朝から 「え~くしょい! ズルズルズル」 をひたすら繰り返す 翔です。 ふ~~
とうとう檜花粉までも始まってしまったようで、 杉ならまだいいんですけど、 檜花粉は本当に性根が悪いので困る。
加えて、 なぜか?今日は 症状が酷く、 まあ風向きとかもあるのですけど、ろくなもんじゃ無い。
こんな日は家でおとなしくしていれば良いのですけど、 空気清浄機をフル回転させてもまったく効果無いんじゃ~ただ苦しいだけ。
そんな状態で一日すごさにゃならんのも辛い。
天気予報では、気温高くて曇りとのことで、何かするベ!と 思いついたのが、例のアジャスタブルハンドルの取付け。
昨年ヤフオクで手に入れて、「寒いからやだ~~~!」なんて自分で自分にほざいて逃げていた一件。
何かしている方が花粉で苦しむよりいいだろう! なんてやはり職場の裏に来ての作業開始です。
しかし・・・・・・・・際限なく鼻水が出る、 息できないし。 ぼ~っとするし・・・・
まずノーマルの写真。
2時間くらい乗るなら特段問題ないハンドルとライディング姿勢なんですが、 長い時間乗っていると段々と拷問状態になってくる。
まあ、こうしたカウル付きバイクの宿命とも言える物ですが、普段からもう少し楽に乗りたいな~とずっと思っていて。
市販製品でハンドルポジション変えられるの製品はいくつかあるけれど、 せいぜい高さが20mm前後で万単位の価格になるし、その程度だと現実的効果が無い?
感じがする
かといってバーハンドルにすれば効果が絶大なのは分かっているけど、今度は見た目が・・・・・
な~んか、雰囲気を壊さずにハンドルの高さを稼いで、更に手元にグリップが来るような物は無いか?と探してたら、たまたまネットオークションで在庫処分の一品限りが出ていたんです。 おっ!
なぜか誰も入札を入れていなくて不思議に思ったんですけど、 オークション説明には”スクリーンをカットする必要がある”と書かれていた。
要は風防となっている透明スクリーンを一部カットしないと駄目という事らしく、 まあ、それがどの程度の物なのか?は分からないけど、
製品として売っていたんだから、フルに格好が悪くなる様な物は売らないだろう! なんて結構アバウトな考えで入札。
で、そんなんだから、取り付けが面倒になる可能性が高いのはハッキリしていたので、暖かい春を待ってやっと・・・・という感じなんです。
カットとかして、外での作業時間長くても大丈夫なので、 えへへ ただし花粉を除いてですが。
まず、説明を読んで ハンドル周りの不要物?全部をはずす。
でもって、ブレーキホースとクラッチホースをキット同梱品の物に交換しなければらならないわけで、それが面倒だなと・・・・
一応ブレーキホースを見たら、「あれ? あれれれ?」
これってこのアジャスタブルハンドルキットに同梱されている ホースと同じ物じゃん!
さらにはクラッチホースもよくよく見るとノーマルと違う。 いまさら知った衝撃的? 事実 かいな (笑)
ということは、前のオーナーもアジャスタブルハンドルを付けていた???? という事になる。
ぎゃはははは! 皮肉にもアジャスタブルハンドルを付けて乗っていた前持ち主から、 僕が中古で買って、今では全く手に入らない
同じハンドルキットをたまたま僕が手にして、一度ノーマルハンドルに戻された物をまた、違う物にするって、 すごい確率だ~!!
