帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

映画”崖の上のポニョ”そして、その解釈

2009年11月30日 | 研究-教育・育児

この映画が話題になったのはだいぶ前、なかなか観れずにいて、送ればせながらやっと昨日DVDを借りてきました。

「見た感想は?」と聞かれれば、「素晴らしいの一言しかありません。」

”ハウルの動く城”は駄作でしたが、今回は久しぶりに宮崎監督の心意気を感じました。

さてこの映画、「難しくて何を言わんとしているのか解らない・・」という声も多かった様ですが、自分はそう思いません。

「なぜ?」と思われる方もおられるかと思いますので、僕の解釈をここで書いてみたいと思います。

もちろん全て書ききれませんので、大まかなところをかいつまんで説明していきます。

まずこの映画全体が何を訴えているのかという事ですが、始めから終わりまで進化ということを主眼に置き、その上でDNAに絡めながら、人の一生と性を描いています。

本能を基にした男と女、当然父性と母性もこの映画にはしっかりと描かれている・・・。

さて、この映画、くらげがフワフワ舞う幻想的な光景から始まり、すぐ髪の長い男性が出てきます。

この男性、ポニョの父親であり名を「フジモト」と言いますが、実はY染色体で父親の象徴であり男でもあって、さらに世の中と社会常識という設定になっています。

冒頭の話は3つのテーマを一つの映画に組み込み、ストーリーを相互に作用させる構成ですが、

一つ目は人類の進化で、もうひとつは人の一生、そして最後は愛ですが、これが本能描写と見事に絡みながらひとつの作品として見事に完成されています。

まず、くらげ舞う海は古代の海そのものであって羊水であり、子宮。

男性が乗る船は精子でありDNA核を運ぶもの、まだ性別という概念すらない古代の単細胞生物でもあって、同時に卵巣になる前の未完成な生殖器官をも意味しています。

さて、穴から顔を出したポニョですが、これは生命誕生の基本となる卵子の元祖であり、同時に古代の海で生物DNAが織り成す進化の可能性を表しています。

ポニョの後にウジャウジャ後から出てくるミニポニョは、やはり精子の元祖で、これもポニョ(卵子)と同じくDNAが起こす精子への変化可能性そのもの。

このミニポニョの一人とポニョが軽いキスをするシーンがありますが、同じところから生まれてきたもの同士ですから、いわゆる単細胞生物の自己生殖で、現在のような雄、雌という概念の無いきわめて単純なDNA継承しか存在しなかった太古の海を表しています。


その後ポニョはくらげに包まれながら明るい光のほうへとあがってくるわけですが、これにより海底から陸へ上がる生物の進化を現している。

海面に浮かんだポニョがくらげをめる事で、ここでこれまでのストーリは一区切りとなって、これはあたらな命の誕生を表すと同時に、空気に触れることの可能な両生類の誕生でもあり、初めて陸へあがった生物そのものを意味しています。

地球が生まれて単細胞生物が生まれ、細胞の数を増やしながら進化、そして陸へと進出した、そこまでをここで描いているのですね。

ただ、ここまでの話には単純に卵子が生まれて受精し、子宮へ降りて出産という人の誕生プロセスをも含ませてあり、それが次のストーリへつなげていく牽引役になっています。

さてその次のストーリーですが、突然底引き網があわられて、ポニョはそれに巻き込まれて行きますが、その過程でポニョはガラスのビンに閉じ込められます。

底引き網に飲み込まれたあらゆるゴミは人が生まれて成長する過程で避けて通れない社会に存在するあらゆるものであり、しかしながらポニョは親の愛情という透明のバリアに守られながら(ただしそれが強すぎるために窒息しています)汚れることなくに海岸へたどりつきます。

そして少年(宗助)との出会い。

娘の姿を見失いそうになる父親(フジモト)はポニョを必死で探しますが、拾われて崖の上へ連れて行かれるのを発見。

このとき宗助からポニョを奪い返そうとフジモトが放つ波ですが、社会常識や世間体の象徴で、それを娘を取り返す理由と力の表現に使っています。

しかしながら純粋で若い力の象徴である宗助(男の子)にはその波は届かず、連れて行かれてしまいます。

宗助が押し寄せる波をみて「へんなの」と放つシーンがありますが、古い常識に対して若者がよく使う言葉そのものを表してもいます。

窒息したポニョを助けるために、宗助がガラスのビンを割るのは、父親(フジモト)に守られた殻を破る若い力そのものであり、
その際に宗助は怪我をし、ポニョがその血をなめます。

これはY染色体X染色体によるDNA(人の命)の継承システム誕生を表しています。

その後海(社会)から上がり、水を散布しながら宗助の家周りをうろうろしていたポニョの父親ですが、男の子の母親であるリサと父親コウイチは、この映画で“極普通の家庭”を象徴しています。

