思わぬトラブルで、秋から中断となっていた某システムのリフレッシュ・プロジェクトですが、
昨日からフェーズⅡが開始されました。
僕自身が直接関わっている訳ではないのですけど、これまで何度も技術的な応援要請があり、
糞熱い夏から、時々手助けをしたりしていたわけです。 「熱っつ!!」
でもって、プロジェクトが途中で頓挫したことで(予算不足)、 一度クルー全員が本国に帰り、
”予算が下りた~!”と云う事で、再び大挙してやってきた。
ぶぁははは! 判りやす!
今回は、高度な専門技術と経験をもつシビリアン技術者二人も同行で、 まあ、莫大な予算を使うわけですから、当然というか。
初日の今日、 僕のオフィスにまず挨拶に来てくれたのですけど、昼休みで寝ていた事も有り、気づかなかった。
*リハビリ病院に居る親爺の、この先の事(施設に入るかどうか等)に関して色々な面から悩むことが多く、
高齢の母親の事も考え合わせると、酷い寝不足になる事がこのところ多いんです。
隣の部屋に居る先輩同僚が、昼休み後に「彼ら、何度も来ていたぞ!」 と教えてくれて、
慌てて彼らの元へ行く僕。
会った途端、満面の笑みになるチームリーダーと早速挨拶、続けてシビリアンとも挨拶。
そのシビリアンだけど、彼とは以前一度会っています。
今年、大規模なシステムダウンを引き起こすトラブルがあり、 メーカーが泣きを入れて来た際に、
メーカーのトップから「何しても良いからとにかく早く復帰させてくれ!!」という出来事がありました。
”なにしてもいいわけね!” ニヤリ とすぐに修理したのですが、いわゆる禁じ手なやり方。
後日、メーカーのエンジニアと彼が来て、 トラブルの詳細な原因調査が行われました。
メーカーのやつは白人で、 面目丸つぶれだったので、それも有るのか知りませんが非常に態度が悪かったのだけど。
彼はそうしたことが無く、終始ご機嫌。 イェイ!!
ただ、あとでメーカの方はかなりやられた様だが・・・・
今回も、やはりトラブル絡みだったので来たわけですが、 基本的にそのプロジェクトと僕は関係が無いわけで、
ただ、上記のように技術的な側面からの手助けをしていたことから、ぜひ「意見を聞かせてくれ」の事。
しばらくディスカッションして、 装置は構造的な物として電気と機械で構成されている物ですが、
どこに原因があるのか?という切り分けが非常に困難であることを説明。
また、多分この部分に問題があるだろうとも説明。
これまでの経緯を含めて技術的な面から色々と話しましたが、穏やかな顔で、「なるほど!」と聞いてくれて、
最後に「結局どうするの?」と僕が訪ねると、
「全部新品に交換~~~!」と一言。
「はぁ~~~??」 とか思ってしまうわけだが、補助装置と云えども、1台あたりの額は半端ない。
そんなものを、「5台も6台もまとめて入れ替えてしまえ!」 つ~のは、まず日本の発想ではありえない。
かなり驚いたわけですが、 国力の差というのはこうした辺りに、もろ現れる訳でして。
チマ チマ チマ チマとやっている日本との絶対的なスケール差は、いかようにも埋めがたい物がある。
まあ、そんな感じで昨日は過ごしたのですが、そのトラブルが発生しているシステムのボスがいて、
手に負えないから、本国から業者がコントラクターが来て仕事しているわけですが、彼自身も自ら陣頭指揮を取ったり、かなり大変な思いをしている。
故に、これまで何度も助け船を出してきました。
其れもあるんですけど、そのボスは僕に頭が上がらず、ただ、そのおかげか”職場同僚の自宅での看取り看護”に関して、
彼に話をしたところ、かなりの配慮を頂いた。
*職場の先輩であり同僚の奥さんですが、残念な事に亡くなられました。
”情けは人の為ならず” という言葉は、昔も今も立派に通用する言葉でして、人のために色々と心を尽くすことが、
巡り廻って自分の為になる。
それはこれまで何度も経験してきて、無意識でしているそれらが、知らない間に蓄積され、やがて何かの時に現れる。
それは、国境を越えてもごく普通に成り立つ物でな訳ですが、 逆に普段から自分の利益だけ得ようとしていると、結局失う物ばかりになる。
同様に、和をもって尊しとするのは、 自分が幸せに生きていく為の、最大の心のあり方では無いか・・・
と僕は思うんです。
話を戻しますが、 今回は豊富な予算と準備万端で彼らも来ているので、クリスマスまでには終わるでしょう。
翔
おまけ。
睡眠不足だとこんなことをやらかす・・・・
コーヒーメーカーに湯沸かしポットぶっ込んでますです。(爆笑)