ハマスは支持しないが、軍事強国、イスラエル政府のやり方はもっと嫌いだ。イスラエルがパレスチナにどんなひどいことをしてきたか、ずっと中東の歴史は読んできて知っている。
衝突が起きれば必ず死傷者が出る。しかも市民、特に、女子供に。これがつらい。
私は長いこと、パレスチナのオリーブオイルを使っている。イスラエルにいるパレスチナ人は2級市民と差別され、農家には水の割り当てがない。だから水を使うの農作物は作れない。水がなくて育つオリーブが彼らの主要作物だ。機械化はされていないのでオリーブの実は手摘み、昔ながらの上から圧力をかけオリーブを絞っている。機械化ができないので、ありがたいことに、私たち消費者はいい製品を手に入れているわけだ。でもオリーブを栽培できるのもイスラエルの心ある市民たちが力を貸してくれて出来ているものだ。農地は市民が借り受け、それをパレスチナ人に貸し与えているのだ。 市民はリベラルな、いい人たちも当然いる。
ずいぶん昔になるが、ヨルダンのアカバ湾からすぐ目の前に見えるのがイスラエルのエラート、そしてちょっと先がエジプト、山向こうはサウジアラビア。平面の地図だ広々しているが、中東諸国は隣接した国々だと実感したのだった。