依頼リフォームの続きです。
リフォームは、大体にして重労働で開始される物ですが、 今回も多分に漏れずに力仕事。
朝の5時15分に起床すると、朝ご飯。
昨日の夕飯の買い出しの時に買っておいた卵サンドですが、分厚い・・・・
それ食べ終わると、早速作業開始。
二階に上がり、ベランダに設置されている水道栓の保温材を剥がします。
昨日の作業の際に、水栓から水漏れしていまして、これを先にやらないと気が済みません。
早朝という事も有りますので、ごく静かに作業。
カッターで切って、ゴミは箱の中へ。
この部分から水漏れしていました。
保護材の無い状態です。
この配管は、後日改めて保護材を巻き直します。
余談ですが、
この水栓の横、階段下の部分ですけど、此処にはシンクを置き、バーベキューとかするのに、便利にしようか?
なんて思っています。
作業中に、天気予報通りの小雨が降り始めましたので、以上でこの部分は終わり。
まだ時間が早いので、 ガレージ下に置いたままになっていた、システムキッチン廃材を静かに車に積めていきます。
そして部屋の中にあった、二階の剥がした壁紙えお入れたデカイビニール袋やゴミを積載。
続けて玄関ホール天井のシャンデリアを取り外し。
その後続けて、ホール天井の壁紙剥がし。
そうこうしているうちに、7時半になりましたので、 窓を全部閉め、 バールと両手で、キッチンと和室を隔てていた壁を壊していきます。
今回初投入のレシプロソーがものすごく役に立ち、 動作音もそんなにうるさくないので便利。
和室との境を全面解放続したかったのですが、 この壁の真ん中に一本柱が有り、下手に切断できません。
特に在来工法の場合、柱を一本抜くと天井が崩れたりするので簡単に切れないのですけど、
この建物は重量鉄骨でブレースが入っているはず・・・・
ですので、 ”それがあるかどうか?”を壊した壁の天井隙間から覗きます。
ありますね~
カット予定の近くを見るとしっかりと鉄骨が入っていて、ロングスパンのブレースなので、柱をカットしても問題は無し。
切ろうとしている柱のすぐ横にももう一本柱が有りますし、問題なしと判断。
そんなわけで、二つの部屋を隔てていた壁を解体&解放~!!
壁一つ抜くだけで、メッチャ広くなり開放感が抜群!
両方の部屋が一気に明るくなり、 壊す前に有った薄暗~いキッチン閉塞感は、全く無くなりました。
和室側からの写真 二つの部屋を合わせると多分15~16畳くらいになるかと。
さて、破壊終了後はガラ袋に廃材を詰めていきますが、本当に地味~な作業。
最後に掃除機を掛けますが、作業の途中で壁を構成していた和室の砂壁を手に取りましたけど、昨年やったリフォームの壁とは全然違います。
こちらの壁(砂壁)は、専用石膏ボード9mmの上にモルタル(工場生産品)を張り付けてあり、その上に着色している砂を吹いています。
全体が一体生産(もしくは後で接着されているものと推定。 モルタルの厚みが完全に一定ですので。
全てが均一ですので、工場で造られた物だと判りますが、 前のリフォームの壁みたいに、モルタルが勝手に崩れてくるような事は無く、
強度も抜群。
砂もしっかり張り付いていて、それ故に砂粒が汚くちてくる事も無い、良品です。
前のリフォームでは、石膏ボードにモルタルを塗ったのか生産品か?は判りませんが、仕上げの砂を吹き、後日更にその砂の上に手でモルタルを盛って、仕上げに外壁用塗料を塗布しているという凄惨なできあがりで、
最悪だったです。
和風の壁が嫌で何とかしようとしたんだと思いますが、安直すぎだしやり方がバカ。
というか、多分オーナーさんはどこぞのリフォーム会社に騙された被害者という方が正解かと思います。
参考までに、リフォーム会社のほぼ8割以上はろくな作業をせず、適当にやって見えるとこだけうまく仕上げて(誤魔化して)終わり、そして大金ふんだくる。
