帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

パジェロミニ オイルポンプシール 楽々(激簡単)取り付け方法。

2011年06月30日 | 

ここでちょっと番外編。

実はパジェロミニのオイルシール、特にオイルポンプシールは整備士泣かせで有名です。

「プロでさえも何度やってもうまくいかない!」 というのは本当に有名な話で、何度やっても上手くいかないどころが、半分入ったまま指で取り外せなくなってドライバーでこじり、

新品のシールがゆがんでしまったり。外側がぼろぼろになるなんていう笑えない話もききます。

ましてやサンデーメカニックの方は数時間をこれに要し、気がついたら日が暮れかかっていた何て笑えない事もあります。

 

それなら僕はどうなんだ?となるわけですが、実際に悪名高き”このシール”を交換するのは初めてで(というか整備士資格はあれども、車整備を長年本業にしている訳ではないので何度も遭遇するはずない)、

当然、初めてにして最後の作業だと考えてよいのですが、 実際にやってみると、「なるほど納得」というのが正直な感想、やりにくいのが実によく解ります。

 

一応マルチスキルエンジニアと呼ばれている僕ですから、そのまま無理矢理作業することはしません。

そこでちょっとした工夫で、しかもとても簡単に一発解決できますので、一応特別編として紹介しておきます。

まず新しいシールがこれ、

 

とても綺麗で、刻まれている渦巻き状の溝は、わずかな滲みでさえも、シャフトの回転との相乗効果でオイルを内部へ戻そうという構造的な物です。

そして古い物はこれ、

溝が摩耗してほとんどありません。

これに材質の硬化が相乗するとオイル漏れが始まるのですね。

 

さて、オイルシールの交換ですが、シールリムーバーという工具が無ければ、ドライバーを使います。

シールリムーバーはシャフトとシールのあいだに工具を差し込んで引き抜くもので、馴れないとシャフトが傷つく事が多く、その傷が原因となってシールを異常摩耗させて破損させることがあります。

それが嫌な僕はまずこれを使いません。

大抵はドライバー 一本で終了。

 

方法はドライバーをシール外側(シャフトとシール内側の間だではない事に注意)のところにぐりぐり差し込み、こじり出します。

差し込み角度は下の手書き図を見て下さい。

写真の場合だと、ドライバーを持つ手は上に移動し、黄色矢印のところをテコの支点にするような感じでこじり出すといえば、分かりやすいかも知れません。

そして、シールの種類により硬い場合があるので、一度に深く差し込まず、何度か小分けする感じでこじり出します。

秘技?とまではいきませんが、シールの種類によりかたくてドライバーすら差し込めない場合やシールが奥に入っている為にこじり出すのが不可能な場合、

どうするかを説明しておきます。

 

*一番上の右はドライバーの差し込み角度感覚です。

他にも方法がありますが、大抵はこれでOKです。

 

 

 

話をもどします、新しいオイルシールをオイルポンプへ取り付けるわけですが、

このオイルシール、リップ(黄色矢印)部分に適度な締め付けを与えるためのテンションスプリング(赤矢印)が外れやすく、 

そのままオイルポンプシャフトに差し込むと黄色いリップ部分がめくれたりして、同時にスプリングがペコっと外れる。

実際、自分も普通の感覚で入れようとしたら、多分に漏れず外れました (笑)

 

短気起こしてスプリングが外れたまま、無理矢理シールを押し込もうとすると、今度はシール表面が変な盛り上がり方をするので、これまたすぐ解ります。

そこで取り外し、また差こんでを繰り返すのですが、数回やってみて、それが無駄な努力というのがすぐに解かりました。

この主たる原因はオイルポンプシャフトが短く、エンジンブロック面より少しだけしか出ていないことが原因です。

 

そんじゃ~いとも簡単に済ますにはどうすればよいのか?という事になるわけですが、実に簡単。

オイルポンプシャフトとほぼ同型、もしくは少し大きめのソケットを選び、表面にオイルを塗布してオイルシールを仮に差し込みます。

このときに注意するのはリップのめくれや反っくり返り、スプリングだけですが、ソケットに差し込むのですから手元で作業でき、よく見えるので、とても簡単。

5秒で終わります。

 

そしたらそのままソケットを、オイルポンプシャフトにまっすぐ押しつけ、後はシールをシャフト側に指で移動させてエンジンブロック受けのところへシール厚さの”3分の2”くらいまで押し入れるだけのこと。

たったこれだけで終わりです。

実際やってみると解ります。

 

これは単にソケットをオイルポンプシャフトの延長に見立てただけの事で、それによりめくれ上がる原因となる事が起きない様に移動するだけということです。

 

3分の2くらい入ったら、それ以上指で押しても入りませんし、シールが歪んでしまうので、無理をせず、後はシール外形とほぼ同じ大きさのソケットなどを当てて押し込むわけですが、

このシールサイズだと、たたき入れる必要は無く、腕でぐいと押し込むだけで十分です。

大変に思える作業というのはたいていは力任せの作業が多く、コツさえつかめば結構簡単に出来る事は多いのですね。

 

さて、こうしてオイルポンプシールは交換完了、

 

次はクランシャフトオイルシールになります。

こちらは特に苦労することなくシール交換は終わりますが、はずしたシールを見て唖然としました。

まずは例のごとくシールを取り外し   コジコジ・・・

 

そして取り外したシールを見て唖然。

なんじゃこりゃ  ゲゲ!

シールが硬化し、摩耗しているだけではなく、何とクラックが入っている・・・・・・・・・・・

三菱さんには悪いのですが、正直なところ、これって材質吟味している?

部品が他社に比べてやたらと高価で有名な三菱、その高額な部品代にも関わらず粗悪品質としか思えない材質、

しかも重要なオイルシール。

どうなんでしょうかね~こういった経営姿勢は?

 

と、愚痴を言っていても仕方ないので、そくさくと新しいシールに交換。

 

取り付けはさほど問題もなく、普通の作業として終了。

ちなみに僕はこのサイズのシールにあうディープソケットがなかったので、まず新しいシールをシャフトに軽く差し込み。

ソケットレンチの上に古いシールを重ねて腕の力で新しいシールを半分くらい挿入します。

ソケットの長さ不足分だけを古いシールで補う感じです。

丁度良い大きさのディープソケットが有れば、普通にハンマーでソケットの後ろを軽く叩いて挿入し、終了です。

黄色矢印が古いシール、赤い矢印の処から叩いてシールを入れます。

 

ちなみに作業スペースがあまりないので、 ハンマーは横にして側面でこつこつ打つようにしました。

 

以上 特別編でした。

その3へ続く

武蔵オイルシール オイルポンプオイルシール F4204 パジェロミニ H56A DOHC・4A30 1994年10月〜1999年 排気量660 

 


パジェロミニ H56A DOHCターボ タイミングベルト 交換 その2

2011年06月29日 | 

さて、作業は中盤。

 

冒頭にDOHC(ツインカム)エンジンはコツがいると書いてますが、その理由はバルブをコントロールするカムが2本あるところから来ています。

下手にタイミングベルトを外すとカムがくるんと回ってしまうことがあり、そうなると後の作業がやたらとやりづらくなる・・・・

というか、ある程度のテクニックがないとその後の作業が出来ないという方が正解。

 

さらに、OHC のシングルカムならクランクシャフトプーリの上死点とカムプーリのタイミングマークの二点をあわせればOKなのですが、

DOHCだとこれがもう一つ増えて3点となるので、結構シビア。

 

カムが回らないように専用工具を使う手もあるのですが、高いし、無駄な出費などしたくない僕は安価に作業を終わらせています。

さてさて、そんなわけで、いよいよタイミングベルト交換を開始します。

 

中盤作業でまずやらねばならないのはクランクプーリ類の取り外し、とそれに伴う交換予定のアイドラープーリーやらテンショナープーリー交換、他オイルシール、ウオーターポンプの交換も含みます。

各部の名前を知らねば話になりませんので、写真で説明します。

黄色い矢印がカムプーリー

赤い矢印がアイドラープーリー

白い矢印がオイルポンププーリー

緑色の矢印がテンショナープーリー

水色の矢印がクランクシャフトプーリー

ピンクの矢印がウォーターポンプです。

 

作業はまずこれらを覆っているカバーを外すことから始まります。

タイミングベルトカバーは、上下に分割して取り外し、取り付けが出来る様になっており、まずは上のカバーから取り外します。

下のカバーを留めているボルトはまだ外さないでください。

 

そして恒例のクランクベルトプーリ固定ボルトの取り外しですが、これは以前行ったハイエースのタイミングベルト交換をした際に紹介した方法でかまわないのですが。

今回はハンドインパクトを使っています。

 