さてリサに見つかったポニョの父親フジモトですが、「消毒をやめて」と言われてしまいますが、

なぜフジモトが足元に水を散布しているのかというなら、娘を汚したくない心、自分への後ろめたさ、認めたくない”自分の本心”を納得させるために、足もとを(先ほども書いた)社会常識や世間体で濡らし(消毒)ながら、その上を歩いています。

ここまでで又一区切り。
卵子と精子の出会いから思春期まで成長した娘(ポニョ)と父親(フジモト)の思い、そして宗助(ピュアな心をもつ)との出会という人間的な部分をメインとして描いてますが、同時に裏側でそれまでとは異なるDNA継承システムの誕生と、それにともなう愛の発生理由を表現しています。

次、リサにつれられてやってきた保育園、そしてその隣にあると老人施設。

人の幼少期と老いがここではテーマ

宗助がけして手を離そうとしないバケツのポニョは、どんな人間にもある、幼き頃の汚れなき人間性と、その心が生み出す純粋な思い(恋心)であり、同時に女性を守ろうとする男の本能も表現しています。

宗助とポニョが幼い子供である設定理由はここにあります。

この先は人の一生がテーマとなって映画の中盤を進んでいくわけですが、その冒頭であえて老人たちにポニョを見せるシーンで、若さへの憧れ、嫉妬という人間のもつ基本的な欲をえがいています。

本当なら、大人たちが持つ心の裏を描くのだろ思いますが、この映画そのものを考えると露骨な描写は出来ませんから、ここではこの程度にして抑えているようです。

その後、宗助がポニョを再び海岸へ連れて行ってしまうのですが、父親のフジモトが持ち構えていて、再び波(社会常識や世間体)を起こしてポニョを宗助のもとから連れ去ってしまいます。

その奪回の際、ヘドロに巻かれたポニョの父親(フジモト)が汚いという言葉を発しますが、

これが巣立とうとする娘(ポニョ)の気持ちを無視し、無理やり連れ帰る親の心と、それがどんなことか解っていながらもやってしまう父親として描いています。

父親に連れ戻されたポニョは再び受精卵の姿へと戻ってしまい、その為に体の周りがやわらかい外郭に包まれてます。

やがてポニョが男の子の血をなめてしまったことを父親が知り激怒し、とんでもない自体へと進んでいくのですが、

この嵐は親の気持ちを表すと同時に、二足歩行を始めてから現在まで人の歩んできた歴史、何度も絶滅の危機を乗り越えてきた人そのものをも表しています。

このとき、父親フジモトに閉じ込められてポニョを救い出すのは冒頭にかいたミニポニョ達、すなわち精子であり、DNAと人の本能。

宗助の血をなめたポニョには、すでに新たなDNAが変わり、自己生殖ではない、生物多様化と爆発的進化の力(有性生殖)を得たことを表しています。

一方、フジモトの乗る船で、フジモトが大切にしてきた液体ですが、それは親の願いそのもので、いつの時代でも失われることが無かった子供の幸せを願う気持ちです。

それを得る(知る)ことになったポニョとミニポニョ達は猛烈な力を得、囲いを破り脱出していきます。

人間の歴史で限りなく繰り返されてきた事をここで総括しているのですね、
そしてフジモトからの脱出の際に「宗助だいすきー!」とポニョは叫んでます。

そういえばこの嵐の前に、遠く離れた船に乗る父親に男の子が光モールスを送るシーンがありますが、

これは原始時代から続いてきた母親と子供が供に過ごす家庭の姿で、父親はつねに食料獲得の為に狩にでかけ、なかなか帰って来なかったという、昔から現代までどこにでもある家族を表しています。

光は父親への憧れと社会への接点を表しており、言葉ではない、しかしながら光というメッセージを通して男の子と父親は心がつながっていることを表現。

このシーンにて宗助の父親である耕一が乗る船は時間そのものであり、そして歴史という波の上を航海しています。

さてポニョがフジモトのところを脱した際に大嵐が巻き起こりますが、

その嵐に波が打ち寄せ砕け散る、これは単なる父親の怒りと嫉妬だけではなく、人がこれまで何度も乗り越えてきた戦争(人のもつ感情の、負の方向への最大表示であり行動)を同時に表しています。

その荒波の一番上を全力で走るポニョが宗助の元へ飛び出していきますが、これに至る過程でミニポニョ(精子)がとんでもない数でポニョ(卵子)を取り囲んで守るシーンがありますが、これは受精後に始まる細胞分裂そのもので、進化の力を現しており、映画の中でポニョは足が三つ指、手が三つ指へとまず変化します。

