英語指導の現場にいると「英単語や構文集の例文などの暗記が思うようにできません」という相談をよく受けます。
しかし、そのほとんどの場合、「暗記ができない」のではなく「暗記できる工夫をしていない」だけなんです(^_^;)
脳は大切なことだけを覚えて、どうでもいいとや嫌なことは忘れようとします。だからこそ、脳に「これは大切なことだから覚えておかなければ!」と錯覚させればいいわけです。それには、暗記すべきことを何度も目にすることです。
例えば、英単語を暗記しようとすると、多くの生徒が机で単語集を見てノートに一行ずつ書いて覚えようとしているのを目にします。これはノートを埋めるという単なる作業。愚の骨頂です。
部屋の中を歩きながら、発音する。通学電車の中で単語集を見る。テレビを見ていてもコマーシャルの時にサッと単語集を開く。普段何気なく使っているカタカナの語源を調べてみる。そんなことの繰り返して、英単語を何度も見たり調べたりすることで、脳は長期記憶として暗記してくれます。
私は高校時代、学校と自宅までが徒歩5分という距離でしたが、『標準英語構文160』を手にし、歩きながら声に出して暗記に努めました。その時に覚えた英文は今でもスッと口から出てくるから不思議なものです。僅かな時間でも勉強に充てるという意気込みと本気度がなければ、望む結果は手にできません。
「暗記ができない」と嘆く前に、覚えらる工夫をしてみましょう!そんな小さなことを積み上げていくと、気づいた時には大学合格や留学など、夢へのスタート地点に立っているかも知れませんよ。
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