ヤフオクで2000円くらいで売っており、安いですし、エアコンプレッサー不要で、他の修理でもつかえますので、今回購入しました。

このハンドインパクトをこのようにクランクベルトプーリーの固定ボルトにかけ、トップの部分をでかいハンマーでガツンと叩きます。

トルクがバカみたいにでかいので、弛める方向ではなく締める方向に叩くとボルトが折れたりしますので注意。

弛める場合は、写真のかけ方でOKです。

この作業をするときに、忘れてならないのは、必ずクランク固定を行っておくこと。 ギアを5足へ入れておくことですが、その1で方法を紹介しました。

 

この固定をしてクランクが回らないようにしておかないと、ボルトは弛みません。

 

ボルトが弛んだら、指で回るくらいまでのところまで弛めておきます(抜かない)。

次にカムシャフトを回転させますので、クランクシャフトが回転するようにロックは外します(ギアをニュートラルにします)。

 

次に、カムのプーリーボルトにソケットレンチを噛ませ、必ず右回り(白い矢印の方向)にゆっくりと回転をさせていきます。

正直、プーリーをこのように回してはいけないのですが、タイミングベルトが張られている状態だと、僕は結構お構いなしにやっています、作業性第一ですから・・・

ちなみにスパークプラグはこの段階までに必ず抜くか弛めておいてください。

 

ゆっくりカムプーリを回転させて行くと、クランクベルトプーリーが一緒に回りますので、その際に黄色と赤の矢印の部分を必ず見ていてください。

水色の矢印にある T がピストン上死点で、そこに 赤矢印の切欠きをあわせます。

 

 

さらにもう一つ合わせなければならないのがカムプーリーのタイミングマーク。

パジェロミニの場合、カムプーリーに二つのマークがあります。

間違えやすいので、写真をアップ。

 

4サイクルエンジンは構造上2回転で一工程となりますので、上死点が二回ある。

しかし吸排気は一工程でそれぞれ一回ずつですから、クランプーリー二回転に対してカムプーリーは一回転しか回りません。

カムプーリーには二つの印がされており、丸いのと三角の二種類あり、僕はどちらでも良いと思うのですが、三角に合わせるのが正解のようです。

 

こちらを合わせるのが正解。

ここを合わせた時、再びクランクベルトプーリーを見ますが、Tと切欠きがぴたりと合っていればOK。

 

この3点がぴたりと合っていなければならない(重要)のです。

もしこれがずれていたら(歯飛び)、そのエンジンはまともな性能を発揮していなかったということ。

 

さて、先ほどカムプーリーはタイミングベルトを外すと、くるりと回ってしまうという話をしました。

これはバルブを押す構造からそうなるのですが、一度ずれるとタイミングマークを合わせるのが結構大変なことになります。

そこで、安価で確実な固定方法として、僕の場合はタイラップを使っています。

 

ホームセンターで安く売っていますから、20本もあれば(後の位置修正作業で何回か使う可能性があるため)十分。

それをこのように通して締め上げ(最低2本必要)、がっちりとプーリーを固定。

これでプーリーは回りません。

 

次、再びクランク固定(ギアを5足)。

そして先ほど弛めておいたクランクベルトプーリーのボルトを取り外し、さらに下側カバーを留めているボルトをはずせばタイミングベルト全体が現れます。

こんな感じ

早速 ベルト交換といきたいところですが。

今回は赤矢印のアイドラープーリー、緑矢印のテンショナープーリー、そして白矢印オイルポンププーリーのオイルシールを交換しますので。

この状態のをキープしたままで赤矢印の真ん中にあるボルトをまず弛めます(抜き取らない)。  

注意 クランクの固定を忘れると大変ですから、この作業前にもう一度固定してあるか再確認

次にオイルポンププーリー(白矢印)の、やはり真ん中のボルトを弛めます(抜き取らない)。

この際に、カムプーリーのタイミングマークの合わせ目がずれないように注意してください。

心配な場合はカムプーリにソケットかまして回らないようにすると,さらにOK。

万が一カムプーリーのタイミングマークがずれたら、面倒ですが、タイミングカバーの下を仮付けして、クランクベルトプーリーを取り付けて、もう一度タイミング合わせる要領でのやり直しが必要です。

 

うまくオイルポンププーリーのボルトが弛んだら、次はテンショナー。

赤い矢印のスプリングがどう取り付けられているかを、完全に確認した上でペンチなどを使ってスプリングを外します。

そして黄色矢印のボルト2本を弛めるとテンショナープーリーがフリーとなってタイミングベルトが弛みます。

タイミングベルトをはずしたら、今のテンショナープーリー、先ほど固定ボルトを弛めておいたアイドラープーリーとオイルポンプ

プーリー、クランクプーリーを取り外します。

クランプーリはただ引っ張れば抜ける。

 

アイドラープーリーとテンショナープーリは必ず交換します。

ちなみにテンショナープーリーは新旧こんな感じですが、形が違う・・・・・・  ちなみにアイドラープーリーも違いました。

 

ちなみにですが、これらのプーリー類を外した段階で、オイルシールの劣化によるオイル漏れが発生していることが分かり、さらにそこへ蓄積されたほこりなどで、かなり汚れていましたので洗浄を行いました。 

パジェロミニはクランクオイルシールとオイルポンプシールからの漏れが多いので有名で、これらは後に交換しますが、これでカムプーリーのオイルシールからもだだ漏れしていたら結構大変な作業になるところでした。

今回はそこからの漏れが全くありませんでしたので、カムのオイルシール交換はしていません。

 

 

ウォーターポンプの交換。

5本あるボルトを弛め、ゴムハンマーなどで本体を軽く叩くと外れます。

この際にクーラントが多少出てきます。

 

ちなみに洗浄された下部分が光っています。

外されたポンプですが、下の逃がし穴からの水漏れ跡は全くありませんでした。

ということは前回交換されているのか?

ちなみに、ポンプにはオルターネータステーがまだついています、これは取り外して新しいポンプへ取り付けておきます。

ポンプを取り外した後はドライバーやスクレーパーなどで、ガスケットなどを取り除く必要があります。

新品と比較。

 

 

その3へ

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パジェロミニ H56A DOHCターボ タイミングベルト 交換 その1

2011年06月29日 | 

家のメインカー?として、購入以来、ほぼ四年近い歳月を走り続けてくれているパジェロミニ。

エンジンはツインカム(DOHC)ターボで、4気筒20バルブのハイテックメカ、その恩恵で車体の重さを感じさせない軽い走りが魅力の車。

購入時にたしか7万キロくらいだったこの車も12万4千キロを回ってしまった。

記録をみると6万キロあたりでタイミングベルトを交換しており、となると、すでにそれから6万4千キロ走っていることになる。

タイミングベルトは一応10万キロまでOKと言われているが、実際はそれが納められているカバー内のオイルポンプやらクランクシャフトのシール劣化によるオイル漏れ等でベルトがぐしゃぐしゃになり、それが影響して早く切れる可能性が高い。

特にこの車種は、クランクシャフトオイルシールとオイルポンプシールが弱いことで有名?ですから、注意が必要。

前回交換の走行距離からすると、それらの消耗品は交換されてないと考えて良く、今回はそれらも様子をみて早めに交換しました。

 

そんなわけで、今回タイミングベルトを交換しましたので(といっても5月の話)ブログに掲載します。

一応アップしていますが、あくまでも次回作業時に自分が忘れないように、との記録ですから、同じ事をするのを進めているわけではありません。

もし参考にされる場合は、自己責任にて作業をおねがいします。

 

さて、今回はDOHCターボということで、OHCのシングルカムエンジンと比べて多少コツがいる。

まずは見ての通り隙間がない (笑)

 

そのため、ラジエータを外す作業が必要。

そんでもって、車の真下にあるドレンプラグをゆるめ、クーラントを抜く。

黄色い矢印のがそれ、

青と白の矢印は後に外すフアンガードの爪が此処に刺さっているということ。

赤い矢印はラジエータホースの下側取り付けクランプ、

だばだばだば・・・・・とクーラントが出てくる。

ある程度抜けた後にラジエータキャップをはずすと、残りが出やすくなる。

 

ついでにキャップを点検。   綺麗だし問題なし。

次の作業は先ほどの赤い矢印のクランプをゆるめ、下のホースをラジエータからはずします。

この際ホース内に残ったクーラントが再びどばっと出るので注意。

さらに上のホースを固定しているクランプをペンチなどを使ってゆるめ、

ホースを抜き取る。

このときホースを点検しますが、やたらゴムが固くなっていたり、亀裂などがあるようなら交換が必要です。

今回は問題なし。

この車、ホースの差し込み部にベタベタと何か塗ってある、指で剥がすと水漏れ防止のシール材? 粘土っぽいが、こんなものあると

ラジエータ詰まらせるので後でしっかり取りました。

 