これが古代の海にいた単細胞生物から両生類へと進化し、恐竜へと進化していく過程そのもので、同時に”胎児が子宮内で成長していく姿”と過程をそのまま表しています。

やがて手足は5本になり、みなぎる生命力は人間へと姿を変えて宗助の元へと一直線に走る。

これが、女性の持つ純粋さ、力強さと愛を表しています。

愛はあらゆる困難を乗り越えるというメッセージであり、いついかなる時代でも、その力により命を絶やさず乗りこえてこれた人の歴史、それを表しています。

嵐を乗り越えてたどり着いた家の中は、嵐とは切り離された静けさと暖かさ。
ここで宗助と母親(リサ)に助けられたポニョの二人がインスタントラーメンを食べますが、作る過程でチキンラーメンだったのが、きちんとした具の入ったものへ変化しています。

どんな粗食であっても、家族と愛で心が満たされていればご馳走であるという事ですね。

さて、この二人をおいて、嵐の中をリサは老人施設へ向かいますが、これは大人が担うべき、社会的責任をあらわしています、どんな状況であれ、
大人がなすべきことは子を守り育て、そしてその子が生む孫の為にきちんとした社会を造らねばならない。

そのためには大人がなすべき事は何なのかを示している。

さて、ここまでが又一区切り。


次に嵐のおさまった、しかしながら水位の高くなった家の窓から宗助とポニョが船出をします。

この船はおもちゃですが、これは男の子ならだれしもが将来に対して描く夢を象徴しており、ポニョがそれを乗れるくらいにまで大きくします。

これも愛が様々なものを育てていくのだという可能性を現しています。

二人は母親(リサ)を探しに行く途中で救助の船団と出会いますが、これが三途の川を渡る船たち。  未来は必ず死をもって終わるのだということをあらわすと同時に、生きていく家庭で避けることの出来ない家族や友人達の死というのもあらわしています。

歴史のバトンも表していますが、それは、この時に船に乗った人たちからもらったロウソクが、それです。

やがて燃料切れとなった船を進ませるために、もらったロウソクをポニョに大きくしてもらおうとする宗助ですが、進化と生命誕生の象徴であるポニョにはそれをすることができません。

ロウソクを大きくする事は三途の川(人の死を多くする事)を意味しますから、宗助の要求が強くなるほどポニョは意識がうつろになります。

これは自分の利益のために人の死を踏み台にすることが、進化と歴史に反し、人の尊厳をどれだけ傷つける好意であるかを表すと共に、本能とに対する反逆であることを表しています。

ポニョは生命の誕生と進化そのものですから、けして相容れないわけです。

そうしたことに宗助が気づかなかった事から(ロウソクを大きくしようとする)、ポニョは人間から恐竜のすがたへ、そして両生類へと退化を始めます。

人間が人間らしさを失うということが、どういった意味を持つのかをここで訴えているのわけで、それが、このシーンなのですね。

やがて、何とか岸辺にたどり着き、トンネルの向こうへ向かいますが、

ここからテーマは二つに分かれます、性(生)と死をテーマにしたクライマックスで、そこには輪廻転生と新たな生命という観点からポニョの母親(X染色体)であり、生物の誕生のふるさとである海の象徴、グランマーレが出現します。

DND、進化、本能、性、そして死がこの最終部分ですべて結論付けられています。

歩けなかった老人たちが走り回る世界は天の世界そのもの、同時に命の源である海の存在と、母親とグランマーレ(ポニョの母親)の話は新たに生まれ出る生命の選択権者であり輪廻そのもの。

グランマーレは生命を生み出した海でありDNAそのものを表しています。

さて、この先にこの映画の言わんとしているまとめがあるのですが、

これが非常におもしろい、宮崎監督はエンディングの設定を変えたといってますが、そのエンディングがどんなものなのか? 僕にはなんとなくわかります。
ただ、それがあの陽気な曲と合間見えないことから、変えられたと聞きます。
この辺含めて、エンディングの解釈全てをここで書いてしまうのはどうだろうか?か・・・・・面白くないですよね。

ですので、これはあえてここでは書きません

もし見てないかたらおられたら、もしくはこれから見る方がおられたら、私の解釈も頭に入れて考えてみてください。



非常に素晴らしくて面白い作品ですから。


あれれ熱出しちゃった・・・

2009年11月28日 | 研究-教育・育児
期末テストが終わったばかりの愛娘、ストレスから解放されたのか?熱を出してしまいました。

クラスで新型にやられている子もいるので、「インフルエンザか?」なんて心配するも、たいして体温が上がらないので、ただの風邪だと思います。

先週末は自分がまったく同じ症状でダウンしていたので、それからほぼ一週間おいての事、なんか僕が移したようで・・・・・ (^^;)汗

写真はそんな娘が本をみて料理研究しているワンシーン。

本は市立図書館から借りてきたものだそうですが、小学4年生の頃から無理やり包丁をもたせて僕が教え、はじめは手を切って血だらけなんてこともよく有った。

教えてる時には叱ること始終で、怒鳴ることもめずらしくなかったけれど、いまではすっかり基礎が出来上がり、その分楽しいらしく、中学3年生になる頃から家内の料理法も吸収して

