格好は良いけれど、実用性0%の ノーマルシート。 指で押しても少しへこむ程度で、 まるでリジッド状態。
これで15分も乗ると尻が痛くなり、 30分頑張ると 限界が来る・・・・
かといって、ロードバイク乗りが履いている 例の”チンパンジーの尻タコ”が大嫌いで。
というのは、以前、前を走るロード乗りが信号で止まった時に見えたチンパンジーの尻の醜さに、一発でトラウマ気味になった経験があるのと、
そもそもがそうしたウエアを身につけるのが嫌な僕。
なので、常にカジュアルな服で乗れないと駄目。
で、今まではエアクッションの入ったサドルカバーを取り付けて乗っていたんですけど、
どうしても走行中に左右にずれて、それを逐一直すのが面倒なのと、 クッション性に限界あり。
んな訳で、 何とかするべ~~~!!と、 ネットで調べていたら、 以前に比べて安くて評価も良い物?が多くなった。
かといって、高価な物は要らないし・・・・
ただね~、重量が増えるのが ウンチャラカンチャラ! な~んて一応は思うのですけど、 それよりも尻の痛みこらえる楽しくないし、
嫌だし、 ”それを耐えてこそ!云々” とかいった生産性ゼロの根性論とかは僕には全く無関係。
なので、快適性と引き換えに多少の重量増しはよかんべ! と、良さそうなのを二つ注文しました。
左は着座面積が大きくて、特殊な振動吸収ボールの入ったシート、だいじなところの冷却穴付き うけけけけ!(笑)
右は振動吸収スプリングとかいう代物で、 まあ”どちらか使えれば良いんじゃ無いの!” という至極軽い乗りで注文しました。
自転車を自分のオフィスに入れると、早速サドルを外して交換開始。
まずは両方付けてみた。
ん~~~~~~~~~~~~~~~~ なんだろう、この違和感・・・・・・・・
ぶぁ~~~っはっはっは!! なんだこりゃ~~~~ だっせ~~~~!!
で、それをMTBに取り付けると、シート高が上がりすぎて短足の僕には乗れないし、
無理して跨ってみたら、 シートごと前後にコキコキ動く。 爆汗
これで荒れた路面を走ったら、まさにロデオ競技状態になるんだろうなと・・・・・ だははは!
なので、 位置をずらして一番堅いスプリング位置にしてみたのですけど、 全然駄目。 うな~~~~~!
こりゃ~使い物にならん!!つ~わけで、 シートだけをサドルポストに取り付けて見たら、今度はシートフレームの無い構造故に、
ドリンクホルダーが付かない。 涙
さらに致命的なのは、 シート全体の中心位置が ノーマルのシートに比べて前方になってしまうことで、 後方に目一杯シートをずらしても
全然しっくりこない。
これで走れば、すぐに膝に痛み来くるのは目に見えている。
スプリングは駄目、 シートも駄目。 このままだとまさに安物買いの銭失いまんまじゃん!
と、小さく絶望して、 かといって元に戻す気にもならず、 とりあえずネットでまたシートとか見始めたけど、
似たり寄ったり。
しばらくスプリングとシートを見ていたら、 これってもしかして・・・と思いついて、 こうしてみた。
ドリンクホルダーも、取り付けクランプを少し機械加工しただけでバッチリ取り付けられた。
問題のあったシート位置もこれだと調整位置がかなり自由になりOK
お~~~~やったね!とか 自画自賛しつつ、 昼休みに20km程を走りながらシート位置や角度を微調整。
一番しっくり来る位置は、やはり前のシートと同じなんですね。
シートを買えてみて、 劇的に変化したのは乗り心地。
圧倒的にスムーズで、 段差を超えても尻に衝撃が無い、
以前だったら20kmの距離で来る膝や腰への負担が、半分の10km程度に感じられて、 という事は、 これまでよりさらに長い距離を半分程度の負担で乗れるという事になる。
足の筋力の疲れより、 尻の痛さで疲労を感じてたような節も有るので、それが激減するというのはとてもありがたい。
古いシートと比較して見ましたけど、
前線違う
ま、とりあえず、安物買いのなんとかで、ゴミにならずに済みました。