*プロトの隼用アジャスタブルハンドルキットはもう10年以上前に生産打ち切られて、当時の価格も7万近い物だったので取付けている人すら珍しいし、殆どいないという方が正解。
「こりゃ~楽だ~!」 なぜなら、すでにホース交換されているので、 その分の作業が無いというのは嬉しい限り。
なんせ交換するとエア抜きやら何やらという余計?な作業がどうしても出てくるからです。
作業開始
スクリーンを外し、ハンドル周りの部品をばらし、最後に ピンク矢印のボルト(黄色矢印)を4本抜く。
これが案外堅く、 タンクを傷つける可能性もあるので、 やたら慎重に作業。
でもってめでたく取り外し。
ボルトは結構太いです
はずしたハンドルを、取付けるアジャスタブルハンドルと比較してみる。
ノーマルの方が絞り角度があってバーがプレートと殆ど同じ高さ。
アジャスタブルハンドルの方はバーに高さがあり、しかも手前に来る。 この差がアジャスト出来るという優位点なわけです。
取付け
新しいハンドルを取付けますが、まずは左のスロットルアッセンブリーを先に通します。
でないとケーブルが邪魔してうまくいかないので。
そして元々あったボルトをノーマルハンドルと同じように締めていく。
ブレーキマスター加工
次にブレーキマスターを取付けようとしたら、 あらら、 邪魔な部分があって、どうしても取り出しが適度な位置にならない。
簡単に説明すると そのまま取付けると 金具がアジャスタブルハンドルにぶつかってしまうんです。
ピンク矢印の部分に 出っ張りが有り、ホースの取り出しが、水平か真下になるようになっている訳ですが(ノーマルだと当然に問題ない)、
位置的に黄色線で囲まれた範囲にしたいのにそれが出来ない。
まあ、スムーズに行く事なんてこうした作業では余りないので、当然に加工します。
ディスクグラインダーでぶった切り~!!
これで無理のない位置に取付けられます。
ハンドルの穴開け
ブレーキマスターとクラッチマスターを取付けて、 次に左右のスイッチボックスをハンドルに取付けますが、
ここで問題発生。
実は赤丸部分に有るように、ボックスには廻り止めが付いているんです。
ところが製品のハンドルにはその穴が無くて、その為に小穴を開けないといけない。
面倒なのは、穴が貫通しない程度に、しかも適度な位置に開けるのが難しい。
クラッチ側は少しアジャスト出来るように楕円に開けています。
これで全部ハンドル周りの部品は元通りに戻せた訳なのですが、はたしてカットする必要があるのだろうか?スクリーンを?
でもって、アジャスト位置を一番手前まで移動させたポジションで目一杯ハンドルを切ってみました。
*実はこの検証 作業途中で何度も繰り返し行っています。 それ全部記事にすると無用に文が長くなるのでまとめて簡素にしています。
まずはクラッチ側
当っています確かに・・・・・
そしてブレーキ側
なるほどね~ と 変な納得。
スクリーンを仮置きしているので、 それがすこし下がっていることもありますが、 それぞれの角がぎりぎりスクリーンに当るんです。
傷つくのを気にしなければそのままの位置で使えなくもありませんが・・・・
*スクリーンをきちんと固定して戻せば、1mm程度開いて干渉を避けられそうな気もする・・・・・
さらに違う問題が発生。
スロットルケーブルとチョークケーブルがハンドルを目一杯切った位置で、張り詰めてしまうんです。
赤矢印のスロットルケーブルを見ても解るように、殆ど余裕が有りません
そこで、アジャスト位置を2段程移動 15mm位ですかね手前から向こうへと移動しました。
今度はスクリーンをきちんと固定して、もう一度左右にハンドルを切るとマスターとの干渉が無くなった。
ただ、クラッチ側の”チョークノブ”が、ハンドルを一杯に切った状態にて少しだけスクリーン端にぶつかる(干渉)する。
もっとも、普通に乗っている状態で目一杯ハンドル切るなんて事はまず有りませんから、これで良しと判断。
どうしてもそれが気になるなら、スクリーンの一部をすこしだけ削ればいいだけなので。
次は少し気になった各種ケーブル類。
さっきの位置より動かした事で張り詰める事は無くなりましたが、さらに余裕が有るに越したことは無い。
そこで取り回しを何とか出来ないか?とタンクをはぐってみて、一応はライン取りを調べます。
でもな~ スロットル側はケーブルを交換でもしない限り、調整できる感じはないです。
まあ、問題になるほどじゃないので、タンクを戻して。 とりあえずハンドルアジャスト位置はこれでよしという事で全部固定しました。
*これは後でロングのケーブルを注文して交換することに決めています。
スロットルケーブルはそんな感じで調整できませんでしたが、チョークケーブルの方は取り回しを変更。
青線がフォークチューブですが、元は黄色線(トリプルツリー内)を通っていたのを 外に出しました。
これで、全く問題は無くなった。 ピース!