次。

フアンガードの左右にある黄色い矢印のボルトをゆるめる。

写真では変な白い部品がついていますが、これは締め付けられている部分のプラスチックが以前割れてしまったので、押さえの部品をつくって

とめているためです。 普通はありません。

 

同じく、左右にあるラジエータ固定ボルトをゆるめる。

 

ボルトを抜けば、このようにラジエーターは簡単に取り出せます。

 

このとき先ほど外したラジエータキャップ付けると、取っ手みたいになり、抜き出しやすい。

 

漏れがないか含めて点検すると、結構ゴミで詰まっている。

ところで、この車で原因不明の水温上昇(高すぎだろこれ?)トラブルが起きることがあります。

特に夏場に多いのですが、サーモスタットを疑う前にまず此処を点検してください。

かく言う僕も以前、やたら水温が上がり気味になるのでラジエータを点検したら、こんなどころで糞詰まり状態になっていた

事が有ります。

そのときはこの写真よりも遙かにひどかったです。

ラジエータは空気が通らねば絶対に冷えませんから、水温計の針はどんどんと上がっていく。

特にアイドリングでエアコンなど効かせているとオーバーヒートかと思うくらいまで上がります。

 

もし詰まっているようなら、ここまでの作業のように取り外して清掃をする必要があります。

パジェロミニの場合、簡単にラジエータ外せますから、もし原因不明で水温が上がって悩まれている方は一度点検して見てください。

ラジエータ取り外し後は、フアンガード外しですが、これはただ上に引き抜くだけ。

フアンガードの下は

水色と白の部分で爪によって差し込まれているだけなのです。 よって簡単。

 

ラジエータがはずれると、一気に作業空間が出来ます。

ただし、エアコンのコンデンサ(ラジエータみたいに見える)が前にまだあるので、乱暴に作業しないこと。

 

次にエアインタークーラーユニットを外して、スパークプラグを緩めておきます。

ただ、今回はエンジンが過熱していたので、熱い思いをするのが嫌な僕はこの作業を後回しにしています。

プラグを抜かなくてもこの後の作業は出来ますが、クランクを回すのに力がいるのと、ゆっくり回さねばなりませんので注意。

 

 

まずはクーリングファン外し。

二本あるベルトはまだこの段階でゆるめません。

 

その為にはクランク固定

固定方法は簡単で、まず運転席へ入り、ギアを5足へいれ(エンジンをかけないで、クラッチ踏んで入れる)、そしてサイドブレーキを強めにかけます。

駆動系統全体を使ってクランクシャフトを固定するのですね

 

こうするとクランクシャフトプーリが回りませんから、ベルトを緩めていない限りは回り留めのブレーキとなった、フアンを固定している4本のボルトは当然に外しやすくなります。

2本は上の見えるところから作業できるのですぐに弛められますが、反対側(下の)ボルトは、車の下からやるか、次のようにします。

 

クランク解放

運転席に入り、クラッチ踏んでギアをニュートラルにする。 当然ですが、これでクランクが回るようになります。

 

そしてクランププーリにソケットレンチ噛ましてクランクをゆっくりと通常回転方向(右回り)へ回し、下にあったフアン固定ボルトが見える位置まで動かす。

そして再びクランク固定

運転席にはいり、クラッチ踏んで5足へ入れる。 これで再びクランクが固定される。

 

4本とも締め付けがゆるむと、後は手で抜けます。

注意、この段階では、まだ4本のボルトを弛めるだけで、抜くのは次のフアンベルトを弛める作業後になります

フアンベルトがよほど弛んでいない限り、簡単にボルトは弛むはずですが、駄目な場合は2本のフアンベルトを一度張って滑りにくいようにするか、ドライバーやレンチ等をシャフトとナットへうまく噛まして回り止めするなどの工夫をして緩めてください。

 

フアンベルト外し。

まずはオルターネータの固定ボルトを二本弛めます。

*ファンの固定ボルトを抜くなと書いていて、実際は2本だけ残して抜いてある自分(笑)

 

固定ボルトの位置がわかりやすいように、ファンを外した状態の写真を載せますから見てください。 黄色矢印二カ所がそれです。

この二本を弛めておいて、ベルトを上から押すと完全に弛みます。 この状態となってファンを取り外します。

 

補記類ベルト外し

1本目をはずしましたが、これだとまだもう一本のベルトがまだ架かっているので、その補記類用ベルトを弛めます。

ここを+ドライバもしくはソケットを使って回せば簡単に弛みます。

ここでめでたく?二本ともベルトが外せます。

はずしたベルトは痛みがあれば交換して下さい。

 

ちなみに参考として補記類ベルトの張りを調整するアジャスター(赤矢印)

 

次の作業。

上の写真の様に、ソケットレンチでプーリーの固定ボルトを弛めます。

 プーリーが外れますので、下に落とさないように注意して取り外して下さい。

 

さて、ここまでが、下準備です。

後はクランクボルトを弛めてタイミングベルトカバーを外し、同ベルト交換を行いますが、その2へ続く

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どーも冷えないので、 新しいエアコンDIY 予定編 

2011年06月27日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 古い日記

リビングにあるエアコン、ほぼ16年という年月を我が家と過ごしてきたのですが、

一昨年あたりから冷えが悪くなってきた。

寿命にはまだ早いと思うのだが・・・・むむむむ? 

 

同じ室外機から分岐配管されている室内機(娘の部屋)はやたらと冷えることから、ガス漏れしているというわけではなさそうだ。

となると、運悪くこちらのエキスパンションバルブ(冷却の要)が詰まってきたのだろうか? 

 

なんて思うのだが、他に考えられるとすればセンサーや制御系統の故障。

このエアコンはセンサーを本体とリモコンで切り替えられるわけだが、どちらに切り替えても冷えが悪い。

さらに室温が低い時は、送風速度をきちんとコントロールしているから、制御系の故障とは思えない。

やはりエキパンバルブと考えるのが妥当だろう。 

 

しかしな~  

室内機だけ交換するのが手っ取り早いのだが、今更R22使用しているエアコンの、しかも同型室内機だけが中古でポンとあるはずもない。

 

全く冷えないというわけでは無いので、このまま無理矢理夏を越すか~!(笑)  

しかし、当然の事ながら冷たいエアーが十分に出て来ない為にファンが全速力回転状態だし、うるさくてたまらない、何より電気が無駄。

 

かといって、でかいエアコンに交換するのは、今後の予定(増改築予定がある)もあり、ままならない。

経験的に高性能の小型エアコンを二台設置するのが一番良いのだが、万年金欠の僕にそんな余裕はない。

 

とにかく、今のエアコンの冷却を少し助ければ、やかましい全力ファン回転も無くなるわけでして、真昼のバカ暑ささえ超えてしまえば

夜など小型一台で十分過ぎる。

 

いずれにしても来年は増改築で部屋が区切られ、古い方はほとんど使われ無くなるのだから。 

 

と、そんなことを思いながらもんもんとしていたのだけど、新品で29800円という価格で売っていたのにたまたま眼が止まった。

冷房専用で能力は木造の5畳から6畳くらい、インバータではないのが至極残念であるけれど、とにかく価格が安いのでOKと判断。

結果、ろくに考えもせずその場で買ってしまいました。(笑) 

 

さて問題は取り付け工事、工事費は一万円とのことでしたが、聞いてみると、穴あけ2000円、配管3000円、室外機の上階(ベランダ)取り付け6000円、なんだかんだで1万8000円ときた。

 

ははは・・・・ と思わず笑いが出る。   ようは本体価格を下げ、工事で儲けなさるということ。

と、 ジョーダンじゃ~無い。 

とにかく無駄?な出費を目の敵にするのが僕の流儀。

 

そこで適合する配管一式セットをホームセンターで探すと2980円である、しかも粘土やら保護テープやら必要な物が全部ついている。

後は壁に穴をあけるホルソーだけれど、以前から欲しかったのもあり、ヤフオク探すと1980円の7PCセットがあり、当然購入。

穴を開けた後に通すプラスチックスリーブがだいたい500円くらい。

 

他必要な工具やら材料はすべて家にある。

問題は工事後に行う真空引きだけれど、これは近くのレンタルで3000円也。

 

週末に、蚊に刺されながらでもやりますよ、ハイ 


ゴミ船 海へ

2011年06月26日 | ヨットや 釣り等

再生した元ゴミ船(笑) 

メンテナンスも終了し、本日めでたく出港となりました。

パチパチパチパチ!  