知識の無い人間相手で、実にチョロいわけですから、故に多数の会社が乱立しているわけです。
話を戻しまして、もちろんそんなリフォームをされた壁など、ろくに長持ちしませんので全部破壊。
そして、新たに壁を造り直しましたけど、 その際に搬出したガラ袋の重量と数の多さが、今でも多少のトラウマになっています。
それだけ酷かったという事です(笑)
さて、ここで午前の作業は終了。
まだ10時半で少し早いですが午後の作業が時間掛かるので早飯。
コンビニでお昼を食べると少し昼寝。
戻るとすぐ次の作業に入ります。
キッチンが終われば、次は浴室という順番ですが、この浴室は古い昭和感がモリモリ。
今時の様に寝そべって湯船に入る=リラックスできるという風呂では無く、狭くて深いだけの危ないお風呂。
当然、こんなのはダメダメですから全部破壊しますが、 浴室壁面とかが割と良い状態なので、とりあえず全面破壊はせずに、
浴槽だけを取り出してみます。
破壊後に、浴室の裏の状態見てシロアリとかにやられていたら壁も取り壊します。
とはいえ、これがマジで大変なんですよね~本当に。
削岩機でタブの廻りのコンクリートを少しずつ壊して、 取り出すわけですが、 そのコンクリートがマジで堅い。
それだけ、きちんと造られているという事なのですけど、 重機で壊すわけではなくて、あくまで手作業。
振動ドリル(削岩機)自体の重量もかなりあり、それに体重を載せて、少しずつ砕いていきます。
作業しやすくするために、タブの外板をバールで剥ぎ取りますが、断熱材がすでにボロボロになって、全く役に立っていませんね。
壁から床まで全周に渡り、満遍なく削岩機で壊しつづけます(約2時間)が、 バスタブが中々出てきません。
仕方なしに、さっき壁を解体した時に出た廃材柱を使ってテコ。
それでも出て来ないので、更に削岩機で掘り進み。
今度は違うところにテコを噛まして、全体重掛けて引き抜きます。
さすがに抜けました(笑)
で、此処まではよかったのですけど”よく有る問題”が発生。
バスタブが深すぎて、浴室の入り口折戸から搬出が出来ない。 横にしても縦にしても微妙に引っかかり、
この浴室を造ったときに、何にも考えて無かったことが一発で解ります。
開口部を測ると 700mm
出なければ、タブをカットしますです。 ハイ!
カットするとそんなに重くは無いバスタブを出しますが、すぐ目に付いたのは、腐敗して折れた配管。
お湯の配管です。
何故折れたのか?は判りませんが、 多分施工ミスでどこからか少しずつ漏れ、巻いてある断熱材によってサビがすすんで折れたのだろうと思います。 ちなみに、すぐ横にある水の配管は全く問題がありません。
バスタブの底板を取り除きます。
やっとボトムが見えます。 昔よく有った本当にアホな摺鉢式の排水構造。
あまりにも頭が悪すぎる、バカ構造そのもの。 昔はこれが結構ふつうだったわけで、始末に負えません。
ちなみに、この浴室はまだ上の方までモルタル壁を廻していますから良い方で、 酷いのになると適当に施工をして、
壁面から内部に湿気がムンムン。
湯気がモクモクと壁無いに侵入して、シロアリ君が大喜び=季節問わずに家を食してくれます。
この浴室ですけど、既存の水栓は全部一度とりはずして、あらたに樹脂管での配管になります。
ここで、新しいバスタブを置くための採寸開始。
折れ戸から向こうの壁まで 1490mm
横方向は1600mm
予定では1500mmのタブを使うつもりです。
そういうわけで、バスタブが無事に搬出できましたので、例のごとくガラを袋詰め。
これも重くてマジでしんどい。
大体3袋くらいなりましたが玄関横に運んでおいて、 これは後日処分します。
さて、さすがに重労働が二日間、今日は朝の5時半頃から作業していたので、今日は早めに終わらせます。
次は、一階洗面台とトイレの間の壁を取りさって、和室便器を壊して撤去するよていです。