キャンピングフェアで格安購入してきた”キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ヘキサステンレスファイアグリル M-6500” 、昼休みに早速組み立てて見ました。 
本品は二種類売られているサイズ違いの、大きな方です。
組み立てて受ける全体的印象ですが、非常に良くできている!ということで、安定性、収納性、取り扱い性、拡張性?等の面からみて非常によい物であると、僕は思います。
僕が父親に連れられて初めてキャンプにいったのは小学校2年生だったかな~ 忘れてしまったのですが、
えへへ
その頃から今日まで、たくさんのキャンプをしてきましたが、ごく普通のキャンパーとしての目から、このグリルを紹介してみたいと思います。

何で格安だったのか?というなら、箱がグシャグシャだったんです。 
多分雨かなんかにやられたのだと思いますが、 僕にはな~んの関係も無し。
中身だけ良ければOKですし、壊れていても自分で直して使いますから。
箱の中身を取りだし、包装のビニールを取り払った中身全部をまずは展開

こうしたグリルで問題になるのは 大きさと耐久性。
鉄製の安物箱形グリルは使わないときにやたらと邪魔なのと、火を使うのですぐに駄目になる。
かといって組み立てるタイプは組み立てその物が面倒、というのが多く。
いずれ煤やら油やらで色々と汚れてきますから、できだけ簡単な方が良いんです。
これはどんな物でしょうかね? 
さっそく下のフレームを立てます、 当たり前ですがとても簡単。 適当に六角形状にすればOK

足は普通の鉄にメッキのようです。
次にグリルの本体? ん? 何て言うのですかね~? ロートというか・・・・ 
これは単に広げるだけでOK。
そのままフレームにポンと載せれば自動的にフレームも本体も綺麗な六角になります。 当たり前ですよね~ テーパー形状を互いに逆方向から組み合わせるわけですから。 
ロート、いやいや本体というべきでしょうが、ステンレス製で、厚みもしっかりとしていることから。
たき火や炭の熱による強度低下がおきる事への不安を感じさせません。 
上のエッジ部分は綺麗に折り返されており、 強度を持たせる意味と、手を切ったりという事が無いような工夫されています。
本体は6枚のプレートが蝶番のようにジョイントされているのですが、問題はこのジョイント部分に使われている接続ロッドがステンレス製かどうか?ということ。
結構普通に有ることなのですが、 オールステンレスで造ってしまうとなかなか壊れない。 
で何時までも使用されると次の製品が売れないから、適度に壊れてくれるように見えない部分を脆くするという、薄汚い小細工。
*注意 キャプテンスタッグに言っているわけではありません。
この製品だと、正にこのジョイント部分がその可能性のある部分なのですが、見た感じでは鉄かステンレスかは分かりません。
ただ、この製品の性質上、使用中にばっかり壊れると、中身の火種が外に飛び出ますから、ほぼ間違いなく周りにいる人に火傷させる。
僕としてはジョイントロッドもステンレス製であることを信用するしか有りませんが・・・
もっとも、これが壊れそうになればすぐに分かるだろうし、壊れたらステンレスロッドに交換すれば良いだけの話です。 

次に底部の灰受け?部分ですが、これは単に置くだけと極めてシンプル。
これも本体がテーパー形状である御陰で、落ちる事もなくピタリと収まります。
この部分は、力が加わることがさほど無いので、薄めのステンレス版で出来ています。

底板を置いて気が付いたのは、本体下に有った長四角の穴が空気取り入れの為のものだったと言う事。
なはは
そしてこのステンレス板から通気口までは 適度な高さがあるので、小さな火の付いた炭やら灰がポロポロこぼれるという事は無いと思います。
通気口その物は大きくて、炭や木はかなり勢いよく燃えると思いますが、逆に言うと調整出来ないと言う事でもありまして、 燃焼物の量を調整する必要が当然に生じることになります。
ところが実際はそう簡単にはいかず、少しだけ工夫をする必要が生じますが、これは後で書きます。
もっとも、そこまで火力の調整に気を遣いながらバーベキューする人というのはさほどいないと思いますので、これはこれで良いのかもしれません。

次が炭受けグリッド。これもテーパーを上手く利用しているので、ピタリと収まります。
一応、手で端っこを押してみましたがビクともせず、しかもこのグリッドが思いの外太い金属で組まれている事から、熱でヘニャヘニャになる恐れというのは有りません。 
これ、・・・・・・・ ダッジオーブンを直に載せても全く大丈夫だと思います。 
何故なら、本体が重さをテーパー形状で全体的に受けて、更にそれを丈夫なフレーム通して地面に逃がす構造ですから。
結構太い木を載せても同様でしょうし、非常に良く考えられているグリルだと僕は思います。
このグリッドがステンレスかどうか?ですが、 一応後日もう一度見直してこの記事に書き足すつもりです。