 

ところが、そんな弾んだ心を木っ端みじんに打ち砕くような天候。

 

湖のような鏡面状態に加えて、残酷なまでに風がない。 

 

それでも午後こそはと期待していたものの、海面が霧がかるような変な状況で、「こりゃ~駄目だ!」と、一往復したのみで

浜へと戻りました。

 

最悪の一日 

 


IAEAが原発事故における管首相政治介入を批判

2011年06月24日 | 世の中

当然と言えば当然。

震災発生直後に遊覧飛行、ベント作業を遅らせて爆発の引き金引いたのは管首相。

事故の検証作業を調査してきたIAEA、162ページ及ぶその報告は原子炉事故における初期段対応において、管首相の政治介入が現場を混乱させて被害拡大に

繋がったとダイレクトに指摘して批判しているそうです。

 

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110621/erp11062120280008-n1.htm

IAEA福島事故検証作業部会、菅首相の政治介入を批判

2011.6.21 20:27

 【ウィーン=木村正人】原子力安全に関する国際原子力機関(IAEA)閣僚級会合で20、21日、福島第1原子力発電所事故を検証する非公開の事務レベル作業部会が行われ、政治介入が現場の事故対応を無用に混乱させたとの指摘が相次いだ。原子炉への海水注入や格納容器のベント(弁開放による排気)をめぐって介入を繰り返した菅直人首相を批判した格好だ。

 作業部会で、日本での調査を担当したIAEA調査団長のウェイトマン英原子力主席検査官が162ページに及ぶ報告書を発表し、原子力安全規制をめぐる「日本の複雑な体系と組織が緊急時の意思決定の遅れを招く恐れがある」と指摘した。

 今回の事故では、原子炉への海水注入は菅首相の言動を受けて一時中断したとされたが、東京電力の同原発所長が本店の意向に反して独断で継続していたことが判明している。

 報告書は「現場責任者は(規制当局や政府といった)広範囲の利害関係者の要求に応えるより、事故の初期対応に集中する必要があった」と指摘した。

 ウェイトマン団長は「原子力安全に関する一義的な責任は規制当局や政府に移譲されるものではない」として、福島第1、2原発の現場担当者はその責任を自覚していたと報告した。

 その上で、原子力安全の責任や事故の対応は事業者(東電)が負い、規制当局の原子力安全・保安院は東電の対応を監督、政府は適切な規制の枠組みを用意するという役割と責任の明確化を求めた。作業部会では、参加者から「現場の判断でできることもハイレベルの判断を仰ぎ、いたずらに時間が浪費された」などの意見が述べられた。

 IAEAは2007年に日本を調査した際にも、原子力安全・保安院の独立性を確保するよう助言していた。規制当局の独立は政治や業界からの圧力を防ぐ仕組みだが、日本ではその後も原子力行政と安全規制の垣根があいまいなままで、今回の事故でも、震災対策の陣頭指揮に立つ菅首相の介入を排除できなかった。

 事故の教訓を受け、海江田万里経済産業相は20日のIAEA閣僚級会合で、原子力安全・保安院を経済産業省から独立させると表明した。前IAEA事務次長で米ハーバード大上級研究員のオリ・ハイノネン氏は産経新聞に対し、「日本の原子力安全規制と緊急時対応システムの徹底的な見直しが不可欠だ」との見方を示した。


久しぶりにドカン!

2011年06月22日 | 研究-教育・育児

僕が生まれた時のこと-It was when I was born-安達充

 

久しぶりにドカンと娘を一喝!

そういえば、最後に叱ったのは何時の事だっけ・・・・・・

 

中学までは別として、高校生になると殆ど叱られるような事をしなくなるし、親へ迷惑をかけたり心配させたりというのが無くなる。

それが我が子の特徴なのか?  うん? 普通そういった物なのか? 正直なところ分からない。  上の子もそうだし、下の娘もほとんど同じである。

 

ただ、不思議なのは、「なんで?」と、あたかも叱られる原因を意図的に作っているのではないか? と思うような出来事だけは存在する。

これは上の子も同じだったので、非常におもしろい。

 

いや面白いなんて言っては良くないのだけれど、実際問題そうした行動を子供は取ることがある。

 

人の成長過程においての、不思議な心理的補完機能という点では当然知っている理論であれども、現実のものとして前の前に起きると

その不思議な一面が、益々持って不思議に感じてしまう。

 

ドカンとやったのは、娘が幼い頃より担当しているトイレ掃除の事。

これをこの処サボったことから、仕方なく一撃お見舞いしたわけだけど、僕の場合(皆そうだと思いますが)は何かしら叱るべき原因があってもすぐに叱ることは無くて、

まずは何度も言葉で諭す、説明する、意味を伝える、というように、人間という高度頭脳を持つ生物に適した方法で意志を伝達しているし、行動を促している。

 

幼い頃は型にはめて育てなければなりませんから、当然の事として強制していましたし、年齢的に未熟ですから、それへの反発やら、トイレが汚いだのという意識があるのは当然。

故に直接的に、時として体罰を行使しながら責任という視点で掃除をやらせてきた。

中学へ入ると、意味をしっかり理解出来るようになりますから、汚いという概念は消失し、じぶんから進んでやるようになっていた。

そうした面では何ら問題はなかったわけです。

 

ところが? ここに来て突然、何らかの理由をつけてサボろうとする努力をするようになった。  いまさらながら?

「何らかの落ち度でもあったろうか?」とまずは親としてのあり方はじめ問題点を自分で探して考えるも、はたと見あたらない。

 

ところがだ、このサボりらしき物が始まったのが、夏の世界大会への参加が正式に決まった頃からだというのに気がついた。

 

はは~と理由らしきものがおぼろげながらに解ってきて納得したわけだが、人というのは親の愛情を得るに二つの方法がある。

一つは、普段から注がれる何の変哲もない愛情で、99%がこれと言ってよく、それを受け取りながら成長する。

 

もう一つは叱られることを通じて得る愛情で、これはたった1%でありながら、それによって受け取る愛情はその子の人生を左右することもあるほど大きな影響をもたらす。

言うなれば、普段あり得ない形を通じて、自分への厳しさを成長させる為の原動力、助力として受け取るものだ。

叱るということは、親としてその内容に間違えがあってはならない。

激しい感情をぶつけるが故、その起点となるべき中心ぶれがあってはならないということだ、

 

故に「それが人として間違えていると思うからこそ叱る」、それゆえ子は正しく受け取るし、その場ではいくらひねくれようが、時間が必ずそれを理解させるように出来ている。

叱ると事は基本的に上の物が下の物にたいして施すもので、ダイレクトな感情を交えた行動であるからこそ親子という信頼が織りなす関係を基礎として成り立ち。

その受け取りを繰り替えしながら、人(他人)の感情の有りかたを正しく受け取り、理解できる人間へと成長していく。

幼い頃より正しくい叱られることは、一番難しい心の処理をする訓練をしているのと同じ事なのです。

 

故に、そこへ親の利益という側面での不埒な思いや、訳の分からない思い込みをこれっぽっちも混ぜてはいけない。

(例 自慢できる子、人より優れた子、勉強が出来る子、特別な能力を持つ子にするのだ等々、我が子の人間性を育てる為ではなく、親の見栄と自慢の種(自己利益目的)にするためという目的を持って叱る事) 

 

大人になるという事は、人の持つ激しい感情を冷静に正しく分析し、自分の成長に生かせるということそのもの。

自分へ向けられた激しい感情表現は、その処理の難しさ故に正しい処理の訓練が必要で、それは思春期が来てからでは時すでに遅く。

幼い頃より正しく叱られてくるという訓練の積み重ねによって初めて得ることができる。

きちんと処理できる人間は、 例え相手が自分より下の者であったとて、お叱りを受けているという正しい方向へ変換して思いを受け止める事が出来、それが容易に出来る能力を持つ物は多くの人に信頼され、愛されることになる。

 

叱らない教育、ほめて育てる教育が、なぜに恐怖の教育なのかというなら、これらの教育法は怒る、叱るという人の激し感情を教育から一切排斥するところにあり、それは冒頭に書いた99%の愛情をさらに拡充させた物でしかなく、1%の心の訓練を否定しているところにある。

当たり前の事ですが、親から叱られることを経験してこなかった子は、自分へ向けられた人の感情を処理できる力がありません(訓練してきていない)から、そうした場面に遭遇すると自分を肯定することですぐ手一杯になる。 ましてや相手が他人ならなおいっそう難しくなる。

簡単に言うと、”自分は正しく、うまくいかないのは全て人のせい”という逃げの姿勢だけを取り始める。     

更には、ほめて育てられているが故に 自分は偉いんだという根拠無き万能感を後ろ盾にしているから、最悪である。

冷静に感情を分析して処理等、当然に出来はしないために、すぐに切れる、暴れる、暴力的になるのだけれど、

それでもまだ自分の思いを素直に表へ出来る子はともかく、そうでない子は引きこもりや不登校、ニートなどに落ちていき。

仕事をなさず、生産活動もせず、それが”働いたら負けだ”という彼らの身勝手な論理に結びついているのは、全て自分以外の人間が持つ感情への畏怖と恐れを処理できない欠陥(親が作り出した)が心の背景にある。

