上がる気配が微塵も無い、梅雨空。
実は、今年は夏が無い(酷い冷夏)と思っているんです、僕は、
地球寒冷化の影響は2015年から間違いなく出ていて、
今年の5月にウインドを開始した時に感じた、海の色や様子が異様というかとても変なのが気になっていて、気温も異常に高温になったりとか、
似たような事が2008年にも有ったんだけど、 この時は太陽黒点が無い夏だった、 今年もその時と同じように黒点が全く無い。
似ているんですね、とても・・・
と、その辺の話は置いておいてと、
今日はマジでやばかったです、 ほんと、 大怪我けがしなかったのはラッキーでした。
ただ、被害はそれなりに有って、 明日にでもきちんと道具を見てみないことには、どこまで逝っちまったのかは正直判りません。
前線が南に下って、そのおかげで風が爆風という感じから乗りやすい風??予報。だよな~
いい加減乗れてない僕は、珍しく雨天でのウインドをしに、ゲレンデにやってきました。
着いた時は9時半過ぎで、沖を見ていると、時々ドッカンブローが入る感じ。
そのブローとブローの間は全く無風になったりしている。
ブロー時のセイルサイズは 7.5から8.5位がジャストみたいで、ただ、このサイズでは ブローとブローの間は走らない。
「どうしようか?」としばし悩み、 ドッカンをやり過ごせは、その間を走れるサイズということで、10.0をチョイスしました。
10時に出撃開始。
案の定、ブローが来たときはひたすら恐怖で、必死で抑えながらコントロールするしか無い程キツい。
当然フォイルなので、速力上がればすぐフライトしてしまうし、セイルに気を取られると、バッ!!と、フォイルのウイングが抜けて飛んでしまう。
バッカみたいに荒れるブローと、それで無理矢理セイルが引っ張られていってしまうのでアッと言う間に最高速の連発。
ボードを海面から浮かせすぎず、海面上50cmあたりを飛ぶように意識するけど、ほんの少しの体重のぶれがボードのブレとなって増幅されて、上手くいかない。
そんな風の状態だから、ジャイブがフライトジャイブになるのは良いけど、落ちないブロー故にセイルを押さえ込もうとすると、テイルに加重がどうしても掛るので
今度はボードが飛んでしまっては沈。
周りをみていると8.0くらいがジャストみたいで、10.0は無謀だよな~~~~~とか正直思ったりもして(笑)←意外に余裕有る?
2時間半ほどしたら風が落ちてきて、 そのタイミングで一度上って昼飯。
そして再出撃ですけど、 朝に比べて、ブローが来ると次のブローまでは全く無風みたいな感じで、乗りにくい。
悲劇?が起きたのは2時半頃かな・・・
今日は引き潮が凄く、いつもより海面ラインが下。
こういったときは何が下にあるか判らないので、 危なそうな処は速度落として”そろり”と乗るのが正しいんだけど、
普段乗っていて、全くそうした恐れの無いところをぶっ飛んでいた僕。
浜に向かって戻るときですけど、偶々やってきた強烈なドッカンブローを捕まえて、そのままフル加速&フルスピード。おっしゃ!
しかしながら、10.0のレーシングセイルで 8点台の風受けりゃ~パワーが凄まじすぎて、歯を食いしばってセイルとフォイルを必至でコントロールする状態に・・・。
速力が増して風も少し安定し、「いいね~~~!」なんて思っていたら、ボードが思った以上に海面から浮いてしまったので、そのまま飛んでしまうのを抑える為、海面すれすれまでボードを落とし込んだ瞬間。
すさまじい音と供に体に受けた衝撃。
どのくらいのスピードが出ていたのかは判りませんが、 ボードが海面に付くかどうかのギリギリなので、
多分最高速状態、
気がついたら水の中だったんですけど、ハーネスライン掛けたままで飛ばされたので、拗くれてラインが外れない。 いっ! 息が・・・・
やばいな・・・とか思いつつ、なんとかして海面に出ましたけど、多分体が一回転したかもしれないな?なんて思う。
すぐ近くにいた人がもろに見ていたみたいで、 大丈夫ですか?と声を掛けてくれて。
いきなり爆沈したのでかなり驚いたみたいです。
フルスピードから0秒で完全停止ですから、時速40km出ていたなら秒間に11m物体が移動する速度で、それが突然0mになったわけで。
しばし呆然としていたんですけど、”ハッ!!”と気がついてボードの下に潜って見たら、 有るはずの無い”でっかい石”いや巨石が鎮座。
こんなの有ったん???と・・・・ しらんかった・・・・
海面からその岩までの深さを知るために、その岩の上に立ってみたら、足の裏から、太ももの真ん中くらいに海面、
足の短い僕の股下は多分75m位なので、深さにして約50cm程度。
普通のフィンならギリギリパスする感じで、フォーミュラーフィンなら引っかかる。
でもって僕のフォイルはマストが95cmあるので、当然ぶつかるわいな 涙。
なんでこんなでっかい岩が、ここにあるのか?
まったく意味不明なわけですが、誰かが持ってきて置けるような大きさでは無く、岩の表面に生えている水草等から、 遙か以前か以前からここに有る事は容易に解ります。
原因が判ると、次に気になったのが道具の状態。
あの音ですから、 まず心配したのがボード。
とりあえず、セイルを上げて、 そのままゆっくりと走り出したら、なんかセイルが変。
なんとダウンが緩んでいる、なんで?????
浜に戻って道具を引き上げ。
ん?あれれ?
やっぱり・・・・・・・ なんと、フォイルのメインウイングを留めている3本のステンレス製ネジのうちの2本が折れ飛んで、一本は追突の衝撃でグラグラ。
しかも、貼り合わせて造られているらしいメインウイングに亀裂が入っていて、この時点で呆然。
気を取り直して、心配していたボードを見たけど、 ぱっと見は何の問題も無い感じ。
しかし・・・・ショップの幸村さんから「スペーサーを入れていないと衝撃受けた時に壊れますよ!」と言われて作成したスペーサーが、もろに効果を発揮してくれた。
また、先週張ったばかりのノーズプロテクターが効いたのか、それともフォイルがぶつかった衝撃で
ボードのノーズが水に突っ込んだせいでラッキーだったのか?ノーズには何の問題も有りませんでした。
他には問題は?と、どうやらマストは大丈夫だったみたいで、 ただ、ブームのジョーにクラック。
そしてジョイントエクステンションのボトムが破損して、それが原因でダウンが勝手に緩んでいた。
ジョイントはノースセイルのパワーエクステンションなんですけど、 吹っ飛ばされた衝撃をボトムが受けたらしくて、割れ飛んでました。
体には全く異常なしで、 それが何よりです
さすがに壊れたフォイルを見て意気消沈、 気持ちがやりきれなくなり、すごすごと後片付け開始。
帰りがけに、ショップに顔出して、 クラック入ったジョーと 破損したエクステンションボトム部品を購入。
後、折れてしまったフォイルのウイングを留めるボルトを3本注文。
メッチャ楽しかったのに、今はひたすら暗い気持ちの僕。
ウイングがダメなら交換部品としてそれが単体部品で取れるのか? そもそも折れてしまった6mmのボルトが抜けてくれるのか?
もしボルトがゆがんだり、 かじったり していたらまず抜くことは不可能で、それでも修理を試みてダメなら、フォイルまるまる買い替えるしかないけど、 同じ物で18万円。
は~~~~とため息付きながらハンドル握る僕でした。