太陽がずれていくから、毎日同じではないけど、モルゲンロートを楽しんでいる。
毎朝5時には起き出し、朝の紅茶を飲みながら、駅裏のモルゲンロートを眺めている。ある家の窓に光が差し、駅裏全体が赤く染まる。それも素敵だが、私にはもう一つ楽しみがある。それは車体を赤く染めながら走っていく列車を見るのがたのしみなのだ。車体を赤く染めて走る電車にはなかなか遭遇できないが、それでも詰まらなそうな顔をして走っていく電車が、光を受けて嬉々として走っていくのを見ると、こちらもうれしくなる。思わず「行ってらっしゃ~い!」と声をあげて、手をふる。時刻表は覚えてしまったが、貨物列車が赤くなりながら走っていくのは見かける。どこまで行くのかな?