 

まあ、叱らない教育、ほめて育てることがどれだけ子供達に不幸な未来をもたらすかなどを此処で書いてみたところで、華々しい経歴と肩書きを看板にした教育評論家が口にする先進的教育法?たる叱らない、ほめるという言葉の前では、

あっという間にかき消されて無くなってしまうものである。

でも、このブログを読んでくれた方の心の中に少しでも残ればと思って、素人研究家ながら書いている。

 

さて、話は元に戻るが、サボりの原因らしき物が解ってくれば、こちらも容赦しない、というか、明らかにそれが原因かなど明確に分かるものではないが、間違いなくあるのは さぼったという揺るぎない事実。

故に親としてやらねばならない事はただひとつ、ガツンと正しく叱ることだ。

 

と、朝から思いっきり叱られた娘、ぷうっと頬をふくらませたような、ふてくされた態度を取りながら、こちらの眼を見ることもせず、僕はこれにほぼ5分程度の時間を割いた。

 

後は娘がそれをどう処理するかの問題であり、ふてくされてやらず、明後日の方向をみているなら、僕の育て方に問題があったということ。

当然、再度 雷を落とすし、逆にきちんと処理できるなら何にも言わない。

はて? いかがなものか?と、その後の行動をみていたが、程なくして掃除をやり始めた、一階と二階をやり終え、後は何事も無かったように普通にしている。

その後、家族間におかしな空気もなく、午後にはいつもと同じ家庭の状態へ完全に戻っていた。

ついでにこのところ何となくよそよそしかった態度まですっかり消失した。 

子供は今自分がいる足場より一段高いところに登ろうとするときに、不安を覚える、幼いき頃なら素直に駆け寄って親へ助けを求めることも出来るだろうが、高校生にもなればそんな事は出来ない。

約一月後に自分が戦うべき相手は世界中から集まった選手達だ。

規模が違うし、まったくこれまでのレースとはスケールが違う、未知の世界でもあろうし、自分の力がまったく及ばなかったらという

形の無い不安もあるだろう。

 

自分では意識などしていないように思えても、心の底では不安を覚える物だし、何かの支えをもとめることもある。

先も書いたが、幼子なら抱っこを求めて満たされるそれも、思春期ではかなわず、又それが成長というもので仕方ない。

ではどうしてそれを得るのかというなら、親が常に自分のそばにいてくれることを確認することでなしえる。

あえてやっていたことを、やらないという、サボり行動はかならず親の叱る行為を引き出す事を知っている。 

殆ど100%の確信犯でもあり、それは叱られることが愛情を基本としていることを経験的に知っているからこそのものであるが、

 

親が叱る行為が、その裏に立脚する純粋無垢な揺るぎない愛情をもとにしており、それが常に自分を支え、守っていてくれるのだと。

こうした行為を通して受け取り、確認して安心できること、これが人という生き物の持つ不思議な行動であり、心理でもある。

 

 

 

 

 


REVTECH モーターサイクルオイル を 日本車(ZZR1100)に入れてみた

2011年06月21日 | バイク

ハーレーのV-Twinエンジン用オイル RevTech のオイルをうちのZX11(ZZR1100C)へぶち込んでみました。

しばらく走ってインプレッションなんかを書いてみたいと思っています。

http://www.customchrome.com/cc/view.asp?revtech_oil.html

 

「なんでこれ?」、「理由は?」 って聞かれそうですが、答えは簡単、      「 安いからです! 」(爆笑) 

1QT(約1L)がなんと~! の 500円 。 パチパチパチ

でもって粘度は20W-50 

ホームセンターなどのオイル売り場で、単車用の 得体の知れないオイル君 が1Lで大体750円くらい、ヤマハ、ホンダ等のブランド名が

付くと900円前後。

さらに其の中で大排気量エンジン用なんてのを選ぶと1300円位になったりもする。

 

僕の場合はバイクでも水冷エンジンですから、単車等と書かれている事ととAPI規格だけを見て適当に選んでいるので、やはり750円ばかり。

ただし、夏になると多少困ってしまうのが、10W-40だと、なんとなくエンジンに無理がかかっている感じ?がどうしても否めず、

かといって20W-50なんていうのを選ぶと、とたんに価格がアップして、とてもではないが僕には経済負担が重過ぎる。 

 

真夏を過ぎれば750円でもよいのだけど、やはり硬いオイルが欲しい。 

 

いろいろネットをつかってプラプラ見ていたところ、たまたま目に付いたのがこのRevtech

ちなみにAPI規格はCI-4/SL つまりは現在の規格でいうところの最高性能品ということ。

説明しても良いのですが、面倒くさいうんちくがほしい人は此処を参照 http://www9.atwiki.jp/oil-properties/pages/63.html

こいつの優れているのは焼き玉機関なんて悪口言われている(今もそうかは不明)ハーレーのエンジン用に造られている点で、端的に言うなら空冷エンジンの大敵であるアンチオーバーヒート特性に秀でている点にある。

バイク用のオイルは基本的にオーバーヒート時のエンジンの保護を十分に考慮して造られており、そこは水冷エンジンだけしかない車用のオイルとは"実質的"に異なります。

ちなみに車のオイルを単車に入れて走ると、当然規格上は当面走行に問題がないものの、現実的問題としてフルパワーをかけた時などにクラッチが滑る、そしてカムが異常摩耗しはじめ、さらにその他もろもろの事が起こりまくりで、これはそれなりの距離を走らせないとはっきり分からないが・・・  

つまりはそれぞれに適したオイルというのがあり、一時的な代用使用はともかくとして、普段は適している方を入れるのがベスト。

ちなみに、”エンジンはオイルから造っているんだぜ!” なんて勢いに応じてか? はたまた解ったふりをしたいのかは知りませんが、オイルはエンジンの外的構成部品の一つでしかなく、エンジン性能アップに伴う要求に応じてオイルが進化させられているだけのことであり、主従転倒は過去から現在にいたるまで一度もありませんので、ご注意。

以前これを言い張ったトウシロレース屋がいて、そのストーカー並(故にレースできるでしょうが・・・)のしつこさにウンザリした事が有ります。

 

そういえば、よくモータホームやキャンピングカーの発電機等に普通の車様オイルを入れることがありますが(というかこれを平然と紹介しているホームページがある)、冷却水にて的確な温度制御されている車用水冷エンジンとは全く異なるのが発電機用エンジンでして

これは基本的にバイクと同じ 空冷。 

特にアメリカ製のonan(オナン)等は、回転数こそ低いですが、真夏の焼けきった気温下にてエアコンを駆動でフルに負荷をかけると殆どオーバーヒート気味で動くことになります。

そのため、普通の車用なんかを入れ、炎天下でがんがん発電機をまわしているとシリンダー初め内部の磨耗が著しいですから、早く寿命が尽きる。 

バイク様オイルの場合はこうしたオーバーヒート、や高負荷常用、さらに高回転でのぶん回しによる耐摩耗性などを十分に考慮している事から、僕の場合はキャンピングカーの発電機オイルとしてバイク用の物を選定して使っています。

まあ、車用だろうかバイク用だろうか、どちらを使っても発電機は動きますが、高価な発電機を大切にしたいですし、良好なパワーを維持したいですから。 

 

話は戻りますが、この格安オイルの性能はいかがなものだろうか? と思うわけですが、この辺が車にオイルを入れるのとは気の使い方が異なる点で、ちなみにハーレーは最高回転数が6000回転くらい、ZX-11は12000回転と、ほぼ倍。

ギャンギャンぶん回す事もあるし、フルパワーかけたりもするので、低速でおっとりまわるハーレーとはだいぶ違う。

でも、向こうはでかいピストンをシリンダー内で往復させてディーゼルエンジンみたい(笑)だし、平気でオーバーヒートするし、「それに対応しているのだからいいか!?」 

他、人柱よろしく実験機としてバイクをささげるか~? 

