英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
〒396-0023 長野県伊那市山寺305-16

「西北の風」を読む Vol.2

2011年09月21日 | 指導現場にて
前回のエントリに続き、再び「西北の風」で感銘を受けた記事をご紹介します。

競走部駅伝監督の渡辺康幸さんが早稲田の駅伝がどん底状態の時に監督に就任してから、昨年度、学生駅伝3冠を達成するまでの経緯が書かれています。
手に届く目標を選手自らが細かく設定し、確実に達成してステップアップしていくよう、自ら考え、自ら行動する自己管理を重視した練習を行った。
「どんな世界でも、自ら育つ力がない者に成功は訪れない。どんな環境にあっても自ら育つ力を教えることが学生スポーツ指導者の役割です」


自ら育つ力を教えること。これは、塾指導者にとっても最も大切なことです。毎週塾に通ったからといって、成績が伸びるわけではありません。要は、塾をきっかけにして生徒自身が如何に学ぶ習慣をつけることができるか・・・。塾の指導者は、そのきっかけを与えなければなりません。

私自身にあてはめてみると、“自ら育つ力”は大学受験を通じて育まれたと思います。大きな目標に向かって、それを細分化し、毎日努力する。足りないものを感じたら、やり方を試行錯誤し、微調整し、そしてまた小さな目標をクリアしていく。そんな自分自身の体験談を語るだけでも、立派な指導になるはずです。

今日の指導中に、早稲田を目指す浪人生に、この「西北の風」の記事を読ませました。読み終わった彼が一言、「グサッときました」

目標達成に向けて、やり方は間違っていないか、妥協はしていないか・・・。自問自答しながら毎日努力を続けると、自ずと結果はついてきます。


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「西北の風」を読む

2011年09月21日 | 閑話
年1回、母校・早稲田大学から、「西北の風」という大学広報紙が届きます。

早稲田大学の今や各界で活躍されている交友の方の記事が充実していて、毎年楽しみにしています。

今回は、東京弁護士会法律事務所代表・長谷川裕雅さんの記事がとても感銘を受けました。

長谷川さんは新聞記者から弁護士へ転身された経歴の持ち主です。

記事では、全身を緑で固めた当時の名物教授・筑波常治先生の話から始まっています。
「驚嘆したのは教授の読書量です。政治から文学までの森羅万象を1日に3冊のペース。質問をすると数多くの引き出しから話が溢れ出てきます。10を知っていてはじめて、他人に1を伝えられることを学びました」
新聞記者時代の話では、
「記事に結びつかない取材ほど、むしろ印象に残っています」

「10を取材してやっと、1の記事が書けました」
そして、弁護士になって『磯野家の相続』を上梓された時の話では、
「難しいことをどれだけわかりやすく伝えられるかが専門家の力量」

「1つの結果を出すために、今後も10の努力を積み重ねていきます」

読んでいて、仕事に対するプロ意識を学びました。

すぐには役に立たなくても、どこかでつながっているのが学問。英語はもちろんのこと、色々なことを興味を持ち、造詣を深めていきたいと思います。

実は、英語を指導している時も、英語には直接関係ない雑談の方が、生徒の眼差しが真剣になるときが多いんです。それがきっかけで学問に興味を持ってもらえたら本望です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする