マフラー交換をしている間に、外が晴れてきて
気温も上がり、しばらく待てば路面も乾き、塗装可能かもしれないという感じになってきた。
なにはともあれ、とりあえずは昼飯。
1時頃になると、結構路面も乾き、 先ほどの湿気も無くなりつつある。
ここで”どうするか?”を判断しなければならないのですが、 15分ほど悩んで、やはり”やろう!”と決めた僕。
まあ、失敗したら、 ”もう一度再作業すれば良いだけです?” と、意味不明の強気に乗っかってですけど(笑)
実はウレタンの塗装で、一度も失敗したことが無いんです、いままで。
倉庫のシャッターを開けると コンプレッサーの電源を入れて、まず塗装面に載っている埃を吹き飛ばします。
天井の換気扇を廻し、 全体の空気入れ替えも。
なんとなくついて回る、嫌な予感を振り切って、”なせばなる!”的なのり。
なんで嫌な予感なのか?というと、 晴れてはいるけど、 メッチャ湿度が高く、
こうした多湿条件で塗装すると、色々と厄介な事がある。
本当は、気温が20度くらいで 湿度が50%程度の環境がいいのですが、 今日は気温はともかくも、湿度がおそらく80%オーバー
初めから失敗の予感が凄くて・・・、でも何時までも倉庫に車を入れておくわけにはいかないので・・・・なんとしてもやらねば。
作業開始
シリコンオフで脱脂を行い、一度エアで埃を吹き飛ばすと下準備完了。
ソリッドのホワイトカラーの塗装ですので、 上にクリアは吹きませんから何度も重ねて厚塗りします。
下のカラーがグリーンなので、 吹きつけが薄いと、下の色が出てきてしまう事も有ります。
でっ! 今回の塗装ですが、 終わった今から見て、正直いって30点!と、まさに落第点でした。
と、始めに言っておきますですハイ 汗。
とちりその1 ウレタンは正確な混合比は当然として、 希釈するシンナー混合比がかなり重要。
その混合比を初めの段階で間違えて、かなり薄めにしてしまった。
試し吹きして、あれ???タレが多いなと思った段階で気がついた。
慌てて希釈しすぎたシンナーの量にあわせて、塗料を追加。 これ本当はダメです・・・
とちりその2 なんかスプレーガンからの塗料の出が今ひとつ。
これはコンプレッサーのエア圧を何時もの4.5~5kgから何故か3.5kgに設定間違えしたのと、
ガンのノズルをいい加減に取り付けていたのが理由。 あとのガン洗浄時にきがついた。
アホだよね~ 吹き出し量と、パターンマーク調整に神経質になっていたので、一番基礎的で、肝心なノズルをおろそかにしていました。
ついぞ、なんとなく調子が悪いな~と思いつつ、今回はテクニック???とエア調整やら他の調整でなんとかごまかした。
そもそも、これがX
とちりその3 本当は重力式のガンを使うのがルーフ塗装の基本なのですが、 買おうと思っていてすっかり忘れていた僕。
まさにボ~ットしていた訳ですが、 塗る段階で今更ながらに気がついた。 アホだ・・・・
で、なんとかなるだろ! 的な感じでトライ。
結果として、塗装は出来ましたけど、かなりの苦労
吸い上げ式は当たり前のようにルーフ塗装には向いていないことを思い知らされましたとさ。
とちりその4 湿度が多過ぎで、エアに水分離のセパレーターを二段かませているのに 最後のボンネット塗装の時に結構水滴が混合。
水は最低で、大敵なんです。 Oh!
まっ!そんな感じで、 ルーフの塗装開始。
そして 最後はボンネットという段階で、 上にも書きましたけど、 塗り始めたら、 水分がガンから飛んで、ボンネットの塗装面に付着。
結構酷い部分もあり、 当然そのままにはできませんので、 1度シンナーで洗い流したのですが、今度は塗料が足らない。
ルーフ塗装に 吸い上げ式のガンなので 無駄が多いんです、マジで。
予定量より使いこんでしまい、マジ慌てる僕。
とりあえず、倉庫にあった依然使った同色塗料を混ぜて誤魔化しながらになりました。
ところが、悪事?は上手くいかない訳で、 これで勝負!と吹き付けたら、 今度はタレが発生。
あ~~~~だめだこりゃ・・・・
この段階で、 ボンネットの塗装だけは次回に廻すことにしました。
で、そのまま1時間ほどおいて、 マスキング剥がしの開始。
完全に硬化する前にやるのが良いわけで、これは経験から来ています。
ボンネットがダメだったので、 余り良い気持ちはしませんでしたが、とりあえずはルーフ部分だけはなんとかなりました。
写真
斜め前
*青矢印の処は、モールが浮いて割れも会ったので、割取ってそのまま塗装。
この部分は後でしっかりシリコンシールできちんと仕上げます。
サイド部分
斜め前
少し離れて
特段問題の無い仕上がりで、
太陽光下に車を出し、塗面のムラや薄かったりする部分があるか?を見ましたけど、全く問題なし。
絶対に無くせない、塗装時に付着する埃は有りますが、これは仕上げに2000番程度のペーパーをかけ、
コンパウンドを数種類つかいわけて磨けば、新車の塗装と全く同じ状態になります。
ちなみに、この上にクリア塗料を上に吹くと、完全鏡面状態になります。
ただね~それやるか? というと、 どうせ家内は洗車もせずに、このタント君は汚れたままで放って置かれるわけだし。
十分に艶があるので、 これで良しとします。
そして失敗したボンネット。
すでに垂れを研ぎ終わり、 水が付着していた部分もはやり研ぎ出しして、 下地処理完了状態です。
後はいつ塗装するかですが、 単体で塗れるので、 天気の良い昼休みにでもやります。