オリジナル料理を作っては家族に食べさせてくれます。

部屋の片付けもそうですが、成長したら勝手に出来るようになる物では無いのですね。



得体の知れない2.1Cサラウンド

2009年11月26日 | Weblog
今日は仕事が休み、そんでもってふらりと出かけた立川方面でリサイクルショップの看板を発見。
こうした店が大好きな自分はもちろん立ち寄ります。

これまたふらふら店内を歩いていると見つけた得体の知れない新品の2.1Cサラウンドスピーカーシステム。
スピーカーカバーにめっきのメーカー?ロゴ入ってるけれど、CAVB(かぶぶ?)って何?
カバブ? カベブ? キャベブ? なんてしばらく考えるも、正直どうでも良いわけで、
値段は新品で3990円となっている。

こういった物は「粗悪のまがい物が多いんだよなー」とか頭の中で思いながら、しっかりレジ呼んでしまったのは僕  (^^:)だはは

というのはハイビジョンテレビをモニターとして使っているPCで、DVDを再生すると低音が上手いまいちで、というかそもそもそんな低音効かせるスピーカなんてうちのテレビについてないのですが、そんな事から何とかせねばならないと以前より思ってました。
画面が56INCHなのに、スピーカーは貧祖で 
(― ―;)犬のマークが鳴いている・・・。
特にSFやアクションものだと爆発音なんかがビリビリ音になってしまい、いいところで興醒めすること多々。

3990円だからして、対して期待なんかしてはいかなったのですが、再生してみるとこれが思ったよりいい音。
もちろんBOSEやONKYOなんてブランドには足元に及ばないものの、きちんと低音も出る。
まあ、全て安物家電と家具で構成されている家には違和感ないべ、よくわからない納得。
ちなみにこれで一番初めに見た映画はドリームワークスのモンスターVSエイリアンでした。
(^0^)V


ダットラ修理 最終

2009年11月22日 | 
図面をコピーしてもらったのはいいけれど、なかなか修理できる時間がない。
自分だけで行えばあという間に終了なのですが、息子が手伝いたい(覚えたい)ということなので、予定をあわせるのが大変。

やっとそれが今日終わりました。

何が故障の原因かといえば、たんなる配線切れ、しかし散々調べてのことなのですが、ハーネスをすべて引き出して調べるような無駄なことはしませんから、
いろいろ考慮しての結論です。

可能性として一番高いのはブレーカーやリレー等が一緒に付いているヒューズパネルの裏側ですが、裏側のことだから正直手のつけようがなく、「そんじゃ~」とパイパスを設けることに決定。

万が一を考えると、もちろんヒューズパネルから引けませんから(焼損保護)、バッテリーから新たな配線を引き万が一に備え、もちろん専用のヒューズも設置します。

電源はコントロールリレーとブレーカーの一時側にもっていくのですが、検討の末に接続先として選んだのはスマートエントリーシステムの電源線。
そこにクリッピングすれば機能的に全く問題ありませんし、万が一回路的にショートがあってもブレーカーとヒューズで完全に保護できます。

そんなわけで、回路構成の意味を息子に説明しながら故障修理の基本を教えていきますが、運のよいことに雨が降らなかったのは天に感謝。

ほぼ2時間の作業にてすべて完了。

修理後はあらゆる可能性を視野に入れてテストを繰り返し、「これでよかんべ!」と修理を完了しました。

疲れた・・・・(^^)

おにぎりと親の愛情

2009年11月21日 | 研究-教育・育児


「おにぎり」

おにぎり、自分にとってとても大切な思い出がたくさん詰まった、とても質素で、それでいて暖かさ満点の食べ物。

幼い頃、遠足、旅行、海、等々、いつもそこにはおにぎりがあった。

味噌にぎり、塩にぎり、海苔にぎり。

中身はいつも梅干しだった、そしてその横には必ず卵焼きと、魚肉ソーセージ。

夏休みをトンボ追い、ザリガニを捕り、全身汗だくで過ごした自分。

楽しくて昼ご飯なんか食べている時間はなかった、そしてそんなときに「これを持って行きなさい」、
と、ほんのわずかな時間で握ってくれた まっさらで暖かい塩の味。

「白い雲に重ねてかざしつつ、積乱雲みたいだ!」なんて・・・、青空は麦藁帽子をつれて思い出に。

母の愛情であり、命そのものでもあって、何も語らないのに自分を未来へといざなってくれた丸三角の親心。

父親に叱られ玄関先で泣いていた自分に、「泣くんじゃないのよ・・・」そういってそっと母がくれたおにぎりは、
海苔の香りを漂わせながら夕焼け空の色に染まっていた。

夏の香りとともに・・・




なんて自分の思い出と重ねつつ始めましたが、おにぎりは家にとって子供たちと親をつなぐとても大切なものとして位置づけています。

おやが子に渡せるものってなんだろうか?
学歴、お金、大きな家?

