7日㈪、9時半に南丹市園部町の京都府園部総合庁舎に集合し、監査委員としての現地調査に向かった。
最初は京丹波町の京都府立丹波自然運動公園の京都トレーニングセンターを視察した。きょうと地域連携交付金が運営費等に活用されている。
京丹波町の畠中源一町長が出迎えて下さった。畠中町長は同施設の指定管理者である公益財団法人京都府立丹波自然運動公園協力会の理事長もお務めになっている。
多くの専門スタッフを置いて、府民の健康増進だけでなくトップアスリートのトレーニングにも対応できる施設であることがよく分かった。高速道路で京都市内から1時間以内で来れる立地と利用料金が安く施設も混んでいないということがあり、京都市民も多く来ておられるということだった。
続いては、亀岡市宮前町猪倉の治山ダムを見学した。平成30年9月豪雨で山腹崩壊した箇所を順次、整備していっており、これでほぼ完成ということだった。
平成30年9月豪雨の記憶があまりないと思っていたら、綾部市はその年の7月豪雨で亡くなられた方もあり、大きな被害を受けた年でその復旧に意識がいっていたのだろう。9月には南丹管内が大きな豪雨被害を受けていたし、強風被害が京都市や山城管内でもあった年だったそうだ。
最後は亀岡市ひえ田野町の㈱京都佐伯の里(茨木儀一社長)を視察した。
令和元年に国営のほ場整備事業が完成した後、任意団体の佐伯農家組合を設立され、水稲、ハウス野菜の栽培に取り組まれたそうだ。
令和4年3月に法人化され、5年6月に農産物直売所「京都佐伯の里」をオープンされた。京都府からはパイプハウス、田植え機、コンバイン等への補助を行っている。
新米の売り先はすでに全て決まっているとおっしゃっていた。ハウス野菜は「ふるさと納税」の返礼品にもなっていて、販売は好調だそうだ。新規就農者の受け入れにも取り組み、ここ数年で2人の40代の就農者が増えたとのことだった。
京丹後市のフルーツもたくさん販売されていた。もちろん、丹波栗も。
午後は亀岡市の南丹広域振興局にて、部局ごとの審査を行い、私は建設部への質問を担当した。
国道423号法貴バイパスの全体事業費が42億円から83億円と倍増したことの原因、府道綾部宮島線肱谷バイパスの進捗状況、原発避難路予算の獲得を南丹広域振興局や建設交通部から国や関西電力にもっと要求し、主要地方道綾部美山線(洞峠開通)などの住民の悲願実現を目指してほしいということなどを質問や要望した。
亀岡市内の桂川の霞提を一部かさ上げしているが、今後の見通し、園部川の防災対策についても聴き、私が求めている「公契約大綱の見直し」について、南丹管内の建設業者の状況についてもお聴きした。