そして最後が焼き網。
写真のように本体内部に収まる感じになり、底板やグリッドと同じく、その形状の御陰で片隅に食材などを載せても焼き網が傾いたり下に落ちるような事は有りません。
しかも網には垂れ下がらない為の、太くて適度な太さのフレームが入れてあって、網にきちんと溶着してある上に、中央が盛り上がる様にそりが着けてある。
結構設計者は利口ですよ、これ。 
逆にいうとそれだけ金属の特性などを理解した人間の設計ということが読みとれますので、良い製品であると思うのはこうしたところからなのです。

さて、さっき火力調整が難しいと書いたのは、このグリッドが本体の内側に入るような感じになっていることで、この網を掴んで持ち上げて炭を取り除く云々というのが出来ない。
ピタリと入るので、余計面倒というか・・・ 下手に掴むと火傷間違いなしだし。
なので、僕はこの焼き網の端にステンレスのワイヤーを付けて外側に垂らし(熱を持たないように)、必要な時に持ち上げられるようにするつもりです。

最後に、全体の大きさを感覚的に分かってもらう為に、手の平を焼き網の上に載せてみました。
丁度ステーキ程度の大きさなので、感じが分かりやすいと思います。

テストでそのまま真上から力を加えたり、横にゆすってみましたが、びくともせず。
安いですが、安心して使える品物です。 
さて、分解は逆の手順、そして収納。

袋はペラい物ではなくて、丈夫なチャックつきのもの、

キチキチではなくて、余裕を持たせているので、楽に収納出来ます。
チャック有るので中身が出ることもありません。 ぺたりとなって薄いし、収納運搬は極端に楽です。
以上キャプテンスタッグ ファイヤーグリルの紹介でした。 
続いて、僕が15年近い年月使い続けている手作りグリルをついでに紹介。

バラスと、たったこれだけの部品。

グリルその物は単なるステンレスバットで、サイドに空気取り入れの穴をドリルで開けた物です。
組み立ては簡単。
まずは足を組み立てますが、実はこれその物が元バーベキューグリルでして、何かの景品でもらった物ですが、余りにも小さいのでこのまま足にして使いました。

足が出来たら、バットの下にフレームを差し込む。

で、完成。

長年の使用と熱変形が多少加わり、大分汚れています。
バットの厚さがかなりあるので、耐久性がバカみたいにあって 15年使ってまだ現役。
ただし、安定性が見ての通り良くない。
なのでダッジオーブン等をもし載せるときには相当気を遣います。
一応炭を浮かせる為に 網を載せて炭を起くのですが、いい加減買い換えないとボロボロ。

最後に網をのせます。 本当はバットの中に入るサイズの物を二枚使うのが良いんですが、
いい加減に買ったので大きい、ただし必ず二枚使います。
理由はグリルからはみ出させることで、バーベキューの際に焦げそうになった食材を外に取り置けるからです。
他にも凍っていたらここで一応解凍させたりもします。

焼きそばなどをする場合は、フッ素コーティングの板。

収納は多少場所を取りますが、中に炭やら、トングやら焼き網など入るのでコンパクトにまとまります。

最後に今回買ったグリルの焼き網を載せて大きさ比較。今度のファイヤーグリルの方が
多少大きいのが分かります。
これを手作りした当時は、バーベキューグリルといえば薄い鉄板で出来たお粗末な代物ばかり。
何回か使うとすぐに穴が空きますし、 醤油やソースなどをかけることもあるためにサビだらけとなる、棄てるの困るし、 僕自身 「なんじゃこりゃ! 最低だな!」と何回思ったことか・・・・
で、当時5000円もしていた分厚いステンレスバットを買ってきて、ドリルの刃を何本も駄目にして穴を開けた。
そして底部の熱に耐えられるもので適度な脚を見つけるのに一苦労。
たまたま景品のグリルをひっくり返したら、これつかえるじゃん!と思いついて、 以降、ずっとこれを使い続けています。
今回のファイヤグリル購入でお払い箱か?
と思ったのですが、この写真撮るために出して見たら、
やはり手放せません
それだけ多くの思い出が染み込んでいるせいです。
まあ、用途に応じて両方を使い分けていこうかと思いますが、 組み立て式のファイヤグリルは
この先手を加えれば更に使いやすい物になる可能性が高くて、今からそれが楽しみです。 
以上、オンボロ手作りグリルの紹介でした。