自分はそう思っていません、親が子に伝えられるものは、限られています。

無形であり、言葉ではないから、だから自分も自分の親と同じように思いを伝えています。

うちはよほどのことがない限り、親の手がはいった食べ物以外は与えません。
たしかに食べ物はコンビニに行けばいくらでも手に入ります。

でも、コンビニに親の愛情はありません。

二人のわが子は、常に自分のポリシーに賛同してくれる家内の手作り弁当、そしておにぎりと共にありました。

子育ては親が楽した分だけ、将来の苦しさとして跳ね返ってくる。

だからできるだけ、楽をしないようにした。

でも、そうでなくても難しすぎる反抗期は時として親に想像以上の苦しさをもたらすものだけど、いつまでも反抗期の子はいない。

それを過ぎたとき、荒れるわが子に親が投げた厳しさは、幼き日より伝えてきた親の思いと共に子供の心に残されます。

親のできることなんて、そんなものであり、しかしながらそれが最大のものである。

自分はそう考えています。




ぶっ壊れているのか? WAECOの冷蔵庫@キャンピングカー

2009年11月18日 | ダッジキャンピングカー メンテナンス
そういえば書こうと思って忘れていたのを思い出したのですが。
キャンピングカーの冷蔵庫が馬鹿みたいに冷えます。

この冷蔵庫は今の車を買った時点でDOMETIC(キャンピングカーの標準的3
WAY式)が壊れていて?

たまたまリビルト品があり急遽交換したものです。

この冷蔵庫は冷蔵室が10度以下にはならないという情報がネットに有ったのですが、
なぜかうちのはそんなことは無くて、冷却ダイヤルを最大にすると冷蔵室(冷凍室
ではありません)が平気で-1度なんて事があります。

真夏の馬鹿糞暑いときには確かに10度くらいにしかなりませんが(多分気温その
ものが能力オーバー)、それ以外の季節は平気でこんな温度になります。

はじめはサーモスタットでも壊れているのか?なんて思ったりしたのですが、
ダイヤルを調整すると5度なら5度、0度なら0度に保たれますし、きちんとコン
プレッサーがON、OFFもしています。

冷えてくれるのはいいのですが、内部に温度計を入れておいて、時々温度をみてダ
イヤルを調整しなければならないのが面倒くさい。

かといって横着するとペットボトルのお茶が凍ったりする。

電子制御のようでそうでもないみたいだし、単に外気温を参考値として入力され、
温度調整ダイヤルはそれから何度低く冷やす?みたいなものなのか?

個人的にはどうもそう思えてならないのですが、

値段的にはコジマ電器あたりが売っているでかい家庭用冷蔵庫とほとんど差が無い
ので内部の容積から考えるとやたら高価ではあれども、肝心の制御そのものはとて
もチープなようで・・・

ただ、この冷蔵庫はコンプレッサー式の為にスイッチONで即冷え始め、
1時間もすると冷えるという最大の利点から、以前の3WAY式には戻る気になり
ません。





ONEWAY GENERATION

2009年11月17日 | Weblog
本田美奈子 ONEWAY GENERATION


すべての人にある一度きりの時間、本当に懐かしいです。
僕の大好きな曲でした。

本当なら比較してはいけないのだと思いますが、土屋アンナみたいなゲスとは
あまりにも違いすぎる。

そう思うのは僕だけでしょうかね・・・

ピザーラ・クア・アイナカップ2009 三浦市ヨット協会杯 優勝

2009年11月15日 | 研究-教育・育児

ブログ等で我が子の自慢話みたいな話を書くと、嫌な野郎だと思われるので本当は
良くないのですが、今回だけは特別にご容赦願います、「すいません」。

(^^:)いじめないでね♪

倉木麻衣 - 一秒ごとに Love for you PV
により行われる日本最大のレースであり、お祭りでもあります。

この大会にはプロ選手はもちろんのこと、日本中から最速の栄冠を手にするために
毎年200名を超える選手たちが集まってきます。

その中の一人として今年も参加した我が娘ですが、レディスクラス三浦市ヨット協会
杯にて優勝させていただきました。

応援してくれた皆様には本当に感謝の言葉しかありません。

 ライバルと一緒にパチリ!

