そんでもって例のごとく、超朝、昼休み、終業後と3回に分けておこなったオーバーホール作業。
しかし・・・・特にひどかったのはブレーキキャリパー。
通常ならエアで圧をかけると、スポンと抜けるはずのピストンがまったく動かない、押し込んだりエアで押し出したりを何度も繰り返し、最後には禁じ手まで使つ力業で抜きましたが、その作業だけで朝は終了してしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/fa/bd48ac301784b64a79d0d138c8015cb5.jpg)
写真を載せましたけれどひどいのが解りますでしょうか?
さて、午後はブレーキマスターをリザーバタンク含めてそっくり取り外して分解、こちらは特に問題なく分解できました。
洗浄が必要なので朝外したキャリパー部品と併せて行いますが、普通は工業用アルコールなんか使って洗浄するわけですが、僕の場合はただの水。
頑固な汚れはワイヤブラシ、デリケートな部分はナイロンたわし、シリンダ内部などは歯ブラシでごしごし洗浄。
洗い終わればエアコンプレッサで全て水分を吹き飛ばし、炎天下にて完全乾燥、終業後までには完全に乾きます。
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しかし暑いな~ (ーー)
終業後、Tシャツが汗で張り付く外気温のなかで仕上げを敢行。
キャリパーに新しいシールを入れ、ブレーキ液を部品に付けながら手早くピストンを組み込み、パッド等を取り付けて車体に固定。
マスターはそのままシールを点検しただけで組み立てて、同じく車体へ取り付け。
最後はリザーバタンクにブレーキフルードを満たしてエア抜きですが、 「ハレ? 何かおかしい・・・」 (ーー;)、 実はマスターの組み立て時に、部品を逆に入れるというミスをやらかしてたのですね(笑)
あわててマスターを再分解し、正しく組みなおして完了、暑さ嫌で早く終わらしたいと焦ったのが間違いのもとでした。
仕上げに再度のエア抜きすると、気持ち良いほどスムーズに抜ける。
フルードを継ぎ足しながら完全にエアを抜ききり、リザーバタンクの蓋をきちんと閉め、後はフルードのこぼれた部分を綺麗に洗浄。
といっても水のホース持ってきてぶっかけるだけですが、これを怠ると塗装がはげたりとやっかいなことが起きます。
ブレーキフードは水に溶けやすく、流すだけで十分ですが、ついでにホースの先を絞ってあたりのホコリや汚れまで洗い流し、これで全行程終わり。
エンジンかけ、デイパックを背負い、まだクソ暑い帰り道を順調に流しますが、明らかにリアブレーキの反応良く、「やはりオーバーホールは大切だな」と思わされながらの帰宅でした。