太陽がずれていくから、毎日同じではないけど、モルゲンロートを楽しんでいる。
毎朝5時には起き出し、朝の紅茶を飲みながら、駅裏のモルゲンロートを眺めている。ある家の窓に光が差し、駅裏全体が赤く染まる。それも素敵だが、私にはもう一つ楽しみがある。それは車体を赤く染めながら走っていく列車を見るのがたのしみなのだ。車体を赤く染めて走る電車にはなかなか遭遇できないが、それでも詰まらなそうな顔をして走っていく電車が、光を受けて嬉々として走っていくのを見ると、こちらもうれしくなる。思わず「行ってらっしゃ~い!」と声をあげて、手をふる。時刻表は覚えてしまったが、貨物列車が赤くなりながら走っていくのは見かける。どこまで行くのかな?
朝から韓国ニュースがいっぱい。自分の国の閣僚の姿も名前もわからいのだから、お隣の閣僚のことなんかもっと知らない。
韓国の大統領、やさしそうな顔してたけど、独裁者で,ひどかったそうだ。失脚して当然。
独裁者といえば、シリアのアサド大統領が、ロシアに亡命したと今朝のニュースで伝えていた。まだ居座っていたんだ。
50年もの長きにわたってシリアが独裁されていたと民衆が騒いでいたが、アサド家の1代2代はエジプトだったかな、からの独立に力を注いだ。一代が亡くなり、政治家として育てられた2代も、事故で無くなり、政治音痴のこの人が継いだのだった。お医者さんだったかなぁ、よく覚えていないけど。冷たい顔をした、好きになれそうもないタイプだった。偶然空港であったことがある。
そのころシリアを歩ていたから、アレッポとかハマといった地名は懐かしい。それにしても民衆は銃を空に向かって打ち鳴らしていた。男ばかり。熱しやすく冷めやすい。先のことなんか知らない男たち。
こんな光景、どっかでも見ているなぁ。どだったかな?アフガンだったかな?
思い出したよ、空砲を打ち鳴らしていたのはアテネだった。シンタクマって言ったかな、市内の中心的な広場。だからその近くの良いホテルに泊まっていたんだ。
夜中、と言っても明け方、いつものようにテレビを見ていたら、いきなり韓国大統領が、戒厳令を発令した。すわ、なにごと!北朝鮮と交戦したとか。
こういう突拍子もないことを、いきなり発表するのは韓国らしいと言えばいえるけど、何があったんだろう。戒厳令はほどなく撤廃されたけど、きになって韓国ニュースを追いかけてしまった。そのせいかNHKのBSに韓国テレビが入るようになってしまった。でもハングルは読めない。昔、ハングルを勉強したことがあった。で、読めるようにはなっていたのだが、今はすべて忘却のかなた。日本語だってまともじゃないんだから、外国語を忘れても当然って、居直っている。
これからのこともあるが、なんで戒厳令なんて突拍子もないことしたのかな、大統領の政治生命は終わりだよ、それをかけてもまで。
戒厳令と言ったら私には戦争を思い出させる。軍が政府を掌握する、恐ろしいことだ。
思い出したよ、光州事件。いつだったかな。軍が光州の民衆に銃を向け、大勢の若者が殺された。光州から若者の若者の姿がけ消え、人口も少なくなった、という。
光州は韓国だよ、金大中氏がここら辺から出てきたね。