15歳の青春真っ盛りで、普段は友達と騒いでるノホホン娘ですが、今回は強力な
ライバルの出現と、そして予想外の爆風下での戦いでした。

大会は初日から激しい雨と危険すぎる風が吹き荒れ(平均15m、瞬間20mくら
い)、プロとそのすぐ下レベルの、本当に上級選手のみによるレースが行われ、
他は危険すぎるために全て翌日へ持ち越し.

当然というか、娘の出場するレースは少し風が弱くなった2日目に行われました。

天候は快晴、それでも風のほうは平均風速13m、瞬間ブローで17mはあろうという
条件です。

かつてのピザーラの大会でこうした激しい気象条件は有りませんでしたし、普通の
レースでもこんな事は滅多にありません(某プロ選手言葉)。

今回、娘にとって一番懸念だったのは、戦う相手は最大のライバル除いてすべて
大人であること、そしてなにより友達でありライバル(ワールドジュニアオリンピックで
日本代表として選考されたエリート選手)でもある子が同じレースに参戦していること
でした。

この子は多くの子達から選ばれて、プロ選手による専門の訓練を現在受けている、
日本を代表する超エリートです。

そんな強力なライバル達を相手に、どこぞの馬の骨でしかない我が娘が挑んだわけ
です。

その分、見ているこちらも心臓が破裂するほどの緊張、そして鼓動で、レース中は奥
歯が痛くなるくらい顎を噛み締めると共に、竹を割ったような爽快感を感じた戦いで
もありました。

レースは、プロや超上級者のレースの間に組み込まれるように午前と午後の2度行
われ(3度目はあまりにも危険だった為に運営側でカット!?)。



結果ですが、第一レースは後続に100m以上の大差をつけての単独フイニッシュ。

第二レースは午前中よりいっそう荒れた最悪条件化にて、フイニッシュ直前で爆沈
するハプニングは有ったものの、第一レースと同じく圧倒的大差をつけての1位でし
た。

実はあとでリザルト(大会成績表)をもらって驚愕したのですが、第一レースはほぼ
半分の選手が、そして第二レースは家の娘以外の全選手が風に流されてしまうな
ど(このとき異常なほど吹き上がりましたから・・・)、サーキットを全て回ることが出来

ずに失格となってしまっていたのですね。

今回のレースはそれほど荒れた条件(海上)だったのです。



男子の上級でも流される選手続出のレースでしたから、女性ではある程度こうしたこ
とも有ろう事は予想していましたが、正直ここまで激しいものであったとは・・・・

表彰台は優勝カップを片手に笑顔の娘でしたが、同じレースに出た、本当に仲の良
い友達(日本代表選手)の事をずっと気遣いってました。

さて次は、昨年挑んで大敗したJPW(プロ昇格の登竜門レース)ですが、同じ日に別
のレースに参加の為に、今年は参戦しないのが残念と言うべきか・・・

袋もって一人ぼっちのゴミ拾い、日の出前の大会会場。

 


膝が壊れた?

2009年11月12日 | Weblog
実はですが、この一月余り朝のランニングをしていません。

「え?」、「サボりか~!」ですって?    (^^;)ははは

「違います!」 (^^)b ピッ!

左のひざ関節に痛みを覚えまして、それが治るまで控えているです.


その理由は、朝のランニングを以前の屋外から室内のマシンへと切り替えたのですが、そのトレーニングマシンはヒルクライムが可能でして、それを10度の傾斜を3分そのあと平地を3分、そしてまた傾斜3分というように丘登りを繰り返し約15分間行うプログラムでやっていたわけです。

はじめは3度程度の軽い段階から初めて、そのうち物足りなくなって半年くらいかけてこの角度まで徐々にあげていったところ、

ある朝フルパワーで登っている途中で膝に違和感が発生・・・・

(--:)おおおおお

「痛みが出ればそこが弱いのさ!」と例の荒療治でその後も続けていたら、立っているだけでも痛むようになってしまいました。

(--;)いてて・・

これを人は愚か者というらしいですが、さすがに「こりゃまずいだろ・・・」と思うようになってしまいました。

なんで左なんだろうか?と思うのですが、昨年のバイクで吹っ飛んだ際に左ひざをしこたまぶつけてまして、骨に皹が入ったかなんて確かめずにそのままほって置いたのですが、これがまずかったか?