なんて思ったりするし、かと思えば高回転時のエンジン保護への不安を微妙に覚えもするし、「いかがなものだろうか?」 なんて思ったりもするのですが、APIの規格から考えると問題は無いはずでして、しかしながら格安の750円君を入れて普段は乗っているわけですから。 

「そんなに気になるなら高いの買えよ!」 といわれてしまうのですが、   もうオイル入れちゃったし、「ヘイヘイ、まずはお粗末でした!」(笑) 

 

 


結局点検で丸一日

2011年06月19日 | ヨットや 釣り等

先週、ゴミ船をもらい、洗い上げて綺麗にした僕、「今週こそは乗るぞ!」と意気込んでは見たものの、結局は点検で一日が終わってしまいました。 

朝から何となくどんより、「絶対良風は吹かない!」と宣言できるほど完璧な梅雨空、高速を走っていつもの浜へ、そしてクラブハウスへ到着。

雨はないものの、すでに蒸し暑さが始まっていて、今年の夏に世界大会の娘は早速練習開始。

いつも練習につきあってくれている逗子開成ヨット部の男の子とコーチ含めて3人で沖へ行ってしまいました。

 

「船を浜にだす!」と初めこそ息巻いていた僕ですが、家内が「100円ショップで買わねばならない物がある」と突然言いだし、そんなの家のほうで買えばいいだろ~と思いつつも、

明日使うとかなんとか・・・ 

しかしながら一人で行かせると、ナビの無い車ゆえに迷子になるのが保証されている家内ですから、仕方なしにというか嫌々ドライバーをさせられる事になりました。 

当然大渋滞とご対面、うんざりしつつ戻ってきた時はすでにお昼。

 

それでも艇庫からやっと船を出し、船台に乗せてマストを立て始めたところで、海に出ていたみんながドヤドヤと参上。

娘も戻ってきたので、仕方なしにマストを仮に立てた状態でお昼御飯。

 

「終わんね~ぞ、これじゃ~」と多少焦りつつ、早食いで再作業に取りかかりますが、なにぶんこの艇の事はまったく知りませんから、シートロープの取り回し含め不明部分が多々ある。

それを高校生のSくんやベテランのKさん達と一緒に「なんだこりゃ?」 とか「おかし~な?」とか あ~だ、こ~だ と作業するのですが、みんな半分想像で言う物だからまとまらない。

 

そうしていながらよくよく見てみれば、駄目になっているロープ意外に交換した方が良いものや、そのままだと使い難い部分が分かってくる。

「このまま出なくて良かったな~」なんて内心思いながら、古いロープをはさみで切り、買ってきた新しいロープに交換していくけれど、はやり新しい物はよい。 

 

暫くしてクラブハウスのみんなも食事を終え、暇人?となって次々と現れはじめると、昼休みという事もあってマストの角度がどうとかが話のネタになり始めた。

みんな僕よりベテラン達ばかりですから、本当に世話やき(大変感謝しています)ばかりでして (笑)。 

この船はマストのレイキ(後斜)角度をベース部分で調整できる事から、半分おもしろがりつつ寄ってたかって手を貸してくれるのですが、そのおかげで本来面倒でいやな作業であるはずのチューニングがあっさり完了してしまった。

後は微調整するだけとなり、正直本当に助かりました。 

 

「ありがとうございます!」なんてお礼を言っていたのですが、ほんのわずかの時間を他へ気を取られているうちに、バラバラと皆海へ行ってしまった。

ヨットをやっている人たちというのは、ど~もこうした特性?があるようでして、困っているとドヤドヤと集まってきて手を貸し、何とかなると自動的に拡散してしまう。

そして、互いに干渉しあわないし、見返りを絶対求めず、基本的にバラバラでいて、共同作業(レスキュー含め)になると自然に連係プレーを取る。

これは本当に不思議なもので、この単純な乗り物がそういった人間を作り上げるのか、自然がそうさせるのか?

はたまた、そうした人間達だからヨットに乗るのか?

非常に不思議な集団というか(笑)  

 

さて、そんなわけで、基本的なマストチューニングが終わると実際にセイルを張り、ジブセイルのハリアード(ワイヤー)テンション調整とサイドステー(マストを支えるワイヤー)調整をシンクロさせながらスティ等からマストを微調整する。

カニンガム(マストベンドさせる)を張ったりゆるめたりしてベンド状態を確認したりするけれど、そういえばスピンハリアードのワイヤーが「ね~な~」

なんて気がついたりして。

でも、スピンネーカーをまだ持っていないので、これは後の話。 

 

その後センターボードの細かい点検やらラダーの点検やら、細かなことやっている間に時刻は4時オーバー。

 

そろそろ、皆がどかどかとヨットを引き上げてくるので、こちらは慌てて片付け、 あ~あ 今週も乗れなかった・・・・ 

 

そういえば、梅雨が明ければウインドサーフィンが楽しい本格シーズン、だけど、7月末までは娘の関係で全時間をヨットに回すので、

乗れるのは8月から、早く梅雨が明けてくれないだろうか   

 

 

 

 


必要な言葉

2011年06月17日 | 研究-教育・育児

職場環境の変化で多少忙しくなったカミサン、しばらくは夕飯作りに余裕を持てない状況。

これを見ていた僕、「こりゃ~いかんな~・・・・」  と思っていたわけですが、

こうしたときに信頼している息子夫婦へ相談を持ちかけるのは当然で、久しぶりに一家の役割分担へ変更をかける事にしました。

 

「あいよ!」っというべきか?、「待ってました」というべきか? 快く応じてくれた息子夫婦、

嫁さんには、食材の買い出し(重い物以外)と食事作り、特に夕飯の分担をこれまでより多く担って貰いました。 

 

よって現在は木曜と土、日の3日間を家内が作り、それ以外は息子の嫁さんが主力となっています。

家内はこれまでの負担から解放されて休めるし、僕含めて3人はこれまでとは違う味(夕飯)もたべられるわけでして、

しかもこの嫁さん、料理が上手で、つくる物全てが美味しい。

 

家内は娘から「ママのよりおいしくない?!」なんて結構ハッキリ言われて、「なによ~」なんて言い返しておりますが、まあ、いたって平和な光景です。 

 

嫁と姑、小姑との問題って本当に有るのだろうか?と家の女3人を見て思うのですが、

嫁さんが台所へ入っていると、家内か娘のどちらかが(いれば)必ず「手伝おうか?」といってますし、それで一緒にキッチン作業したり、かとおもえば「大丈夫です」という嫁さんの言葉で気を悪くすることもなく、テレビを見始めたり、そのまま側で駄弁りながら笑っていたり。

 

まあ、家庭が安定しているのは良いことですが、こうした事は、どちらかというと嫁さんの頭の能力で70%決まる。

控えめで有るのは当然として、頭が良ければ問題は起きず、自己主張が強く人の心が読めないバカであれば、始終いざこざが起きるというのが現実。 

 

人というのは、特に日本人は良好な人間関係を成立させる基本的条件として 控える事 を好み、

なぜならこうした姿勢を貫いていると、相手の方から気を遣って「これはどうだ?」と自己主張を求めてところに利点があり、事を荒立てず

に融和するに適している。

そうした関係から少しずつ自分の思いや希望などを述べることで、溶け込みながら思いを通じさせることが出来るわけですが、

難しいのはその際の主張量と希望や意志の方向で、微妙であるが故にいざこざの発端部分が隠れているわけでもあるのですが、

ただし、こうした物は男女関係なく、誰にも大なり小なり有って、完全に消し去れるものではないですから、いくら頭が良くとも100%になり得ませんし、結局何らかの引き金になる。 

 

そうした問題を解決する「有効的解決方法などあるのだろうか?」ということになるのですが、それは人により様々であるとしても、家の場合は「ありがとう!」、という至極単純な一言で解決している。

そしてそれを完全にするための補完方法として「ごめん」を重要視している。 

物事は出来る限り単純でなければならず、単純であることはカバーできる範囲が最大限に広いからだ。 

 

Thank you! ありがとう! どちらでも良いのだが、僕はこれを家で多用しており、

これはふたりの子供が小さいときから常用してきた言葉ですが、僕が子育てしていた時に流行っていた”友達親子”等というくだらない関係が存在したが、それを完全否定し、きっちりと上下関係、親子の立場を確立させて育ててきた中においてもよく使ってました。

平等概念を廃した(本来親子とはそうしたものだ)関係というのは、一時的に何かをきっかけとして立場がひっくりかえる事が多いわけですが、それは親とて間違えはするし、子に迷惑をかけることも有るわけで、

ただし、それが人間として当たり前であるなら、親だろうが何だろうが当然の物としてこの言葉を使う。

同時に「ごめんね」、「ごめん」も存在し、これは本来捨てきれない強弱の関係を中和し、心のあり方を隠さずに見せることが、子供の人間性を育て、学ばせる最高の方法だからだ。 

 

あたりまえの事を、それが本当に当たり前なのか? 当然の事、それが本当に当然なのか?という、その原点に視点を移して考えるならば、こうした言葉が自然に出てくる物だと思うのだけど、これは単に僕のおごりだろうか・・・・?

