目が覚めると、いつものようにご飯と味噌汁、納豆で朝を済ませます。
今日は最終日、残された時間は午前中だけですから、再び海水浴に決めました。
時間は少し早いですが、二日前に行ったところに再び行くことに決め、早めに移動します。
今日から天候が崩れるという予報でしたが、いたって快晴。
前と同じく、でも今度は忘れ物をしないように海岸へとおりました。
二人で浮き輪を借りてぷかぷか、しばらくして潮が引いてくるころになんとなく雲が出始め、やっぱりという感じ。
そんならというわけで、ビーチ横にある岩場までペットボトルと割り箸をもっていき二人でカニ捕り開始。
取ったかには昼ごはんの一部にしようというわけで、そうなると結構真剣になるものでして、岩場の隙間にいるカニを割り箸を使って捕りますが、コツは退路を塞ぐ事。
カニさんとの知恵比べですが、子供のころに遊んだ記憶はいまだ失われておらず、こうした一瞬に新鮮な記憶としてよみがえってくるのがとても不思議です。
ちなみにサザエやあわびなど海産物として指定されているものを勝手に取ると犯罪になります。
味噌汁の出汁で昼をたのしもうというわけですが、家内と2人で無邪気に(ムキに)なって捕獲。
小さいのはとりませんから、5センチ以上ある大きなのを5匹ほど捕まえ、「カニ汁だなー」とペットボトルにはいったのをぶら下げて浜へ戻る途中。
小学校低学年の男の子二人と、抱っこされた女の子の3人子連れの家族がいまして、同じようにカニ採りしています、しかしどうもうまくとれない(おそらくお父さんに経験が無いのだと思います)ようで、うらやましそうにペットボトルを見ている子供の顔をみると、息子の幼い頃によく連れて行ったキャンプで色々な生き物の捕り方などを教えていた時を思い出してしまい。
思わず可愛くなってしまい、「ほれ!」とせっかくとったのを全部その家族にあげてしまいました。
「あ~あ、カ二汁がね~!」と笑う家内は少しだけ惜しそうな顔をしていましたが、僕にとってはカニをもらった子達が、わずかでも生物に触れられればそちらのほうが僕は嬉しいわけです。
磯から戻るとパラソルを撤収し、とうとう帰路に着くことにしました。
伊豆スカイラインを帰りも使いますから、東海岸の国道を伊東方面に向かって走る途中、あれほどきれいだった海が荒れて色が変化しているのを見るにつけ、自然の表情がもつ豊かさを教えられます。
「最後に温泉でもはいろうか?」と家内と相談、XXXの少し奥まったところにある、温泉へ行きましたが。
これが思いの外大当たりで、お客さんは先に入っていた家族を除いて僕と家内だけ、広い湯船にゆったりと入れます。
何でもこのあたりはここが一番安いらしく、でも見た目が変な建物なので外部の観光客からは敬遠されているいわゆる穴場?
もうすこし外観を工夫したらどうかと思うのですが、あまり無駄なことをいうのもいかがなものかと・・・・黙っていました。
ネットは情報が早く、場所など話すと混むの可能性があり、それが嫌なのであえて場所と名前は書きませんが花に関係あるとだけ書いておきます。、
温泉を出て伊豆スカイラインへ入りましたが、箱根の山を降りるまでひたすら霧の中を走るほどの状態で、50m先も見えない視界のなかをのろのろ走行。
こちらは目をカット見開いて家内は完全に目をつぶって隣で爆睡しています。
「女はいいよなー」と思いつつ、土砂降りの厚木インターを降りて、雨の降りしきる国道129号線で帰宅をいそぐ僕でした。
終わり