バーエンドをとりあえず打ち込んで、完成。
これはかっこうわるいので後で変えようかと思っています。
一応古いハンドルと比較してみます。
前のハンドルは高さが低くて絞られていますね、この写真だと解り辛いですが・・・・
取付け後の写真。
ハンドルの絞り角度は3パターンに変えられますが、気持ち的にもう少し絞れないかなと思ってしまいます。
しかし・・・・・・・・・・・・・・・・
朝の9時半頃から作業して、 調整の連続で 鼻酷いしクシャミの嵐で、 正直もうヘトヘト。
途中で何度もやめたくなるほど酷くて、半分イラつきながらの強引作業をしていましたけど、そんなんでお昼を廻っていたことにやっと気がつく?様な僕ですが、とりあえずここでお昼。
その後は新しく取付けたハンドルを暫く見て、作業ミスやボルトナット類の締め忘れが無いか?を点検してみましたけど、
たしかにバーハンドルの持っている、あの ださい感じがない。 (取付けている人 ごめんなさい!)
アルミの削り出しで、無骨でメカっぽくて、 隼のもつ戦闘機的なイメージがハンドル周りから全く失われていないのが何よりいい。
と、一人でニコニコ、いやニタニタ。
さてと、もう1時半をまわっているので、帰ろうか?と思いましたけど、もう一つ作業を思い出した。
シートカウルを加工してのグラブハンドルが付いたまま取付け出来るようにするのと、 同じくシートカウル内部を物入れにする作業を思い出した。
たいした作業ではないので、ディスクグラインダーカット(白矢印部分)して、内部の取り付けプレートも穴開けカットして今日の全作業が終了。
アジャスタブルハンドルとシートカウルがついた愛車。 記念撮影の一枚?です。
さて、帰りに乗ったインプレですが、前傾姿勢は緩くなり、かといっておっ立ち姿勢ではない、感覚的には心地よい姿勢となりまして、
メットの重さと頭の重さが首にフルに掛かる状態が無くなったので、楽なんて~もんじゃない。 ふっふっふ!
アジャスト出来るのがこのハンドルの強みな訳ですけど、 正直このままの状態が幸せ過ぎて、一番奥のポジションに戻す気が全く起きない。
隼をバーハンドルに変える人が多い理由が本当に良く判る。
そんなわけで大満足な僕ですけど、一つだけ不満点が有るとすると、もう少しハンドルの絞り角度を変えられないだろうか? 手幅がすこし広がり過ぎな感じがするのです、またそれは同時にチョークレバーががスクリーンに当らなくなるという事でもありますから。
実際にはもう一段絞れるんですが、それだと今度はきつくなりすぎて駄目なんだよな~・・・・・・
なので角度的には2~3度なんですけど、これはピン穴を広げることで何とかならなくも無いわけですが、ただし乗っているときに「ずるこ!」っと位置がずれる可能性があるので、その対策をしなければならないのが面倒。
今日はもう疲れ切っているのと、朝から水分を全く取って無い(作業に熱中すると他のことを案外忘れるんです)上に、鼻水で消失?した余計な水分もあり、体は乾燥状態。
でね、帰宅して飲んだビールが旨いの何のって・・・・ 500ml と350ml 立て続けにゴクリ。
こうでないと!やはり(笑)
最後は取り外されたノーマルハンドルです。
以上、隼のアジャスタブルハンドルへの交換でした。