 

*そうであっても、思春期には曲がることも有るし、ただし必ず元に戻って来て正しい道を歩み始めるのも事実で、僕はこれを経験しています。

 

ただ、上記の難しいところは、こうした言葉に親の思いを、しかも親の目的や愛情をすりこむ目的を持って成されてはならないところにあり。

たとえるなら、子供が思春期に問題行動を起こし始めたときにカウンセラー等がよく勧める、「生まれてきてくれてありがとう」と子供に言うとか、「あなたが居てくれるだけでありがとう」と伝えるとか。

こうした物は、それを言われた子供に不快を与えて不信感を増長させるだけ、というおかしな効果は抜群だが、親の素直な思いを伝える事は、残念ながら一切出来ない。

 

理由は簡単で、本来有るべき素直な心の果実としての「ありがとう」ではなく、どんな理由や目的が有るにせよ、そこに伝える側の下心(ましてやすがる心など御法度)が有るわけで、そうである以上は、「ありがとうで」は「ありがとう」でなく、単に「こうしなさいよ!」という強制(親の欲、目的、我儘、あまえ)もしくは命令をはらんでいることが簡単に分かってしまうからです。

子供はそこまでバカではない。   

 

似たような物に、ほめて育てるがある。

我が家では子供を褒めることが殆ど無い、有ったとしても、親である自分の予想を遙かに上回る自発的行動や思考を見せたとき、見えたときだけ、それも至極限定的範囲に留まる物だ。

これは親の利益のための誘導方たる、教育法(”ほめて育てる”)とは全く異質なもので、なぜなら心理学者や教育評論家がとなえる犬を教育すると同じ理論で構成されている「誉めて育てる教育法」が、人の健全な精神成長に害悪しかもたらさないことがわかっているからだ。 

子供は親のオモチャではなく、ペットでもない。

よって、親の思った通りの人間に成長させるのではなく、一人の自立した思考を持つ人格に育てねばならない。

特に男の子は、男として育つように意識しない限り、本能が健全性を保って成長出来ずに歪むことから、なよついて嫌なことから逃げ回る可愛い男、いうなれば母性本能をくすぐる母親のペットにしかならない。

 

だいぶ話が飛んでしまったが、人はその毎日の生活における活動の中で必ず「ありがとう」と「ごめん」という場面が出てくる、

幼き頃より親が手本をみせ、それが自然な言葉として表現できるように育てられたなら、後に社会へ巣立った子供に素晴らしき恩恵をもたらし、

親が変なプライドや恥ずかしさ、不要な上限関係や立場関係を前提にして素直な心をおろそかに育てれば、子供は親の姿勢そのままに他人と接する様になる。

簡単に言うと、社会性における不幸を繰り返し学びながら育つということだ。 

 

正しき方向の、正しき言葉には、冒頭で書いた70%を、受け手側の持つ30%を補完させたうえで相乗作用にて100%にする力がある。

往々にしてお嫁さんというのは嫁いだ家の中で微妙な立場になりやすい、孤立しやすいし、辛いことも多だろうし、ストレスもある。

こうした不要な物を壊して中和するのも、「ありがとう」、「ごめん」という二つの言葉に存在し、またこの言葉から派生してくる穏やかな会話は、

お嫁さんを家族の一人としてこの先も溶け込ませ続けて行くに最善の方法なのだ、 と思うわけです。 

 

 

 

 


ゴミ再生プロジェクト???? その3

2011年06月15日 | ヨットや 釣り等

装備類の点検はあらかた終了。

どれも思った以上に程度が良く、半分ほくそ笑んでいたわけですが、 問題はこの緑色になっている船(爆笑)。 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と、考えていても仕方ない。

 

ホースで水をバシャバシャかけながら洗艇作業を始めますが、デッキ内に蓄積された泥というか砂というかがすごい、

その量が半端じゃ~無いわけでして、セルフベラー(排水口)からとんでもない量が流れ出てきます。  

さすがはゴミだ    うんうん

 

それを見て一体どのくらいの期間放って置かれたんだ? と思うわけですが、家内がデッキブラシを持ち出してゴシゴシやり始めると

水跳ねまくり(自分はとうに着替えている)で、そばでぞうきん片手に見ていた?僕も瞬く間に濡れ雑巾?。

 

「こりゃいかん!」と慌ててサーフパンツとラッシュガードへ着替えると、再び作業続行。

こうなるといくら濡れてもかまわないわけで、「エーイ面倒だ!」 とばかりに裸足になってダバダバ水をかけつつ洗いますが、

気持ち良いくらいに汚れが落ちてくる。      

 

予想を裏切って(良い方向で)くれたのは例の緑色、頑固に固着して落ちない物だと思いこんでいたらとんでもない話で、これまたスムーズに落ちてくる。

湿らせて少し待って、その上を雑巾で多少強めにこすると、あっさり落ちていくわけで、それと同時に輝くような白があらわれる。

 

こうなると楽しい物で、研磨作用のあるスポンジやらなにやらも使いまくり、最後に船体をラックに立てかけ、ボトム部分も同じように洗浄。

さすがにデッキ内部は砂でこすられたりして小さな傷がついている事から真っ白という訳にはいかず、多少茶色い色が残りますが、そのほかの部分はまるで新品ではないか?と思う程の綺麗さ。

なんかしらんけれど、やたらと幸福感を味わいながらの洗艇作業が終了。

ピカピカ輝く船をみて、「何てラッキーなのだろう」と心の底で思うが、「いいのかな~」 

 

船体が綺麗に洗い上がると、最後の作業に移行。

船はどうしても潮の影響を受けて小さな可動パーツが固着していたりなんかする事が多く、また各ネジやボルトのゆるみなどが生じ、

それを放っておくと飛んでもない事故になったりする。

面倒だけれど欠かせない。 

 

それ以外の番外編?として気になったのがハル(船体底)にあるダガーボードスロット(出入口)で、このヨットはセンターボードが折りたたみナイフのように出納されるタイプであり、普通の上下にスライドタイプではない。 

故にガスケットが取り付けられていて、水の進入を極力防ぐ構造になっている

このガスケットが紫外線の影響でぼろぼろ&がしゃがしゃ。

新しい物へ取り替えれば良いのだけれど、レースやらないし、余り気に気にしないがさつな性格というのもあって、不要と判断。

まあ、入り用なら再び新しい物を取り付ければよいだけのことですから、ドライバー片手に取ってしまいました。 

 

さて、カムやローラー部分、そのほかロープを通すアイといわれる部品の強度や破損、ゆるみがあればそれを締めて整備していきますが、特に問題なし。

ただ、6mロープ用の小さなアイが紫外線劣化で壊れかかっているのが幾つか有り、まあこれもプラスチック(消耗品)で価格も一個100円程度であることから思い切って、新しいの注文しました。

 

まあ、そんなこんなで朝9時半頃から始まって終わったのが夕方の5時過ぎ。

後は実際に艤装しながら、駄目なロープ類を見極め交換して(これは来週)、全整備終了です。

 

洗い上がってぴかぴかになった船をみて、一人で悦に入る僕ですが、本当ならクルーザーもほしい。 

スポーツとしてウインドサーフィンやディンギーヨット、趣味として?クルーザーヨットなんかに乗れたら最高の幸せだろうな・・・

なんて思うものの、関東近辺でクルーザー維持するには莫大な係留費を払わねばならない。 

普通の生活範囲を抜けることの出来ない小市民たる僕には無縁の物だ。 

 

仮に手に出来たとしても、週末があらゆる予定で埋まりまくっている僕には、十分かまってあげられる時間が無いことは容易に分かる。

夢と現実は常に違う、自分にとってどこで折り合いをつけ、その中で最高の楽しみを得ると言うことは非常に大切なことなのですね。

 

なんて思う 笑 


ゴミ再生プロジェクト???? その2

2011年06月14日 | ヨットや 釣り等

マストは無事に立った、ブームも大丈夫。

となると、後はラダー(舵)とセンターボード、そしてセイル。

大騒ぎだったセイルボトムですが、ブームはこれでよしとして、最終的にはマストへ通してみなけりゃセイルの状態が分からない。

 

まずは、「ジブセイルを張るぜ!」とばかりアップすると、 「およよ」と、多少の錆痕らしきポツポツは有れども、セイルそのものは綺麗。

お次がメインセイル、 真っ白で汚れもなく、「ほ~」 とため息。

これも”かなり”綺麗だ、というか「殆ど使ってなくね~」 なんて高校生みたいな言い回しをついしてしまうが、角から角までほつれもなく、

破れもなく、当然バテンポケットも何ら問題ない。

「これってもしかして・・・」、と思う。

マリンスポーツに良くあることなのですが、一時的な感情で買ったものの、結局乗れずじまいで飽きて手放すパターンそのものか?

