初めての経験、なんて言ってもたいしたことではないが、秋に行く恒例の旅行の航空券をネットで購入した。予約はすでにしておいたが、6月1日、9時半発売なのでスタンバイして待っていた。9時半、きっかりに始めたのだが、なんせ初めて、もたもたしているうちに、帰りの席は狙っていた席が取れなかった。往きはJ席だから、後でもよかったものを、律儀に往き分から座席を指定していた。帰りは普通席なので、遅れをとってしまったようだ。
一列だけ空いていたので、6人分、そこをとった。そこが空いていたと言うと、papasanが翼の上じゃないの？と言った。そうかもしれない。そこで調べると、はたして翼の始まりの部分だった。やっぱりね～、帰りは寝てくるからいいとしようと、負け惜しみを言った。
6月4日、陶芸の初日なので用事がたくさんある。7月の申し込みをするのでカレンダーを見て気がついた。今年の海の日は15日。
頭はハッピーサンディーが始まる前の認識なので、カレンダーを見ながら、20日近辺の海の日を探したがない。えっ、このカレンダー、海の日が載っていないのかも、と言いながら、上の方を見ると15日に海の日と小さく書かれているのを見つけた。
鶏に占拠されているオープンスペースを少しばかり片付けた。息子も手伝ってくれ、可燃、不燃、と仕分けした。大きなゴミ袋に３個、可燃が出た。とにかく、疲れた。今日、それを出してきた。日頃使わない筋肉を使ったのだろう、体が痛い。
古いソフトが山のように出てきた。ゲームソフトも多い。未だ封を切ってないソフトもある。みんな捨てた。捨てながら、ずいぶんお金つぎ込んでいるなぁ、と我ながら呆れている。
冷蔵庫の掃除をした時、奥の方にドライカシスを見つけた。捨ててしまおうかとも思ったが、ドライカシスはいい値段、もったいない。そこで瓶に入れ、ブランデーをかけておいた。しばらくしてみると、鮮やかな、紫紅色の液体があった。リキュールにしようとグラニュー糖を入れ、もう少しブランデーを足した。そのリキュールがきれいな色なので、この色を利用して、なにかケーキを作ろうと思い立った。
そこで思いついたのが、ヨーグルトババロア。ヨーグルトに缶詰の桃をカッターにかけペースト状にして加え、糖分はヨーグルトについてくるフロストシュガーを5袋（４０ｇ）と缶詰のジュース、そしてカシスを色づけに入れた。桃のリキュールももちろん入れた。桃を少し賽の目に切って、食感をえるために入れた。カシスは入れたときは鮮やかだが、やがて紫になった。ブルーベリーと変わらない。軽くするために、メレンゲを入れた。やさしい藤色だけじゃ～、面白みがない。そこでババロアが固まったところで、スパイダル模様をつけ、上に缶詰の汁にワインとカシスで色付けした、ゼリー液を渦巻きが生きるように、流した。すると渦巻き模様をつけた時にはみ出したババロアが、ゼリー液の中にぼろのように浮いてでてしまった。下にスポンジを敷いて、ブランディのシロップをしみこませたのだ。
でも味はとても美味しかった。上が紫系統なのに、下のスポンジの黄色が気にかかる。ブルーベリー酒か、カシスのシロップを含ませた方がいい。これは定番に発展できそうだ。
2回目、今度は桃の代わりに、ワインで煮て冷凍しておいたラフランス使った。
ババロアにはカシスとウイリアム。スポンジにはブルーベリー酒のシロップ割をしみこませた。大人向けの一品になった。
3回目、同じく冷凍しておいたワイン煮のリンゴをつかった。お酒はカルバドス。リンゴもラフランスも去年、作って冷凍しておいたものだ。
スパイダルにするとぼろが出るので、止めようかとも思ったが、赤ワインを透かして見える渦巻きは奇麗だ。そこでゼリー液を少し表面に流し、これが固まってから、残りの液を流した。バンザイ！ぼろは出て来ない。渦巻き模様も透けて見える。なんとか定番にできそうだ。
