まったく人の話を聞かないのが小さい方。
大きい方は短気なだけで割と従順なので大事な装置を壊すことは無い、
小さいほうはとにかく壊す(昨日までに7カ所)。
幼い頃からの教育の違いは私にとって慣れっこですが、まったく放任的なアメリカ
の教育、そして人格まで含めて育てようとする日本の教育。
彼らにとって学ぶことは単なる学ぶこと、それ以外に無いわけですが、
この国で生まれた私の下で学ぶ以上、そうはいきません。
何年も時間がある学校とは違うので、短い時間のなかで「何を教えられるか?」
という事が大切。
まずは物事に対する基本的な姿勢や取り組みかた、上下関係や、教えてもらうとい
う、という事への取り組みや人の礼等、知識その物より、彼らがこの先どれだけ応
用して未来を切り開いていくことが出来るかと言う武器となるべき事を教える方が重用です。
特に昨日は今までで一番大変でした・・・
専門書の必要項目を読みきちんと装置を調整することを教えていたのに、
例のごとく読まずに始めたのが小さい方、2時間かかってやっと完了、大きい方は10分。
午後から双方呼び出して”君たちの何がダメなのか”という個人的性格の欠点を
そのまま伝えて「なおすよう」にと言うと、とうぜん自分を貫こうとする個人主義
の彼らとそのまま論争へ突入。
午前中に30分程度のが有って、午後は約1時間近くを母国語で抵抗してくる彼ら
を右から左へ粉砕。
ダンダンとエキサイトしてまるで映画見たいな口喧嘩同様にになるが、
事は”何が正しくて何が間違いか?”である以上、こちらは絶対に負けられない。
今日の予定は全て終了し、いったいどのくらいこうした時間を消費したろうか?
と考えるけど、いすに座ると疲れてぐて~となってしまう自分。
全行程の約半分を終了したけど、あと半分の期間にどれだけ彼ら自身の性格的欠点
を”彼ら自身に学ばせていけるか”ということで悩まねばならないわけです。
論理的、技術的なものはただそれだけでしかありませんが、それに対して若い彼ら
が自分の人間性を磨くきっかけ(自分の欠点を知る事)になるものは一生の財産と
なるからです。