実に多いんです、この手のパターンが。

 

クルーザーみたいに船体下にバラスト抱えて転覆しにくい構造になっているわけでなく、実にあっさりひっくり返るのがディンギーヨット。

そのアンバランスなのが面白いのだけれど、スキーやスノーボードなんぞと違ってお尻ぱんぱん叩いて立ち上がり、即走り出しOKなんて

いうイージーな物ではなく(自分もやっていたのでよく分かります)、転覆する際にロープやワイヤーに体が引っかかったり絡んだり、

又それが簡単に外れず溺れて怖い思いをしたり、セイルの下敷きになって息できなかったり、腕や足を船体のどこかにぶつけて切ったり

青あざ造りまくったりするのがヨット。

もちろん常にそんな事が有るわけではなけれど、基本的に全身ずぶ濡れになるのを喜んでヘラヘラしていられる神経。

爆風の海で何度も横っ面を張り倒されて完沈(完全に上下逆さま)した船を、エレベーション(波の)状況下で引き起こす根性。

恐怖を快感へと容易に転換できる楽天性。

この三つが無いと、ウインドサーフィンやヨットというスポーツには馴染まない。

言い方が悪いのだが、多少マゾ的で”おかしな人間でないと?”楽しくならない乗り物とも言える。

とまるで変態みたいな書き方をしてしまったが、要はめげずに前向きな姿勢が貫けるかどうかだ。 

まあヨットやウインドサーフィンの方から乗り手を選んでくるというか、全くそうしたことを考えずに乗ると、楽しくないし、数回で

うんざりしてしまうものともいえる。

まあ、乗せられているだけなら至極楽しいのですが・・・、

 

そんでもって、倉庫内からごそごそ出してきたラダーとセンターボードだけれど、見たところ「これ使ったことあるの?」という感じ。

なんか、本当にゴミなのかな~? 緑色に染まってこそいるけれど、実は程度の良い中古なのだろうか? と、段々と分からなくなってきた。 

この船はトラピーズやスピンを当然想定しているので、マストにはトラピーズワイヤが取り付けられていて、スピン用のブロックやら何やらがこれまた当然ついている。

スピンポールはおそらくこれだろうと思うのが、ブームの有ったところにおかれていてる。

 

結構時間かけて丁寧に点検したところ、結局問題有るのは風雨にさらされて痛んだロープが数本、そしてロープを通すプラスチック製の部品(太陽光でどうしても劣化する消耗品)が10個程度だった。

念のためにマストも再点検したが、痛んでいる箇所もなく、極めて状態は良質。

そういえば、セイルを見ていて気がついたのだけれど、前のヨットのセイルと似ている? 

というか、前のヨットで使用していたセイルが実はこのヨットの物を流用していたのですね。

ジブセイルのサイズはさすがに異なる物の、これも流用可能なので、結局スペアが出来たようなもの。

ますますゴミ再生と言うより、とんでもなくラッキーなもらい物をしたのではないかという思いが出始めた。

なぜならセイル一枚7~8万、前についている3角形型のジブセイルもその半額くらいする。

使い方が乱暴な僕のことなので、割と早いうちに駄目になる可能性が高いことから、こうしたスペアセイルは貴重だ。

 

その3へ続く 


ゴミ再生プロジェクト???? その1

2011年06月12日 | ヨットや 釣り等

先週、船をぶっ壊したのは僕。

どう考えても修理が難しく、またやっても費用がかかりすぎる。

これを捨てて中古を買おうにも、そんな余裕が有るわけないし落ち込みまくり。

こういった場合、家内はひたすら無言   女性はこうしたことに結構シビアなのですね。

 

そんな僕をみかねたのか、セーリングクラブのマスターが、ゴミ(所有権放棄の処分待ち状態)なら有るれど、再生してみる? という優しいお言葉。

突然まぶしさを感じる存在へと返信したマスターですが、「おおー! 後光が差している!」と拝みつつも、「いただきますと素直にお願いする、これまた素直な僕」

、でもそんなヨット有ったっけ?と即思う。

「そんじゃ~出そうか」と家内引き連れ、マスターの3人で第二置き場へいそいそ移動、そこには金色の船が、いや”緑色?”の船が一艇。

しかも~、本来は入るはず無き狭いラックへ”無理矢理”押し込んである。      なんじゃ~これは(笑) 

う~ん、さすがゴミだ!と僕は一人で苦笑。

 

早速引き出してと言いたいところだが、この無理矢理状態が祟ってたか、ラックの鉄パイプにしっかり挟み込まれ、3人で引っ張っても船が出てこない、次に大の男が「おりゃ~!!」てなかんじでラック広げを試みるもびくともしない。

「やっぱり出てこないか・・・・」とよく分からないところで感心しているマスター。   勘弁してくれ~ 

「パイプをもって来てこじるか?」」と冗談なのかどうか分からない事言いながら探し始めるも、適度な物もなく、しばらくあーだこうだと考えていたところに出てきたロープが数本。

「おおー!」これならと、早速南京結びかまして(トラックドライバーが荷締めでやる結び方)をして「コナクソー!」

テンションかけると、さすがにラックが広がってくる、そこを再び3人がかりでぐりぐりと動かし、なんとか引き出し成功。

と此処まではよかったものの、勢い余って多少ゴテ!ってなかんじでヨットが横倒し「な~んてこった!(ポパイを見た人は知っているこの一言)」と思うも、「ゴミだし」と自分を納得させる僕。

面白かったのは?というか、おろしてみて、緑色がかっていたのがが全体を覆っていた苔であることを改めて再確認。

おまけに一部ロープは腐食してブロックが取れかかっている。

はは・・・・  ゴミですから 

引き出した船を、やはり3人で船台に乗せると、第二置き場から自分の艇庫があるところまで運びますが、

次に、「問題はマストがあるかどうか?」なんてぼそりと口にするマスターの言葉が頭を駆け巡る。

そこで始まったマスト探し、「どれだろう?」となぜか?やたら有るマストの中から一番上の、しかも一番奥の、やっぱり緑かかった(笑)一本がご指名され。

それを二人がかりで「そりゃ!」と降ろす。

前の船より重さのあるそれをレシーバーにあてて起こすとピッタリ、「うん、これだこれだ!」と納得するマスターですが、次が問題。

肝心のブームが無い  するとみんなでゾンビのようにうろうろ探し始めるが、何となく怪しい一本があるだけで、それ以外には無い。

仕方ないので前のヨットのブームをつかうか・・・・と今度は改造をあれこれ思案。

マストとブームをつなぐグースネックのサイズがわずか1mm違いで入らず、仕方なしにドリルを買いに行くことになり、ついでに昼飯も

仕込んでくる。

しかし、12mmのドリルが3000円という値段。 初め、値を聞いて唖然としたのだけれど、電動インパクトやドリルドライバのチャックに取り付けられる良品らしく、というかそれ以外にはその店にないので、

おとなしくお札3枚とおさらばしてクラブへ戻る。

すると、「はっはっは」と面々笑みを浮かべて出迎えててきたマスター、 「?????」と思っていると、こうやるのを思い出したと、

やり方を披露してくれた。        ・・・・・・・・

なんでも、出かけてからだいぶ後になって思い出したとのこと。

「3000円が~!」 と思う物の、まあ余計な工作せずに済んだし、加工予定だったブームは予備にしておけばいいしと納得させた。

ドリルはいつ修理で使用するか分からないので、そのままクラブの工具ロッカーへお嫁に行ってもらいました。

その2へ続く、      予定

 

 


沖縄料理

2011年06月11日 | Weblog

家族の中で唯一沖縄に行ったことがない僕。

なぜか、というかどこでそんな話が持ち上がったのか分からないのですが(多分家内が火付け役)、

沖縄料理を食べに行こうという話が持ち上がりまして。

家内の身内家族と総勢10人で新宿までくりだしました。

午前中のバカみたいな雨もあがり、ごごは曇り空で蒸し暑いなか、車と電車でトコトコ。

店内に入るといきなりど派手な民族衣装をきた店員さんがお出迎え、そのまま奥へ通されましたが、

珊瑚を使って家の塀をつくる雰囲気や家の雰囲気なども店内に再現され、にわかに沖縄を味わってきました。

飲み放題でコースメニュー 2時間4500円とさほど高くはなく、まあ、ミミガー、ゴーヤチャンプルなど含め

料理が10種類、その他別に注文してたらふく食べましたが。

まあ、人の多いこと・・・・     景気が悪いとは言われているが、ここではそんなことみじんも感じない。 

予約をしていったからよいもの、そうでなければ待つことになるのですが、土曜日の夜でもあり、

余計賑やかだったのかもしれません。

中々良い店でした。

http://r.gnavi.co.jp/a197304/