さて今年もやってきました、スーパー8.
大阪など、全国からつわものが集まって来ています。
しかし、無風・・・・・・・・・(--;)
最近全国的に子供を育成するという動きが強くウインドサーフィン界にあります、
その中から特にえりすぐられた代表的選手が来ています。
参加人数が一気に増えたために、今年は女子と男子は分けて開催されました。
娘は高学年女子で参加です。
浜に着くと、娘と同じく同率一位だったマユちゃんが来ています。
さっそく意気投合する二人、さらにもう一人昨年3位だっと子再開、一年ぶりに合わせる笑顔が浜をにぎわせます。
娘は強風用にスターボードのソニック90Lと通常使用の110Lヤングガン,そして4.2のセイルを持ってきました。
娘がセッティングをしている間に他の道具を見て回りましたが。
皆200Lオーバーのセンターダガー付き(卑怯だよなーこれは・・・・)のボードに、男の子は7か6.5、そして女の子は5.5と6のセイル。
これでは、こんな微風条件下では、やる前から結果が分っています。
圧倒的に娘が不利ですから。
というのは、娘の場合、風速6mから10mのエリアが得意で、ハーネスをかけてプレーニングする事を前提にしています。 いうなれば、強い風の中で乗る練習を積み重ねてきたわけです。
実際に何度も流されて、娘自身怖い目にたくさんあってます。
それに対して、普通のウインドスクールで練習に使用されているのは、大人でも相当無茶しても落ちる事のない大きさのボードに、大きなセイルを積んでいます、ですからこういった風速1mから2mに一番適しているわけです。
当たり前ですが、死亡事故が起きたり、流されるような強い風での練習はあまりされておらず、(事故が怖いため)ゆえに、バランス云々という非常にストレスのかかる要素を完全に取り払うために巨大なボード(しかし軽いものが使われています)、そしてそれによる効果によってほとんどセイルを落とす事が無いために大きなセイルが使用可能にしています。
実はこうした不利ですが、昨年のスーパー8の経験から百も承知なのですね、そのうえで娘を参加させているのです。
家にも大きなボードなら上の子のフォーミュラーがあります、大きなセイルなら私の6㎡がありますが、
大きなセイルでただ突っ立って早いのではなく、小さなセイルと、不安定なボード、
そしてどれだけ風をうまく捕まえられるか、そしてなによりジャイブの技術を求めているのです。
簡単に言うなら、市販の車でレーシングカーと戦うようなものです。
ただし、上記の優劣は風が吹き上がると一気に逆転することになりますが・・・。
不利な条件で勝つ事に最大の意味があると娘には何度も言い聞かせています。
負ける状況で勝つ事が本当の実力だとも言い聞かせています。
だまってうなずいていた娘ですが・・・・
さて、レースは各クラスに分かれて3ヒート行われます。
第一レーススタートのホーンが鳴り響きます、 やはりというか、あまりの微風になかなか前に進まず、当然のことながらセンターダガーと大きなセイルに助けられてみんなじわじわと伸びていきます。
1位はまゆちゃん、2位は6㎡のセイルをつかうハーフの大きな子、非常に安定しています。
そして家の娘、そのた6人くらいと続きます。
やはりというか、マークに到達するまでにかなりの差が開いてしまいました。 約1.5倍のセイル差だけは埋めようが有りませんから。
問題はジャイブ、下にどんどん流されていく先頭の二人を尻目に、最小の半径でくるりとマークを回り、
あっという間に開いていた差がなくなります。
しかし、その後は再びゴールまでの距離があるわけです。
結果3位。
午後のサーマルでプレーニングコンディションになれば、と空を仰ぎますが、こればかりは自然現象ですから・・・・
昼食をはさんで同じ形式のレースが2回行われましたが、そよそよ風が突然落ちたり、吹いたりの繰り返し、娘には非常に残酷なレース展開でした。
さて夕方になり、表彰台に上る娘、銅メダルでした。
昨年その前と一位だった娘です、落ち込んでいるのかと思いきや、次勝てばいいんだからとサバサバ。
見ていた親が勝手に心配していただけでした。
さて、来週はホームゲレンデの三浦海岸、全日本ジュニア選手権が待ってます。
どうなる事やら・・・・