アメリカの経済学者M.フリードマン氏が亡くなられました。現代経済学史を語るには、氏の存在なくして語れません。
私は大学受験時代、社会は「政治・経済」を選択していました。勉強を始めて数日でこの科目の虜となり、大学で経済学を学びたいと決意したほどです。そして、全国模試で全国1位、偏差値も80を超えるほどに極めました。
今日は専門的な用語が続出しますが、氏の功績を語りたいと思います。なぜなら、彼の理論は日本経済の現状にも多大な影響を及ぼしているからです。
フリードマンといえば、マネタリズムです。それまでアメリカの経済政策の中心であったケインズの有効需要理論に一石を投じ、供給サイドの経済学を提唱、小さな政府への回帰を唱えました。当時のレーガン政権はフリードマンの理論を支持して小さな政府を目指し、ひいてはそれが日本の中曽根政権にも影響を与え、国鉄などが民営化されたのです。
フリードマンの理論に基づいたレーガン政権の経済政策(=レーガノミクス)の結果、アメリカは双子の赤字が拡大。その赤字是正のため、円高・ドル安を誘導しようと、1985年、G5でプラザ合意を採択。この結果日本は円高不況になります。
円高のために輸出が振るわず不況に陥った日本は、政府が景気対策として、低金利政策を誘導。そして、これこそがバブル形成の源になったのです。
数年後、バブル経済は破綻。日本は大不況に陥りました。景気回復を目指し、日本政府はかつてない低金利政策を実施しました。そして、ようやく最近になって、ゼロ金利時代が終焉したのです。
このように、フリードマンは現在の日本経済を語る上で、なくてはならない人物です。氏の逝去で、一つの時代が終わったような気がするのは私だけでしょうか・・・。
私は大学受験時代、社会は「政治・経済」を選択していました。勉強を始めて数日でこの科目の虜となり、大学で経済学を学びたいと決意したほどです。そして、全国模試で全国1位、偏差値も80を超えるほどに極めました。
今日は専門的な用語が続出しますが、氏の功績を語りたいと思います。なぜなら、彼の理論は日本経済の現状にも多大な影響を及ぼしているからです。
フリードマンといえば、マネタリズムです。それまでアメリカの経済政策の中心であったケインズの有効需要理論に一石を投じ、供給サイドの経済学を提唱、小さな政府への回帰を唱えました。当時のレーガン政権はフリードマンの理論を支持して小さな政府を目指し、ひいてはそれが日本の中曽根政権にも影響を与え、国鉄などが民営化されたのです。
フリードマンの理論に基づいたレーガン政権の経済政策(=レーガノミクス)の結果、アメリカは双子の赤字が拡大。その赤字是正のため、円高・ドル安を誘導しようと、1985年、G5でプラザ合意を採択。この結果日本は円高不況になります。
円高のために輸出が振るわず不況に陥った日本は、政府が景気対策として、低金利政策を誘導。そして、これこそがバブル形成の源になったのです。
数年後、バブル経済は破綻。日本は大不況に陥りました。景気回復を目指し、日本政府はかつてない低金利政策を実施しました。そして、ようやく最近になって、ゼロ金利時代が終焉したのです。
このように、フリードマンは現在の日本経済を語る上で、なくてはならない人物です。氏の逝去で、一つの時代が終わったような気がするのは私だけでしょうか・・・。
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