昨日の風は良かったですよ!とはショップの話ですが、低気圧が抜けた今日の海はのっぺり。
プレーニングなんかするはずも無いので自分の道具をセットする気はありませんが、娘はさっさと着替えてチューニングなんかしています。
レーサーの練習会も中止となり、急遽スクールのショートボードクラス講習に参加したりしています。
こちらは暇な事もあって遠巻きに話を聞いていたのですが、今回の講習は非常に良いもので、思わず近くに寄っていって聞いてしまいました。
中身はセイルパワーのパワーポイントとそれに関連したハーネスワークを含めたプレーニングフォームのあり方や考え方をめぐるもので、ダイレクトに上級者の話を聞く事が出来、目からうろこが沢山ありました。
自分で正しいと思っていたものが間違えだったという事は生きていれば多々ありますが、違う人から伝えられる情報というものは本当に大切なのですね。
その後午後3時頃まで浜にいましたが、結局最後まで9平米以上のでかいセイルだけがプレーニングする風で一日は終わりました。
と、問題がおきたのがショップのシャワーから娘が戻ってきた後、なぜか着替えをせずウエットで戻ってきた娘に家内が「何で着替えてこなかったの?」と一言。
なぜかカチンと来たらしいのが娘、多少つっけんどんに理由を説明する娘に、
僕自身は「へーそこまで人に気を使えるようになったんだ・・・」と思っていたのですが、
「もう一つ裏にシャワーがあったじゃない!」との家内の言葉に反抗期特有の何となく「うるせー」的な娘の態度。
返事にカチンと来たらしい家内が言い出したあたりから、ギャーギャー始まった親子喧嘩。
娘の話しでは、自分の後にシャワーに入る人が並んでいて、気温も低くて寒いから(自分はキャンピングカーへ戻ればゆっくり着替えが出来るから)出来るだけ早く出るために頭だけあらってそのまま出たとの事。
ところが家内は、その話をする態度そのものが悪いという事で、「あーらら」。
二入とも気が強い為に引きませんから一度はじまると大変。
こうなるとよほどの事が無い限りは私が口をはさむことはありません、下手に口出すとあとで仲直りした二入からリベンジされるので触らぬ神にたたり無しということもあります。
(^^;)はは
結局最後に家内のビンタが炸裂、家では体罰を平然と許容していますので別に驚きもしませんが、喧嘩途中の娘の口の聞き方に問題があったのは事実。
間違いは間違いですから、親はそれを見つければ全力で阻止しなければなりません。
お話して分からせる場合とその場で即断せねばならない場合はまったく異なります。
帰り車のなかに重い空気がながれますが、僕は無視。
口げんかといえ相手は親、言ってよいことと悪い事はあります。
感情がきわまって発せられる言葉は別の意味でどこまで自分の感情を抑えられるかという自分自身との格闘でもあり、それは社会に出て必ず必要になるものです。
故にその瞬間どこまで言葉を放つ事で相手が限度を越えてくるか?ということは経験でしか得られず、親が体を張って子供に学ばせねばならないわけです。
これは学校でも社会に出ても、感情の際立つ瞬間にどこまで自分を押さえられるかの訓練そのものでもあり、これを“お話し合いで解決”等という物ではまった身につかない・・・・
人間という生き物は心をトレーニングできる生き物ですから、要所でこうした瞬間的な怒りと自制を学ばせていく以外に方法は無いわけです。
さて、そんな大騒ぎもどこ吹くかぜ、30分もすると何事も無かったかのようにいつもの家族へと戻りますが、今日も穏やかな一日でした。