一番初めはデフのバックラッシュ音か? から始まり、 やがてクラッチを繋げるたびにカコン カコン そのうち「ガツーン!ガツーン!」になって、衝撃がすごいし やかましいし、
さすがに「なんとかしなきゃ~ならんだろ?」と 汗。 だったパジェロミニ。
で、仕方がないので? 問題を解決(交換)しました。 で、 名付けて ”猿でも出来る リアアーム交換 てか(爆笑)
作業そのものは、猿でも出来ると書いてある通りに至極簡単な作業。 でもね、これを整備工場に任せると工賃2万はいきます。
貧乏な家では、命の危険があるリフト作業以外の整備は全部自分でやるのですが、でないと5台(家2台息子夫婦の、1台娘の)の車と2台のトレーラー 1台の大型バイクを維持できないんです。
で当たり前のことですが、まず必要なのは交換部品。
リアアーム 左右合計4本 約2万6000円なり~! 高け~~~~~!!!!
けちりたい場合はブッシュ4個 計7000円でやれなくはありませんが、 プレス機が必要。
というかブッシュ交換の打ち抜き圧入作業が半端じゃなく大変で、僕は機械が無いのもあって、簡単なロッドの丸ごと交換。
なので猿でも出来る作業というわけなんです。(爆笑)
さてとまずは、車体の固定。 これ完璧。
一応ジャッキ作業するのでね、 お金も命も無くしたくない僕はきわめて簡単かつ強固な車体固定をするんです。
使用するのは廃角材、で無料
次に、デフの下にジャッキをかませてホイホイと車体上げ。 このジャッキは以前アストロに乗っていたときに使っていた丈夫な物。
で無料
そしてタイヤはずします、もちろんホイールナットはタイヤが中に浮く前に緩めておくのが原則。
あ! 十分に車体をあげたら、 車体が絶対に落ちてこないように ブロックと角材で 車体をリジッドします。
パジェロはモノコックですが、フレームにあたる部分があるのでその下に入れます。 で、これもまた無料廃材のリジッドラック。
*ブロックは強度がないので、割れる可能性がある為、この様に角材入れて応力が集中しないようにしています。
今回交換するのは これ。 指で指しているのと その下にある同じような アーム
ここからは本格的作業ですが、 まず外すのが この二つで、赤いのがショックアブソーバー 黄色いのがラテラルロッド。
ショックアブソーバーは 下の写真の黄色いボルトを緩めて抜きます。
当然に反対側にもありますね。 水色の真ん中にある大きな矢印はラテラルロッド。 デフ含めたサスペンションが
左右に振れないように機能しています。
次にラテラルロッドの留めナットを ホイホイっとはずす ナットがはずれたらドライバーでも良いのでコジッテロッドを抜きます。
ナットとボルト取ったところ (笑)
ここまでくると、後はデフにかませたジャッキを下に降ろしていきます。 車体はリジッドされているので、デフだけが下に降りて
サスペンション全体が下に下がります。
やがてスプリング緩んでくるので、手であっさり抜けます。
今回、 アームの交換は一本ずつ行う方法と 二本まとめて交換するという 二つの方法を取っています。
車体右側は 上下一本ずつ交換し。 左側は二本まとめて取り外して同時に交換というスタイル取りましたが、
まとめて交換のほうが楽でした。
まず右側から始めました、が最初に緩めたのは アッパーアームの後ろ側から。
そして前。
ボルト抜くとアームはゴムハンマー等で軽くたたけば 抜けます。
これが古い物。
ブッシュを確認しましたが、まだ切れることもなく使える状態???? になるのかな?
交換するアームとの記念撮影。
さて、新しいアームの取り付け作業です。 まず後ろのブッシュの法からボルトを入れます。
アームの取付けの際は、後ろ側のブッシュを先に、そして前のブッシュという順にボルトを通します。
やってみると分かるのですが、その方がボルトを通しやすい。 理由はそれだけです。
前のブッシュのボルトは デフ全体を揺すったりドライバーなどを使って上手く通すのがコツ。
このときに車体をきちんとリジッドせず、へなへなの車載ジャッキで作業なんかすると間違いなく車体が落ちて、
下手に下に潜ったりしていると間違いなく死にます。 遙か昔に 知り合いがこれで死んでしますから。
ちなみにこのアーム交換作業は 車体下に潜らずに終わらせられます。 でなければ僕はやりませんから。
さて、ボルトが通ったら仮締めし、 すぐさまロアアームの交換作業に入るのでボルトを緩めます。
ロアアームはフロント側から緩めた方が良いと思います。
当然 次ぎは 後ろ側
アームをはずしてみるとこんな感じ。
と思ったら、ポロリとおちた・・・・ これじゃ~ガコーン!という音が出るのは当たり前。
ちなみに後ろ側のブッシュはこんな感じですね。
ほとんど問題がない
アームの取り付けは アッパーの時と同じように 後ろ側のブッシュからボルトを通し、 前はアッパーの時と同じようにデフ全体を動かしたり、ドライバーなどを使ってフロント側のボルトを通します。
最後にボルトとナットを締めますが、仮留めです。
これで右側は終わりで、 作業は左側に移ります。
こちらは上下のアームを同時に取り外しましたが、 アームの取り外し要領は右側と同じです。
左側作業で問題となるのは、 エキゾーストパイプが通っていることと、燃料タンクがあること、実はこれが邪魔してアームのフロント側
ブッシュを固定しているナットを緩める為の、ソケットレンチが入らない。
赤がパイプ、青が燃料タンク。
で、こんな事して緩めたリもする・・・・
二本とも取り外した写真がこれ
ちなみに抜いたボルトを参考として並べてみましたが。
赤いのがショックアブソーバーのボルト、 青が ロアアームのリアブッシュ側です。
二本のアームのブッシュの状態は 右側と全く同じで、前のブッシュがやはりボロボロでした。
当然交換ですが。 交換は下側アームをまず取り付けそして上という順番でやりました。
この段階で まだボルトもナットも仮留めです。
さっ! ここからは戻し作業となります。
まず左右のスプリングをぶち込む!、というか単に入れるだけ(笑)。
注意するのは コイルの断面と受け側の逃げを合わせること。
で、 ここまで終われば ジャッキをある程度上げ、ラテラルロッドを戻し、ショックアブソーバを指で伸ばして穴位置を
合わせますが、ある程度デフをジャッキで持ち上げないと穴の位置が合いません。
この際にアブソーバーが無抵抗でスコット動くと それは交換時期のお知らせ。
もし部品があれば、 上の取り付けボルトゆるめれば外れるので交換しましょう。
今回15万キロ走っているのにも関わらず 割としっかりしていたので、そのまま戻しました。
だめなら交換でしたが。
最後に、すべてのボルトとナットを本締めします。
これで、交換作業はすべて終わり。 「どう!? 簡単でしょう!」
後はタイやを取り付け、 車体を持ち上げ、リジッドしていた角材とブロックをとりさればすべて終わり。
そしてこれが一番肝心ですが、 一番最後にホイールナットはじめ、すべてのナットとボルトを再再度確認(締めて)する。
後は軽く試乗し、異音やガタ音が生じないことを確認すればぜ~んぶ終了 はいお疲れ様でした!
バンザ~イ! と、言う程の作業でもないか~。(爆笑)
最後に作業時間は1時間から1時間半程度です。
整備工場に出して馬鹿高い工賃ぶったくられるのが嫌な方は なんでも自分でやろうね (^^)えへへ