前回のタイミングベルト交換時にラジエータホース交換してもう6万キロ近く走っている。
4本有るベルト類も、このときには交換していないので、相当減っているはず。
でもって、この両方を交換しました。
まずは車の前側から下に潜り込んで、 ラジエータのドレンコック(赤矢印)を緩めて、
不凍液を抜く。
不凍液が全部抜けてバケツに溜まる間に運転席のシートを外します。
前後に2本ずつ 左のサイドブレーキ後ろに一つボルト、計5コ有るので、それ緩めますけど、
シートの下の配線コネクタを抜くのを忘れずに。
サイドモールを外すとカバーがめくれます。 ついでにサイドブレーキカバーと シフトレバー カバーを取り外し。
*青矢印がシート下の配線につながるコネクタ。
赤矢印のコネクタも抜きます。
サイドブレーキの脱着は 留めているボルト2本を抜いて、ペンチでクリップを外す。
そのままサイドブレーキ全体を前方に強引に引くと クリップ部のはめ込みから外れるので、
ケーブルを外します。
このままだとアクセスハッチが開かないので、 ギボシ部分を中に押し込み、サイドブレーキケーブルを裏で留めているボルトを外せばハッチが外れます。
ピンク矢印のところにそのボルト二本があります。
メンテナンスハッチが無くなると広々???
そうしている間に不凍液が抜けるので、
ラジエータのホースを外す。 プライヤで挟んで横にずらして、 手で引き抜きます。
エンジン側のネック部分の腐食が凄い・・・・
ホースの無い状態
次にラジエーターフアンのカップリングボルトをベルトテンションがかかっている間に緩めておく。
あくまで緩めるだけです、 堅い場合はレンチ二本がけ。
ベルトテンショナーを緩めます。
次にエアコンコンプレッサーのテンショナーを緩めます。
プーリーのナット緩めてから、 アジャスターのボルトを緩めます。
緩んだら、エアコンのコンプレッサーの固定ボルトを抜きます。 赤矢印ボルト緩めて。
黄色のバキュームスイッチを邪魔にならない処に移動させます。
青色のコネクタを抜く。
4本(赤矢印)の固定ボルトを弛めて抜く
こんな感じにはずれる。
コンプレッサーを取り外した時にオルターターに行っているホースを抜きますが、これはただ挿してあるだけです。
コンプレッサはハンドルなどに紐で吊っておくと作業しやすいですね。
これでオルターネーターの処にあるテンショナーへアクセスしやすくなる。
オルターネータのテンショナーは 黄色矢印奥(オルターネータの裏側に一カ所)
赤矢印テンショナーを目一杯緩めます。
裏のナットの大体の位置。 14mmのボルトを緩める。
フアンカップリングのナット4個を取り外してファンを取り出す。
オルターネータのテンショナーを緩め、フアンを取り外すとプーリーが外せる。
パワステポンプの テンショナーを緩める
ベルトを抜く
さて4本のそれぞれのベルトの状態ですが。
まずはパワステポンプ みぎが新品、
エアコンコンプレッサーのベルトは 左が新品
オルターネータとファンを駆動する二本のベルトはすっかり堅くなって、取り外しても3角形(笑)
さて、こんどはラジエータホースの交換
上は簡単に外れます。
問題は下こんなに狭い
なのラジエータのシュラウドを取り外さないと・・・・・・ 4本のボルト抜いて上をはずす。
まだ狭い
なのでホース側半分を外しますが、下ボルトを抜いて、 ほれ!
クランプずらして、抜こうと思ったら固着していたので、カッターで切って抜きました。
どうせ交換なので(笑)
ここから後半
まずはホースの刺さっていた腐食ネックをサンドペーパーにて磨きます。
ピカピカになるまで。
で、古いホースからクランプを取り外して 新しいホースに挿してネックに取り付け。
定位置にまでホースを差し込んだらクランプをペンチで挟んで移動させます。
上はねじ込みクランプなので、 しめるだけ
ホース交換が終わったら、 ラジエーターシュラウドを全部戻す。
これでラジエータのロアの交換は終わりです。
さて、ベルト取り付けに入ります。
次にオルタネータベルト、 エアコンコンプレッサーベルト、パワステポンプベルトという順に、仮に入れます。
ベルト張り値
1、 オルターネータベルト
エアコンコンプレッサー側から指で押して(だいたい10kg)、新品なら7-10mm 、そうでなければ10-15mmくらい。
2,エアコンベルト
ファンプーリー側から指で押して(10kg)新品で13-17mm、それ以外は17-21mmと割と緩め。
3、パワステポンプベルト
10KGの指圧で新品なら8-10mmくらい、それ以外なら10-14mmくらいです。
まずはパワステポンプのベルトを入れて棒などを使って規定値に張り、 テンショナーの3つのボルトを固定。
次はプーリーを取り付けて、フアンを取り付け
締めるのはスパナ二本使います。
オルターネーターのテンショナーを目一杯緩めてベルトを入れますが、新品なので堅い。
入れ終わったら テンショナーボルトをまわして規定の張りが出るまで調整し、固定。
最後はエアコンのコンプレッサーを戻しますが、 このときにオルターネータにいっているホースを戻すのを忘れずに また配線のコネクタを戻すのを忘れないこと。
コネクタやホースを忘れないように
エアコンコンプレッサのベルトを掛けますが、これも新品は堅いです。
規定値まで貼ったらテンショナーを固定。
これでベルト関係は終わり。
最後はラジエータホースのアッパーを取り付けますが。
ネックの部分の腐食が凄いので、 サンドペーパーで磨く。
ホースに不凍液を塗ってホースを差し込んだらクランプを移動させて締める。
サンドペーパーで磨いた際に出たゴミを洗い流して、 抜いておいた不凍液を入れます。
抜いた量分は必ず入るのですが、かなり時間がかかります、
出来るだけ多く入れて、最後の残りはエンジンを始動して冷却水が暖まるのを待って、液が減るので補充する感じで入れていく。
最後に閉め忘れ、 やりわすれ、 間違いが無いかをしっかりと思い出して、問題なければ
メンテナンスハッチを取り付けて配線を戻し。
サイドブレーキをとりつけ。
シフトレバーボックスを戻し
シート取り付け。
完了です!
この二つの作業 別々にやると 一回あたり工賃8000~10000円。
合計2万
自分でやれば”ただ”です。
ただし、整備工具がかなり必要なのと、時間を食います(僕で4時間位)、 後は面倒なのとミス有れば自己責任になること。
でもね、 整備って結構楽しいんです。
以上ラジエータのホース交換とベルト類の交換でした~!