3日㈭、10時から「私市円山古墳まつり」に参加した。私市円山古墳は舞鶴若狭自動車道のトンネルを掘る際に発見された京都府で最大規模の円墳だ。その下の古墳広場では毎年、古墳まつりが開催されている。
コロナの影響で3年ぶりの開催となった今回は鼓響SAGAの太鼓演奏で始まり、西尾正昭実行委員長の挨拶の後、山崎善也市長の来賓挨拶、そして来賓紹介で今夏の市議選で初当選した後藤光市議と共に紹介していただいた。
その後、フラメンコ「リオ・デ・ユラ」の踊り、府立工業「マンボウジャスバンド」の演奏などが行われた。
マンボウジャズバンドはシュンメイ部長が曲紹介をするのかなと思っていたが、女の子二人が紹介していた。
天気に恵まれて、多くの人が来られていた。温二郎も野球部の同級生4人で自転車に乗って私市まで行くと言っていたが、会場では見当たらなかった。
次は「ふれあい牧場まつり」にも顔を出した。こちらも多くの車でごった返していた。
ふれあい牧場で光くんと昼ご飯を食べながら、「1期の議員は2期目の当選をするのが最大の仕事なので、そのために寸暇を惜しんで頑張らないといけない」という話をした。
午後は中丹文化会館にて、両丹ブロックの京都府立学校PTA指導者研修会が開催されていて、PTA会員として参加した。昨年はオンライン開催だったが、今年は通常開催となった。綾部高校PTAの村上章会長や役員の皆さんがホスト役を果たしておられた。
講演は「多文化共生社会で生きる子どもの育成」と題して、アフリカのマリ共和国出身で京都精華大学前学長のウスビ・サコさんがお話された。
アフリカから日本に来て戸惑った生活習慣や言語表現の違い、マリ共和国での子どもと家族、地域の関係のこと、ご自身の日本での子育ての経験などについて話をされた。
これからの日本は外国人労働者を受け入れずして、社会を成り立たせることができない。これまでの東アジア、東南アジアからの外国人労働者がこれからは中東、アフリカへと変わっていくだろうと思っている。東アジアの中国や東南アジアのベトナムなどはだんだん経済成長して日本に来るメリットが薄まっているからだ。
中東、アフリカはイスラム教徒が多い。サコさん自身もイスラム教徒であり、これからはイスラム教徒と日本社会がどう融合していくかが課題になってくるだろう。ドイツでは移民が増えすぎて、社会問題となり、「労働力だけが欲しかったのに人間がついてきた」と言われるようになったそうだ。
これからの時代を生きる子どもや若者達には、答えを見つける力よりも「問い」を立てる力、答えのない「問い」をどれだけ自らが立てて、論理的に説明する能力が必要な時代になっていくと述べられていた。せっかくの講演の参加人数が少なかったので、一般市民にも参加を呼びかければ良かったのにと感じた。
講演の後は綾部高校ダンス部の元気なダンスパフォーマンス披露がなされた。綾部高校普通科は中丹の公立高校では定員割れの高校も数多くある中、ダントツで志望者数が多い。管理教育ではなく、自由の中で自立心を育む、これからの「答えのない」時代を乗り切るパワーをつけるための教育が充実しているからだろう。
スポーツ総合専攻、農業科、園芸科、農芸化学科などは最近、定員に達しないこともあるので、普通科に加えて、そういった専門コースにも目を向けていただければと思っている。