11月中頃に車検の”家内”の愛車、 タント L350S ターボ ですが、 前にやった整備の時に、ラジエーターからの水漏れに気がついた。 あららら!
そのままにしておくと、やがて本格的に漏れ始め、 最悪エンジンがお釈迦になる。
ちなみに、前回の整備から今回の作業まで、さほど日数的に間隔があったわけではありませんが、
かなり漏れが大きくなっていた様で、 リザーバータンクは空、ラジエーターにも、おそらく3分の2くらいしか水が無かったのでは無いか?という感じです。
つ~わけで、 新品ラジエーターへの交換をしますが、有給が余っているので3時間ほどもらって作業開始。
まずはドレン開始!
ラジエーター下の裏側にある蝶ねじを弛め、ラジエーターキャップもはずして全部抜く。
新しいラジエーターは綺麗です。
邪魔になるので、ヘッドライトアッセンブリー外し。
次にラジエーターの前にあるエアコンのコンデンサーを外します(上と下に合計4つボルト(黄色丸))が、
おっとと、そのまえに フロントにあるサブフレームを外すのを忘れていたりする僕
前の横に取り付けられている サブフレーム(黄色矢印)を取り外しますが、 赤丸部分にボルトがあります。
ラジエーターを固定している金具を外す。
ラジエーターが前後に動くようになるので、 冷却水のリザーバータンク(黄色矢印)を外します。
作業しやすくなりますので、上のホースを取り外します。
次にラジエーター下にある、ATから来る2本のホースをバイスで挟み、漏れ止め。
そしてラジェーターの電動冷却ファンアッセンブリーの取り外しをしますが、ボルトが4本ともラジエーター裏側にあり、
上には二つ、 下に二つ有りますが、 一つが見えにくいです。
1カ所はここ。
もう一つは、反対側の角ですが、マジで探しにくくて。
なので、横にあったカバーの留めボルトを外して、すきまから見えるようにします。
こんな風に見えやすくなります。
ボルトはここ。
バイスで挟んである、ATからのホース二本&ラジエーターロアーホースを取り外す。
あとで気がついたのですが、 冷却ファンアッセンブリーにATのホース(赤矢印)がクランプ固定されていて、
これはモーターの真下にあるボルト(黄色矢印)を外すとホースが離れ、作業が俄然やりやすくなります。
先にやれば良かったです・・・・汗
ラジエーターが完全フリーになったら、取り外し。
いままでお世話になったラジエータ君。
古いラジエーターから防振ゴムを外して元の場所へ
今回交換したラジエーターは純正では無く社外品。
ですので、 ATクーラーのニップルは脱着可能です。
外して、それをATから来るホースに付けての作業の方が全然楽です。 僕は
そして新しいラジエーターを取り付け。
ラジエーターですが、コンデンサー樹脂製トップカバーの角にぶつけて、もう少し凹ませています なはは
先ほどのATへ行くホースのクランプを戻します。 先にこれを取り付けてからラジエーターを入れる方が作業しやすいかもしれません。
冷却ファンアッセンブリーをラジエーターに組み付けますが、 裏側に上下併せて合計4本。
そしてラジエータのボトムにある出っ張りを防振ゴムの穴に差し込み、元の位置に戻す。
表になる、エアコンのコンデンサーをすぐに取り付け。
上側の、はずした各ホースを戻します。
上の配管のクランプを戻したら、リザーバータンクの取り付け。
上はこれで終わり。
ラジエータの固定金具取り付け
下のホースを戻す作業に入りますが、作業性をよくするためにジャッキで車体を少し上げ、リジッドラック入れて安全確保。
外したニップルをホースに挿してありましたので、それをラジエータに取り付けます。
ホースが捻れないように調整してからクランプ留め。
その後でラジエーターホースも取り付けます。
ATへ行くホースがどこにも干渉していないことを確認したら、 レンチでニップルを適度に締めます。
これで粗方の作業は終了。
不凍液を入れてエンジンを掛けてエア抜き。
冷却水が温まりエアが抜け切るまでの間に、サイドフレーム戻し。
十分に暖まったら、 冷却水液量を再確認して、 リザーバーにも不凍液を入れて作業終了です。
漏れた不凍液を洗い流すために全体に水を掛け終わりになります。
オイルフィルター交換。
ラジエーター交換を先に書いていますが、 実際の作業はこちらの方を先にやっています。
記事のメインがラジエーター交換なもので。
フィルター交換なのに、いちいちバンパーを外すさねばならないという、非常に面倒なのがタント。
バンパー外せば交換その物は簡単。
弛めて。
新しいのを取り付け。
以上! 笑
イグニッションコイル交換。
前回の整備時に、オイル漏れを起こしていたタペットカバーのガスケットを交換したのは既に書きましたが、
その時に、3本あるイグニッションコイルのうちの一本が変色している事に気がついたんです。
で、部品が届いていたので、 交換します。
インタークーラーを外すと カバーが見えますのでそれを取り外し。
イグニッションコイルを全部抜くと、カバーのパッキン交換前には漏れていたオイルが全くありません。
ちなみにシリコンコーキングにコイルのパッキン(赤矢印)が張り付いてしまっています (笑)
特に問題になるような物ではないので、そのまま放っておきます。
やってみて判ったことですが、タントの有名なタペットカバー(カムカバーとも言います)からのオイル漏れは、
こうして、単にシリコンを内側と外側で盛ることで直せるということになるのでしょうかね。
”プラグホールのパッキン”がパーツとして出ないだけで、なんせ新品交換を要求されてしまい、
価格も驚きので2万5千円ですから。 やってられませんよね
さて、肝心のイグニッションコイルですが、真ん中のが変色していて、近いうちに不調になる前兆です
で、これを新品に交換。
ちなみに、プラグホール状態ですが。
と、良好。
後は各コイルを戻して、外したインタークーラーとかを戻せば作業終了。
しかし・・・・20万キロ近くになると、 色々とあります。 です
帰りの途中ですが、走り始めて10分くらいしたら、ボンネットから湯気。
あれ?とGSで確認しましたけど問題は無し。
不凍液を洗い流すためにかけた水がどこかに残っていたようです。
あと、イグニッションコイルを交換した事で、 加速力が大幅にアップ。
3気筒の内の一つが巧く燃焼できないと、パワーダウンになるのは当然ですから、
それが元に戻れば、全然違う感じになるのも当然です。
さて、車検の予約をせんとな~