午前中は自民党の拉致議連勉強会。特定失踪者問題調査会常務理事の三宅博先生にお越しいただいた。
横田めぐみさん拉致の半年前、東京都三鷹市の警備員、久米裕さん(当時52歳)が石川県の海岸から拉致された事件があり、石川県警はこの事件の際、久米さんを連れ出した犯人を逮捕して自白をさせておきながら、おそらくは警察庁(もしくは政府)の判断で無罪放免してしまったそうだ。
これが北朝鮮に対して、「日本政府は拉致に強い態度では臨んでこない」という“安心”を与えてしまったことが多くの拉致被害者を生むことになってしまった。
小泉首相が連れて帰った五人に対しても、しっかりとした事情聴取は行われていないようだと三宅先生はおっしゃっていた。
事件の全容解明と拉致被害者の解放のために、自民党府議団も頑張っていかなければならない。
午後は、総務・環境常任委員会があった。
◆府の委員会委員の人選に南北バランスを!
京都府の総合計画である『明日の京都』の進捗状況を評価する第三者委員会のメンバー表(21名+公募委員)を見て、「府北部在住者がほとんどいない」ことに気がついた。
それを質問したら、やはり1名(与謝野町)しかおられないということだった。
「府北部の現状を肌で分かっている人も委員に入るべきだ。府北部にも優秀な有識者はおられる」と要望し、「他の委員会の委員にもあまりにも北部在住者が少なすぎる」と指摘した。
「今後はこういう偏ったメンバーにならないように」というお願いをさせていただいた。
◆“節電”と共に“節約”も
また、府庁の節電対策で5,440万円という補正予算が計上され、下水道施設に発電機等を整備するという話だったが、これについて、「どの程度の電気代が浮くのか?」と聞いたら、「計算していない」ということだったので、「“節電”ばかりに気をとられて、“節約”を忘れてもらったら困る」というお願いをした。
「今回の整備は“緊急”を要する対策なので、費用のことはご理解いただきたい」ということだったが、「民間企業なら、こんな整備はできませんし、しませんよ」とお話した。
◆「京都府は遅い」を払拭してほしい
また、今回は議案にはなっていないが、【京都府環境影響評価条例】の改正についての報告事項があったので、「この改正をしたら、住民にはどういうメリットがあって、業者の側からするとどのくらい手続き期間が延びるのか?」と質問した。
「半年ほど期間が延びる」という回答だったので、「道路工事やいろいろな手続きや判断について、『京都府は遅い』という住民の皆さんの声を良く聞く。こういう条例改正も本当に必要なのか、十分考えて、むしろ手続きが簡素化され、スピードアップするようにしっかり検討して出してきてほしい」とお願いした。
他にも質問が多く、約4時間、18時半頃までかかった。
綾部に戻り、水源倶楽部の幹部会に出席した。今後の事業や総会のことなどについて、相談していただいた。