今日は議員団会議が14時からだったので、午前中は事務所で来客対応や書類整理、日程調整などをする。
14時半から、防災危機管理・地球温暖化対策特別委員会があった。
◆原発隣接地に《道路整備特別枠》を要望
「EPZを拡大したが、EPZの範囲内や周辺の道路・施設整備、橋脚補修などについて、通常の整備予算以外に、別枠の建設予算を設けるべきではないか」と質問した。
「専門家の意見を聞きながら、じっくり考えていきたい」という危機管理監の答弁だったので、「じっくり検討してもらうのは良いが、災害が起こってしまった後では遅い。早く検討して、来年度予算には反映するくらいのスピードでやってほしい」とお願いした。
◆風評被害の払拭のため、府北部を《医療特区》に!
「6月22日に山田知事と府下市町村長の連名で、国と関電に緊急要望をされた。この要望の中で『原発立地県と隣接県では、国の交付金などに大きな差があるが、隣接県も様々な防災上の整備が必要であり、同等の支援を求める』というものがある。この『差』というのはどのくらいあるのか?」と聞いた。
「詳しくは分からないが、同等になるようにと要望している」とのことだった。
「京都北部は今後、企業誘致や定住促進、観光、農林業など様々な点において、風評被害が出てくるだろう。これを払拭するためには、たとえば京都北部を【医療特区】にして大病院を建設し、この病院では健康保険外治療にも保険適用することにして、日本の先端医療を集めて世界の要人を患者に迎え入れるというようなことをして、安全だということをアピールをする必要があるのではないか」という提案もさせていただいた。
「そして、そのために必要な財源は、原発の電気で恩恵を受けている都市部からもらって然るべきだ。我々からすれば、都会は毎日が“お祭り”のようなもの。我々にも少しくらい、恩恵があっても良いはずだ」と主張した。
◆府北部に災害時に物資集積センターとなる《国際展示場》建設を!
また、「今回の震災で、京都府内からの支援物資の仕分けを向日町競輪場でされたそうだが、雨天でも仕分け作業ができる場所が京都府の北・中部にも必要。トラックが乗り入れできて、フォークリフトで積み下ろしができる場所を北・中部のどこかに建設してほしい。災害のないときは《インテックス大阪》のような国際展示場として活用すれば良いのではないか。北近畿にはこういった展示場がない。」という要望もさせていただいた。
「ぜひ来年度には、原発隣接地の京都北部への予算を増やして、北部の府民を安心させてほしい」と強くお願いをした。
委員会の管外視察では、8月に福島県へ行くことになった。