もう大分時間も経ったので、そろそろ書いてもいいでしょう・・・・・
以前は、ヨットもウインドも大好きだった僕、 ただ、ヨットは乗る回数が少ないのに年間20万円近い維持費がかかる + 某人物から怒鳴られた一件からすっかり足が遠のいてしまい、
最後に脱会して、ヨットも手放した。
あれからもう何年経つのかな・・・・
維持費は僕がウインドとヨットを両立させる経済的な余裕が無いのは間違いなくて、 月に払うヨットの艇庫代で、セイルやらマストやらの道具(中古ですけど)が買えてしまう。
道具の修理代までもを考えると、余りにも出費が痛い。
まあ、こちらは当然の成り行きなのですけど、 もう一つの方が決定的な要因。
”怒鳴られた”という事の次第ですが、 これは僕が属していたクラブのスクール関係者との間の出来事。
ある日、その日のセイリングを終えて帰着、浜に自分のヨットを上げてた僕。
片付けのためにセイルを降ろそうとしたら、 知り合いがモスという特殊なヨットで沖出しをしようとして、四苦八苦しているのが目に入った。
波が来ていて、時々来る大きなのにもし巻かれれば、船も壊れるしそれより本人が大けがをする可能性がある。
距離的にはさほどでは無く、自分のヨットの周りに人が居なかったのもあり、ただ、一応はヨットの向きを変えて(バウ方向から風を受けると原理的に倒れない)、そのモスにところへ助けに走った。
モスが無事に沖へ出て、次は自分のヨットだな・・・・、と振り返ってみると、 なんと半分横倒し。
あらら!と慌てて駆け戻ってハル(船体)を起こすと、すぐにセイルを降ろして片付け。
場所的に、時々ですが風が廻る(方向が突然変わる)事があるのは、帰着した場所の特長なんです。
まずかったな~~~~と反省しつつ作業していたら、 某人物が登場。
でフルパワーで怒鳴られた。 内容は「なんで船から離れた!?という糾弾」
理由も全く聞かずに、一方的に怒鳴ってくる。
まあね、確かにヨットが横倒しになれば、その際にマストとかで怪我する人が出る可能性はある、そんなことは重々承知。
その人物、以前から自分の考えや尺度が完全であると思い込んでいる節があり、それだけに飽き足らず、周りにいる人間にその自分のルール道理に動くことを
求める、いや押し付けてくる傾向が有る。
強制だわな・・・・正直言って。 ”この海は俺のルールでやってもらわないと困る”的な・・・
怒鳴りつけてきた内容は確かに正論。 僕もそう思うし、それに関しては僕は何の意義も無い。
でもね、大人が大人を怒鳴っちゃ~~~ダメですよ、別に悪意に満ちた行動を僕がした記憶は無いし、そもそもがヨットから離れた理由も知らないのに
頭ごなしですからね。
彼とは別に上下関係が有るわけでもない。
ただ、その正義を前面に振りかざした言葉の中に、”極めて私的な利益安定という目的”が有るのがハッキリと読み取れるのは間違いなく、
彼の立場なら当然そうなるだろうな・・・とは思うが、 まあ、それは別にいい。
まあ、 事故有ったら”俺が困る”とハッキリ言われた方が、正義を縦にされるより遥かにいいわいな。
ウインドも、ヨットもサーフィンも、 こうした乗り物はその乗り手や持ち主の行動にて、誰かに怪我をさせたらその責務を負わねばならないのは当然で、
ただ、それによって、ヨットが全面前面禁止になるわけではないし、 それはウインドも サーフィンも同じ事だ。
ある人物の言葉だけを素直に聞いて、この世の中の全員が従うはずなど無いのは当たり前の事なんだけど、自分の生活の安定の為には、
自分にかかわるすべての人間は従ってもらうのが当然と考えているのは間違いない。
その人物ですが、過去に同じような事で何人ものセイラーと諍いを起こしているという話を聞いたけど、 それほど正義を振りかざして怒鳴りたいのなら、
何か事故などは有った際にその人物が代位弁済をしているという話でもあれば全面的にその主張は納得できるし、彼が完全で正しいとは思う。
でもそうした話は全く聞かないし、 自分の守備範囲(何か言える人間の範囲)のみに留まって怒鳴るのはいかがなものだろうか?
公的利益と安全を縦にして振りかざし(その本心は自己利益の安定)、それも理由もろくに聞かずに怒鳴るという行動にて人に押しつけるなら、
そんなものはそもそもが相手に通じるわけが無い。
彼が完全無欠で完璧なら、浜にいるウインドサーファー達全てに、「道具から離れるときは必ず セイルを畳め!」と怒鳴らねばならないし、
浜にサーフボード置いているサーファーに対して、「子供の足が当たったら危ないからどけろ!」と、一人一人に怒鳴って歩けば良い。
でも、そうした姿など、とんと見たことは無い。
以前から、彼のそうした姿勢(二面性)に疑問を懐いていた僕は、この一件で完全にOUT。
まあ、その時には黙ってひたすら忍耐していたのですけど、しばらくしてさすがに気持ち(怒り)の収まりがつくことが無かった、=そんな訳で行く気も無くなって愛艇を手放した。
行けば彼の顔を見なければならないし、 したくも無い挨拶をしなければならないから。
手放したヨットは二枚帆のスループ艇だったんですけど、割と足の早いヨットで、それを失ってから数年たって、
ここに来て何故か猛烈に乗りたくなってきてしまった・・・・
ウインドは完全なるスポーツで、 でも、ヨットは全く違うところに大きな魅力(頭を使って自然と語り合いながら速度を創りだしていく)があり、 同じようで有りながら、
この二つは人にもたらしてくれる恩恵が大きくちがう。
このところ、段々と秋めいてきて、今年散々?ウインドに乗った僕にとってみると、 あのヨットの持つ独特の素晴らしさを強烈に懐かしく感じるわけです。