづらい状況が確認されました。ただいま本部と対応を協議しております。問題冊子を閉じて、しばらくお待ちください」
この時、試験開始から約30分が経過していました。
試験官の言葉を無視し、問題冊子をめくり続ける受験生も。そこには、今までの受験では見たことのない光景がありました。
5分ほどして責任者が再び姿を現し、
「本部と協議した結果、新しいCDデッキを使いパート2からやり直しをさせていただきます。ただいまから音量のチェックを始めます」という説明。
この対応に受験者から苦情が続出しました。
思わず私も語気を強め「この状況ではスコアの正当性に疑念が生じるのでは」
と発言。それに対し責任者は「それに関しては本部で対応します」
本部で対応?なんだそりゃ?どんな対応だよ?統計分析の専門家が集まって、スコアを平等化する作業とは違うんだぞ。この状況で、パート2からやり直しをすれば明らかにスコアは良くなる。しかも中断した時の指示に従わず既にリーディングの問題を解いている受験生もいる。どうやって信頼できるスコアが出せるんだよ。
私の後ろの受験生は「試験時間が延びますよね。この後、予定があるんですよ」
「その場合はここで退出していただき、後日再受験になります。再受験に関してはご自分でTOEIC本部に電話していただき、対応してください」と責任者。
どこまでいい加減な対応なんだ。再受験手続きの具体的な説明もない。もしかしたらその再受験の日程が合わない受験生もいるはず。では、受験料返還の可能性は?
今回の試験で昇進がかかっていたらどうする?大学受験生で推薦入試でスコアを必要な高校生もいるかも知れない。この対応で済まされるのか?
同じ教室にいた20名の受験生のうち、ほとんどがこの時点で会場を後にしました。もちろん集中力が切れてしまった私も。試験を受け続けられる気持ちにはなれませんでした。
会場を出た時、中国からの留学生らしき受験生からたどたどしい日本語で話しかけられました。「この後、どのようにしたらいいのでしょうか。どこに電話したらいいのでしょうか」
今後の対応についても「各自で本部に電話してください」の一辺倒。
2ヶ月前から受験を考えこの日のために準備してきました。週休1日しかない私にとっては、家族との時間を犠牲にしました。再受験と言われても、証明写真代(350円)や往復の交通費(1,640円)だって馬鹿になりません。
明日、TOEIC本部に電話して、誠意ある対応を求めたいと思います。
長いTOEIC受験歴でこんなことは初めてです。これもまた経験、またチャンスができたと前向きにとらえたい反面、TOEIC側の対応に不信感を抱かざるを得ない第165回TOEICとなりました。
※私の受験会場は、松本医療福祉専門学校の教室201でした。会場での対応に不満を感じた方は、はっきりとその旨をTOEIC本部(財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 東京業務センター 03-5521-6033)に伝えましょう。泣き寝入りはいけません。