友人は角度つけて「やりすぎだよ!」、なんて言うし (^^;)


足がおかしくなると普通の生活でのあらゆることに支障が出るので、おそらくは炎症が出ているのだろうと、しばらく控えることにした訳です。

トレーニングを停止するとだんだん体の肉が緩んでくるわけですが、ここ数日まったく痛みを感じなくなったので、あと一週間ほど様子をみて問題ないようであれば徐々に平地からスタートしてみようと思います。



Windows7 続き

2009年11月10日 | Weblog

その感触ですが、これが思ったより軽快でXPに感じが似ています。
ただセキュリティ関係が不必要に強化されており、自分には不要そのものですから、
こうした面倒なのは片っ端から解除していきます・・・・ (^^)

さて、今回はVistaをクリーンインストールをしなおして、そのあと間髪開けずにWindows7へとアップグレードしました。
いうなればまっさらなままアップグレードしたと言うことです。
当然に以前の設定はすべてオシャカとなり、面倒ですが、再度設定をやり直さねばなりません。
Vistaから管理者(Administrator)という概念が無くなり、初期では標準ユーザー=管理者になっていますが、ハイビジョン用ソフトStationTVが管理権限を持つものでないとたちあがらなという“最悪の欠点”を持つために、そのままでは誰が触ってもシステムにフルアクセス可能と言う恐ろしい状況になってますので、それの制限と特別なアクセスが可能な様にアドミニストレーターを復活させます。
コマンドプロンプトからスイッチをいれて管理者(アドミニストレータ)を復活させ、次に標準ユーザーから管理者側へアクセスに制限をかける設定をセキュリティタブから実行。
そして自分はUACの考え方に賛同できない?ので、もちろんこの設定は最低の影響力へと変更。
正直UACは不要なのですが、この機能自体を完全にオフにしてしまうと、何かのときに面倒なことになりそうなのでレジストリはいじらず、簡単に変更可能な表の設定だけで行います。
と、後は細かな設定だけですが、あくびをしながらちくちく行いました。
前回散々いじくり回しているために多少飽きて今回はおとなしくやります、今回のOS、よけいなインフオメーションが多いのを除いてなかなかよろしんでは?

と僕は思います。

Windows7 入れてみたその1

2009年11月09日 | Weblog
アップグレードディスクが到着して、さっそくインストールしてみた。

ただ、PCの中は以前のPCから受け継いだデータがたくさん詰まっており、

写真だけでも30GB近くある。

それが全部吹っ飛んだことを考えると背筋が寒くなるので、これらのデータをすべてDVDへバックアップ。

そんでもってなんだかんだで約2時間、Windows7の初起動となりました。

「おおー!これが真新しいOSか!」と、喜んで触りまくる僕。

(^^)フンフン♪

ついでに使いやすいようにセッティングとあちらこちらいじくりまわしていたのはいいのですが、なんか動作が変になった・・・・

(--;)汗・・・・

OSのインストールはできる限り余計なソフトなどが入っていない状態で、かつセッティングなども基本のままで行うのがベスト。

しかしながら自分の場合はいろいろと手を加えてありまして、どこをどのように変えたのかをすべて把握しているわけでもなく、

戻すのが面倒なので適当にアップグレードしたのがいけなかったのか・・・

適当に作業しながら、ソフトなどいくつも同時に再インストールしながらアップデートしたりとぐちゃぐちゃにしたのがいけなかったのか・・・

どこが悪いということはないのですが、なんか変・・・・

一度こうした感覚にとらわれると、なんか気持ち悪くてダメなのも自分の性格。

そういえば、いつも新しいOSのときはこうして何度もインストールをし直しているのを思い出しました。

しばらくこのまま使おうか悩んでいましたけど、やっぱりいつものように「えいゃ!」とすべてまっさらにしてしまいました。

続きは明日 (^^)


美人の湯

2009年11月08日 | 旅行等
昨晩酔っ払いすぎて何時に寝たか分からないまま、朝4時には目が覚めてしまいました。

しかし車内激冷えで、すぐにFF暖房装置を起動。

暖かくなるまでしばらくウトウトし、5時ころにはパンとインスタントラーメンで朝食です。

普段の生活がそのまま再現されているのがすごいというか (^^)

家内と娘はホテルで御馳走食っただろうか?、なんて思いますが、女性の団体に加わって過ごす事なぞ考えたくもないので、

気楽なこちらのほうが自分には合っている。

「さて」と今日の朝はデスノート前半から開始、続けざまに後編をみます。

昨日の「おくりびと」は本当に感動ものでしたが、デスノートは完全な娯楽大作。

ヒットするだけあってなかなか面白い、「ほほう!」、 「ふむふむ!」、「お!」なんて思いつつ鑑賞。

全体的に面白いストーリーでしたが、あちらこちらに存在する矛盾点が目に付いてしまったのが残念でした。

その後は雑誌なんか読み、一休みして再びアナコンダ3を見始めましたが、

「げ!つまらん!」 (--;)おおお・・・・・

はじめは我慢していましたが、途中からどうでもよくなり、ふと時計をみると10時。

そういえばこのあたりに日帰り入浴できる”美人の湯”ってあったよな・・・、と思い出す。

ネットで月岡温泉を調べていたら偶々出てきたので記憶に残っていたのですね。

http://www.geocities.jp/oyu_web/t509.html

DVDを途中でやめ、さっそくタオル片手に街中をぷらぷら散策しながら向かいます。

この立ち寄り温泉ですが、硫黄泉で水の色が緑色。

例えるならバスクリンみたいな色で、入浴後いつまでも温泉の香りが体に残り、とてもよい温泉です。

月岡温泉はこの良質な温泉をもとに成り立つ温泉町ですが、いたるところに立つホテルや旅館は、

バブルのころに「さぞ華やかであっただろう」という雰囲気を感じさせてしまいます。

町中にいくつもある有名な月岡饅頭屋の噴き出す蒸気は非常に特徴的ですが、いかんせん今日は気温が高いせいか今一つ。

11月半ば近くだというのにTシャツ一枚で歩ける暖かさですからね~



アッシー(死語?)君

2009年11月07日 | 旅行等
今日から明日まで、一団を乗せて新潟は月岡温泉まで移動します。

というのは、娘が幼いころより習っているメキシコ民族舞踊の大家が直々に手ほどきしてくれるとかで、まあ年に一度日本のあちらこちらから人が集まってホテルで練習するのです。

娘と家内もそれに参加というわけで、僕はアッシー君として昨年使われています。

今年は娘の属している団体が大きな車をだすとかで、お役御免ということだったのですが、直前になって当てにしていた車が手配できなったそうで、そうなると僕に白羽の矢が立ちます。

(--;)はは・・・・ ←「ヒュン!」

昨年は家族だけだったので軽自動車の移動でしたが、今回はキャンピングカーで全員乗せての移動、

自分合わせて10人が乗れ、おまけに衣装入れたでかいトランクその他を載せてまだ平然と余裕があるキャンピングカーを持っているとなれば、視線がこちらに来るもの当然と言えばそうですが・・・、

まあ僕も特に予定が無かった事から引き受けました。

さて、朝7時に集合し、リアのヒッチキャリアにトランクを4個積載、まだあと3、4個は載せられるのですが、社外なので傷つくのが嫌な人は車の中へ。

出発してすぐさま思うのが、車内の賑やかこと・・・・ (^^;)ははは

まあ女性のこうした特徴はいつの時代でもそうなのでしょうが、お茶とお菓子とおしゃべりが現地までの約5時間、一度もとぎれることが有りませんでした。

さて、ホテルでみんなを降ろすと、そのあとは自分の自由時間。

昨年は軽自動車だったのであちらこちらを観光してそのあとビジネスホテルに泊まりましたが、今回は辺りを昨年に全部見て歩いているのと、

家(キャンピングカー)そのものを移動してきているので、以前から見たくて見れなかった映画を見てのんびりと過ごすことに決めていました。

不謹慎ですが、2時頃からつまみ片手に飲み始め、借りてきたDVDを見始めましたが、昨年「ん?」、今年?のヒット映画「おくりびと」は本当に良かったです。

夕飯は途中に有ったでかい食品店、ベイシアでウニ満載丼をうっていたので、それを食べましたが、値段の割にはあまりおいしくなかった。

冷蔵庫で冷やしていたのがいけなかったのか? 電子レンジで温めて食えばよかったな~







Windows7のアップグレードディスク到着

2009年11月06日 | Weblog
すったもんだ有ったうちのハイビジョンPCですが、現在のところ極めて良好。
録画とテレビをみるソフト、ステーションTVには、正直不満有りまくりですが、まあこんなものでしょう。

ただ自分が同じようなPCを再び選ぶとしたら、まちがいなくIOデータ社製のものを選択します。
理由は簡単、自分の不満点をほぼ払拭しているからなのですね。

まあこのあたりが日本人の日本人による日本製品足るこのメーカの良いところなのです。

ただ、ここは地デジチュナーとして単体部品で出しているものの、オールインワンセットというわけではないところに面倒くささがある・・・ (^^;)

PCを構築する段階で条件に気を使わねばならないのがそれですが、まあこれはこれでこの地デジボードを組み込んだBTO製品もあります。

このチュナーを組み込んだBTOPCが今回買ったPCの半額とまではいきませんが、それに近いほど安く、
ビデオカードをオーバーレイ可能なデュアルディスプレイ対応カードに変更してもまだ十分にお釣りがくる・・・・

うちのPCも徐々にVistaもしくはwindows7へ変更していかねばなりませんが、
サーバー2台、車と自分の職場にノート1台ずつ、家内の職場に1台、家に2台まだあるので(さらに娘用の1台が加わる予定)、計7台。
もちろんすべて中古、もしくは手作りPCですが、OSの更新に伴いPCそのものを高性能化しなければなりませんから、実質は買い替えみたいなものえ、OS含めて金銭的に頭が痛いです。

さて、手元に届いたアップグレード用Windows7ディスク、今週末は出かける予定なので、来週あたりにやってみるつもりでいますが、

面倒くさいのもあり、どうしようかな~